
ライブを観にいくといつも思うんですが、曲って生ものなんで、どんなに昔いい演奏してても今やると最高か最悪かのどちらかしかないな・・なんてね。
やっぱり常に新しい状況のなかで皆さん演奏されてるわけで、取り巻く状況は刻一刻変ってるんですよね。
・・だから、昔の音ばかり聴いてないで今出してる新鮮な音をもっと聴かなきゃ。
というわけで、またまた話題の新譜をチェックしましょう・・我ながらなんか言い訳がましいなあ。(笑)
今日は日本人化計画も着々進行中のギタリスト、マーティ・フリードマンの6枚目ソロ作です。
実は、私それほど彼のプレイを好きでもなかったんですね・・どっちかつうと見くびってたかもしれません。
たまたまこの新譜と前の作品‘Music For Speeding’を続けて聴くことになり・・見事ノックアウトされました。
こんなにすばらしいギタリスト・・というより音楽家だったんだと、改めて見直した次第です。(笑)

この盤はSteve VaiやJohn Petrucciが参加してるんでぜひとも聴いておかねばと、マーティのプレイにはあまり期待していなかったのが良かったのかな。
‘ゲストが、かすんでるじゃん!’って思わずつぶやいてしまいましたよ。(笑)
ちなみにパーソネルは、西田竜一(d:#1,2,3,4,6,10)、VaiバンドのJeremy Colson(d:#5,7,8,11)、向山テツ(d:#9)、あのBilly Sheehan(b:#1,4)、最近目立つMasaki(b:#2,3,5,7)、Ikuo(b:#11)、そしてなぜか元JapanのMick Karn(b:#10)といったリズム隊の面々。マーティは自分でも残りのベースを弾いてます。
そしてソリストでは、あのSteve Vai師(g:#8)、DreamTheaterのJohn Petrucci(g:#3)、北欧のマジシャンJens Johanssen(keys:#6)その他です。
音はなんせ重い!すごいです・・音の塊みたい。
最近、インタビュー記事をあちこちで見かけますが、本人もとにかくメリハリを重視した最高に激しい作品を目指したそうです。
#1.Elixir(エレキシル):
速い速い・・第1印象は速さです。そして重さ・・この西田竜一って人は良く知りませんがマーティーのお気に入りだそうで、日本人離れしたヘビーなグルーブを感じますね。
まさにヘビメタ歌謡・・Billy Sheehanの参加した意味があまりなさそうだけどね・・。
#2.Street Demon(Santa Rosa Wrecking Crew Mix):
イントロはもろパンク・・メロはバブルガム・ポップ・・ブリッジはメタリカ!
凄く無理がありそうなパッチワークだけど、妙にフィットしてます・・以降、どうも同じようなコンセプトらしいことに気がつきます。
#3.Black Orchid:
テーマのメロはZiggyやAction!とかみたいな・・ブリッジは、Oh!Dream Theaterですな・・やはりJohnPetrucciの参加は、かなりの刺激になったようです。
丁度G3で来日した折に録ったそうです。
一応Johnが弾いてる部分の時間がクレジットされてますが、聴けばすぐ分ります・・むしろ後半のツインギターでのハモリがすごい!
#4.Paradise Express:
マーティはとにかく色んな要素を詰め込もうとしてます・・Big Countryまで出てきたぞ。
Billy Sheehanのすごく抑えたプレイが効いてて、コロコロ展開が変りながらもビシッと筋が1本通ってるのがよく分かります。
これもツインGのハモリが美しいです。
#5.世界に一つだけの花:
そう、あのメガヒット曲です・・元曲とテンポはほとんど同じながらめちゃハード!
私のCDには普段無関心なうちのチビ(小5)が、聴いてる私の横に来て‘これ「世界に~」やんな?けっこういいんとちゃう~!’なんて嬉しそうに聴いてました。
子供でも分るなんて、やっぱいい曲だったんですね。(感)
#6.Glycerine Flesh:
アコギを効果的に使いながらヘビーな、ちょっとベタですが何ともいえない雰囲気が私好みです・・一押しかも。(笑)
欧州ツアー中のJens Johanssenが半ば強引に(笑)送ってきたらしいチープな音色のソロとマーティのGとのカラミはミックスの妙とはいえさすがですね。
これはほんといい曲だと思います。
#7.Stigmata★Addiction:
ミドルテンポでドゥームな・・多分一番ヘビーな曲・・マーティが刻むギターのカッティングがすごい!
ザクザクエッジがたっててマッチョ・・ちょっとイメージ変りました。
Jeremy ColsonとMasakiのリズムセクションはさながら重戦車のよう。
7弦ギターは初めて試したようですが、DreamTheaterみたいです・・でも途中で演歌が入ってるし(笑)。
#8.Viper:
Steve Vai師に送ってもらったテイクをちょっと分解して使ったそうですが、うまくまとまってますね。
マーティはアーミングやワーミー・ペダルなどは一切使わないのを良しとしてる、ちょっと古風なところがあるんですが、それらを武器に操るVai師とのケミストリーを期待したそうですね。
Vai師的にはあっさり目のプレイで終わらせてますが、マーティは頑張ってます・・全然負けてません。
Jeremyのドラムも重い!
#9.雑音(ノイズ)の雨(Static Rain):
初回盤では限定でキリト(元PIERROT)のボーカルバージョンが入ってるそうですが、手違いで通常版を買っちゃったので・・インストバージョンしか聴いてません。
まあ、アレンジもこのままでは歌が死んじゃうんで、多分別物と考えるべきなんでしょう・・これはこれでカッコいいです。ドラマーは向山テツ。
#10.Coloreas Mi Vida:
お姉ちゃん(Geri Soriano-Lightwood)のワンポイント・ヴォイスが効果的なバラード・・しかもハードなアレンジなのに、妙にしっとりしたギターで歌い上げるきれいな曲です。
Mick Karn(b)がキプロス島から音源を送ってくれたそうです。
#11.Devil Take Tomorrow:
この曲のギターを聴けば、マーティがどれほどトーンに気を使ってるかが良く分ります。
ベースはIkuoって方です。
ほんとに鬼気迫るようなバラードで締めくくり・・最後の余韻が冗談抜きですごいです・・これはすごい・・。
‘ゲームミュージックみたい’・・最初聴いた時はそう感じました。
でも、‘Music For Speeding’を聴いてからもう一度聴きなおすと、全然印象が変るんですよね・・確実に進化してます。
余裕のある方は‘Music~’も同時に聴くことをお勧めします・・いつかまたレビューするかもね。カッコいいんですよほんと。

米国ではFavoredNationsから出てる模様。これは国内版です・・参考まで!
やはり新作もマメにチェックしないとだめですね。
このLoudspeaker、とにかく聴けば聴くほど味が出てきます・・元気も出てきます!お勧めです!(笑)
やっぱり常に新しい状況のなかで皆さん演奏されてるわけで、取り巻く状況は刻一刻変ってるんですよね。
・・だから、昔の音ばかり聴いてないで今出してる新鮮な音をもっと聴かなきゃ。
というわけで、またまた話題の新譜をチェックしましょう・・我ながらなんか言い訳がましいなあ。(笑)
今日は日本人化計画も着々進行中のギタリスト、マーティ・フリードマンの6枚目ソロ作です。
実は、私それほど彼のプレイを好きでもなかったんですね・・どっちかつうと見くびってたかもしれません。
たまたまこの新譜と前の作品‘Music For Speeding’を続けて聴くことになり・・見事ノックアウトされました。
こんなにすばらしいギタリスト・・というより音楽家だったんだと、改めて見直した次第です。(笑)

この盤はSteve VaiやJohn Petrucciが参加してるんでぜひとも聴いておかねばと、マーティのプレイにはあまり期待していなかったのが良かったのかな。
‘ゲストが、かすんでるじゃん!’って思わずつぶやいてしまいましたよ。(笑)
ちなみにパーソネルは、西田竜一(d:#1,2,3,4,6,10)、VaiバンドのJeremy Colson(d:#5,7,8,11)、向山テツ(d:#9)、あのBilly Sheehan(b:#1,4)、最近目立つMasaki(b:#2,3,5,7)、Ikuo(b:#11)、そしてなぜか元JapanのMick Karn(b:#10)といったリズム隊の面々。マーティは自分でも残りのベースを弾いてます。
そしてソリストでは、あのSteve Vai師(g:#8)、DreamTheaterのJohn Petrucci(g:#3)、北欧のマジシャンJens Johanssen(keys:#6)その他です。
音はなんせ重い!すごいです・・音の塊みたい。
最近、インタビュー記事をあちこちで見かけますが、本人もとにかくメリハリを重視した最高に激しい作品を目指したそうです。
#1.Elixir(エレキシル):
速い速い・・第1印象は速さです。そして重さ・・この西田竜一って人は良く知りませんがマーティーのお気に入りだそうで、日本人離れしたヘビーなグルーブを感じますね。
まさにヘビメタ歌謡・・Billy Sheehanの参加した意味があまりなさそうだけどね・・。
#2.Street Demon(Santa Rosa Wrecking Crew Mix):
イントロはもろパンク・・メロはバブルガム・ポップ・・ブリッジはメタリカ!
凄く無理がありそうなパッチワークだけど、妙にフィットしてます・・以降、どうも同じようなコンセプトらしいことに気がつきます。
#3.Black Orchid:
テーマのメロはZiggyやAction!とかみたいな・・ブリッジは、Oh!Dream Theaterですな・・やはりJohnPetrucciの参加は、かなりの刺激になったようです。
丁度G3で来日した折に録ったそうです。
一応Johnが弾いてる部分の時間がクレジットされてますが、聴けばすぐ分ります・・むしろ後半のツインギターでのハモリがすごい!
#4.Paradise Express:
マーティはとにかく色んな要素を詰め込もうとしてます・・Big Countryまで出てきたぞ。
Billy Sheehanのすごく抑えたプレイが効いてて、コロコロ展開が変りながらもビシッと筋が1本通ってるのがよく分かります。
これもツインGのハモリが美しいです。
#5.世界に一つだけの花:
そう、あのメガヒット曲です・・元曲とテンポはほとんど同じながらめちゃハード!
私のCDには普段無関心なうちのチビ(小5)が、聴いてる私の横に来て‘これ「世界に~」やんな?けっこういいんとちゃう~!’なんて嬉しそうに聴いてました。
子供でも分るなんて、やっぱいい曲だったんですね。(感)
#6.Glycerine Flesh:
アコギを効果的に使いながらヘビーな、ちょっとベタですが何ともいえない雰囲気が私好みです・・一押しかも。(笑)
欧州ツアー中のJens Johanssenが半ば強引に(笑)送ってきたらしいチープな音色のソロとマーティのGとのカラミはミックスの妙とはいえさすがですね。
これはほんといい曲だと思います。
#7.Stigmata★Addiction:
ミドルテンポでドゥームな・・多分一番ヘビーな曲・・マーティが刻むギターのカッティングがすごい!
ザクザクエッジがたっててマッチョ・・ちょっとイメージ変りました。
Jeremy ColsonとMasakiのリズムセクションはさながら重戦車のよう。
7弦ギターは初めて試したようですが、DreamTheaterみたいです・・でも途中で演歌が入ってるし(笑)。
#8.Viper:
Steve Vai師に送ってもらったテイクをちょっと分解して使ったそうですが、うまくまとまってますね。
マーティはアーミングやワーミー・ペダルなどは一切使わないのを良しとしてる、ちょっと古風なところがあるんですが、それらを武器に操るVai師とのケミストリーを期待したそうですね。
Vai師的にはあっさり目のプレイで終わらせてますが、マーティは頑張ってます・・全然負けてません。
Jeremyのドラムも重い!
#9.雑音(ノイズ)の雨(Static Rain):
初回盤では限定でキリト(元PIERROT)のボーカルバージョンが入ってるそうですが、手違いで通常版を買っちゃったので・・インストバージョンしか聴いてません。
まあ、アレンジもこのままでは歌が死んじゃうんで、多分別物と考えるべきなんでしょう・・これはこれでカッコいいです。ドラマーは向山テツ。
#10.Coloreas Mi Vida:
お姉ちゃん(Geri Soriano-Lightwood)のワンポイント・ヴォイスが効果的なバラード・・しかもハードなアレンジなのに、妙にしっとりしたギターで歌い上げるきれいな曲です。
Mick Karn(b)がキプロス島から音源を送ってくれたそうです。
#11.Devil Take Tomorrow:
この曲のギターを聴けば、マーティがどれほどトーンに気を使ってるかが良く分ります。
ベースはIkuoって方です。
ほんとに鬼気迫るようなバラードで締めくくり・・最後の余韻が冗談抜きですごいです・・これはすごい・・。
‘ゲームミュージックみたい’・・最初聴いた時はそう感じました。
でも、‘Music For Speeding’を聴いてからもう一度聴きなおすと、全然印象が変るんですよね・・確実に進化してます。
余裕のある方は‘Music~’も同時に聴くことをお勧めします・・いつかまたレビューするかもね。カッコいいんですよほんと。

米国ではFavoredNationsから出てる模様。これは国内版です・・参考まで!
やはり新作もマメにチェックしないとだめですね。
このLoudspeaker、とにかく聴けば聴くほど味が出てきます・・元気も出てきます!お勧めです!(笑)
しかもしかも、、、イチ押しまで全くおんなじっす(笑)
マーティーはかなり昔から大好きなんですけど、前作(打ち込みなイメージだったもので)のみノーチェックなんでちょっと反省しました、聴いてみますです。
TBもさせてもらいますね。
タイムリーでしたね・・一押しも同じなんておもしろいな。(笑)
たまには私の記事もお役にたてれたようでうれしいです。
Music~はかなりストレートで、本作より耳障りはいいかもしれないです。
とにかくグルーブがすごいんで、気に入って頂けると信じてお勧めします。(笑)
Mick Karnは私の大好きな2大セクシーベーシストの一人です。(もう一人は細野晴臣さん。ということでセクシーなのはルックスではなくあくまでも"音"です。)Billy Sheehanはかぶりつきで観られる機会があったにもかかわらず、あまりの会場の寒さのせいで音だけ聴く羽目に。撮った写真はブレブレでした。次がKeith Emersonの出番でしたのでNiacinのサインをもらいに行く精神的余裕はありませんでした。今思おうと惜しいことをしました。
Martyの人脈ってすごいですね。
セクシーなベーストーンならルックスは別としてピノ・パラディーノはどうでしょうか?
・・マーティの人脈もすごいけど、一番凄いのは、みゆぴかさん本人かも。(笑)
教授の『Beauty』というアルバムの2曲目は彼のベースだったんですね。知らずに聴いておりました。
リッケンバッカーのゴリゴリしたベースもいいですが、フレットレスベースの色っぽいサウンドが一番好きです。
最近はWhoの準メンバーとして活躍中・・よろしく!