絵、大好き・Yoh-Mのブログ

ジャズ聴きながら絵を描くYoh-Mが、自身の頭の整理の為に書くブログです。

若者に重要な事。

2010年11月28日 | 窓の外

最近、若い人達に社会通念の欠如を感じます。

PC、ネット、携帯等の発達から更に政治が仕組んだ世界経済のグローバル化。

これらの科学発達が大きな要因である事は疑う余地もありませんが、

一番の欠如は・・・『家庭教育』。

かく言う私に資格はないのかも知れないが、現在大人と言われる人達は、自信を持って若い人に意見を言えるだろうか?  甚だ疑問である。

まず、政治と社会面から見ると・・・

若い人達は60年安保闘争。70年安保闘争。といった戦後社会の大きな転機、当時の政治運動を知らない。

その闘争は次第に激しさが加わり、赤軍派→よど号乗っ取り→テルアビブ空港乱射事件という風に、体制批判が社会破壊に変貌し終焉を迎えた訳だが、現在も、拉致問題という大きな負の部分が解決されていない。

この赤軍派は革マル派といわれる過激セクトを飛び出した超過激な社会破壊主義者達の集まりであった。そして、彼等の家庭を振り返ると・・・教師の家が多かった。

この実態を語る人はいないが、戦後日教組運動に大きな間違いがあったのだろう。

革マルの名前は・・マルクス主義を革命的に起こそう。との考えからきている。

古くからの日本伝統が持っていた優れた家族主義、社会倫理観を、偏向した考え方に踊らされた集団が壊していったのだろう。暴力集団も生まれたし、この事実は認めなくてはいけない。

ひるがえって現在を見ると、

現民主党内には、この革マル派に通じた議員がいたり、残党組織と云うべきJR総連より資金提供を受けてる議員がいたり、相変わらず日教組を始めとした組合組織の資金、票頼み議員が多いのは大きな矛盾だ。

政権幹部の数人はいわゆる左派と極左派がいる故、当然の如く、今回の尖閣問題対応に対しても中国寄りだ。結果的に、昔からの伝統と社会倫理観を破棄しようした運動の60年、70年安保闘争時代の理論で、政治を司っているとしか思えないような発言が・・メディアを騒がしている。

『暴力装置』という言葉は、レーニンが軍隊、警察組織を革命に際して使ったカビの生えた言葉だ。そんな言葉を現代で使う呆れた人間が政権にいる以上、若い人にこの就職難時代・伝える言葉が見つからない。

政治を不毛のものにしている議員達、そして、日本社会はより殺伐となっており、国籍を持たない中国人、朝鮮人への優遇政策のみが際立つ。

それは、倫理的、論理的に考えても大変におかしな国家政策である。

経済面をみると、

フリードマンが提唱した『新自由主義』『金融優先主義』がヨーロッパ連合結成運動と重なるようにして波及し、各国の抱える問題を無視した形で・・金銭崇拝が起きています。

日本では、フリードマンに影響を受けた竹中元金融庁々官、彼に同調した小泉元首相によって、大企業優先政策、国民財産の一部企業への売却等の失策。

挙句に、年金等の資産運用には外国企業が半数以上。と恐ろしい状況は現在も続いている。グローバル化の美名の下に行われた日本社会変革は真に失敗だったのです。

ユーロ圏では、財政破綻が相次ぎ、今後は世界経済の火薬庫になりそうな状態です。

更に憂うことは、

何処の国の内情をみても、環境問題と併せ、雇用が重大な問題となっていることです。

グローバル化は一握りの金持ち優遇政策であり、いずこの国も相反するように重大な内政問題、財政問題を抱える。朝鮮半島では既にドンパチ始まっています。

日本では、終身雇用の破壊によって就職難、過疎地化。一次産業への無理解から社会基盤の破壊へと・・重症状況です。あげくに財政赤字は900兆円です。

又、新自由主義・グローバル化の難問は、金融商品に限らず、土地、環境等においても証券化を計る拝金主義であり、国の社会基盤に対して、政治が責任を負わない。という恐ろしさです。

そんな時代であるから、若い人達に社会通念の欠如を感じるのも無理はない。

又、家族崩壊にも驚かなくなっている。

では、『今後に、重要な事』については次のように考える。

この時代、人間にとって平等な事とは何でしょう。選挙権を持っていても投票先が事実上ないに等しいでは、平等はない。民主主義という言葉のむなしさである。

本来は『生きる権利』が一番大切な権利な筈である。が、現段階で「生きる権利」は無視されている。責任はグローバル化を推し進めた政治家達とグローバル化によって利益を得る企業にある。

例として上げれば、

キャノンの創業家出身・御手洗氏は、臨時雇用の名で長年勤務した人達を平気で解雇し、カメレオンの如く、人件費だけが安い海外へ工場を移転させている。又、海外賃金が高くなると見込めば、日本の閉鎖した工場を再起動させる動きを見せている。

このキャノン・御手洗氏に見られる『拝金主義』を竹中、小泉路線が背中を押してきて今日の日本経済閉塞感に繫がっているのは、大きな負の原因の一つだ。

故に、これからの時代、

個人能力が頼りであり、協調を求め歩調を合わせ生きて行く為には、近代歴史を少し勉強する必要が有り、従来の意識を共有する人のみが友人となるであろう。それは、企業人として生きる人間にも・・当然の重要課題となるはずだ。

同様な考えの友人の輪が大きくなればなるほど、社会的には優遇され、優遇する立場になり、社会を考え、変えられる人間へ成長するのだろう。

但し、私の言う事は、組合活動を意味していない。組合活動は既に御用聞き組合か又は賃金闘争のみの組織に堕落しているからである。

働く意味と喜びを得るためには、自らの能力をもって羽ばたく事だ。

私は、無力な若者に期待しない。又、権利ばかりを主張する年寄りをも馬鹿にしている。

これからの時代、年金、組合など70歳以上の人間達が食い荒らしてきた組織を見捨て、意地で社会を生き抜くのみだ。人口の少ないスウェーデンのような社会でさへ、年金問題は山積だ。日本の将来に・・福祉の灯りは見えない。

つまるところ、努力なしには良い生活、良い世の中は作れない。ということになる。

ライバルは周りの日本人ではなく、海を越えた同世代の人間達である。

そんな風に考えれば

仕事に対する考え方も自ずと決まってくる。個性がなければハジキ飛ばされるだけだ。

商売相手は日本人だけではないのである。

個々の商売は・・個々で考えよ。である。

サッカー小僧として楽しむのも良いが将来への設計を常に持って頂きたい。

今日は、こんなとり止めもない事柄を書きました。

読みにくい文章についてはお許し下さい。

・・・では。

     

             2010.11.28

                     Yoh-M.

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麻生三郎展・・近美にて

2010年11月26日 | アート・文化

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このところ、野暮用を含め忙しくもあり多忙を極めた。


という事で、近美で「麻生三郎」展をみてきた。

30数年前、都美術館での大展覧会でみかん箱に座り、二人して茶碗酒で語った事が思い出される。親爺と同じ歳故、いろいろな面で教えて頂いた作家です。

今回、改めて麻生さんの若き頃の自画像を見た。やはり良い。

更に、60年安保で亡くなられた樺美智子さんへのオマージュ『横たわる人』は圧巻であった。

今朝、私の35歳当時の自画像を引っ張り出してみた処、
実に影響を受けていた事を今更ながらに感慨深かったです。

こういう作家は今後出ないと信じている私ですが、会場へ訪れている人は少ない。が、ヨーロッパ系の人達が半数もいたことには驚きでした。
日本の若い人達にもっともっと見て頂きたい重要な作家だから。

私は、
私の爺様によく似た風貌の金山平三さん。
親爺と同じ歳の麻生さん。 そして、兄貴分の福本章さんと恩師・市川正三の4人の影響をもろに受けている。

夫々の時代背景が余りにも違うから作風も皆対極にあるから面白い。反面、私は悩み深き絵描きである。


近美での麻生展をみてから常設展へ。

正直、すでに剥離等が起きている酷い作品をも見せられて疲れた。額縁も作品とマッチしないものが多く、日本を代表する美術館として恥ずかしい思いがした。

ま、いずれにしても『麻生三郎展』。

素晴らしいです。12月19日まで、来年は京都、愛知美術館と巡回しますのでご覧になることをお奨めします。

              2010.11.26

                     Yoh-M.

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社会基盤の崩壊。

2010年11月26日 | インポート

難しい時代に突入した。

私の関係する業界に、建築・建材業界がある。

この業界は衣食住の『住』の部分を担う重要な産業である。

この業界を通して近い将来、「目の当たりにする驚くべき現実」が、皆さんの前に展開される事を、ここにお伝えしておきます。

まず、私が30年近くも前に決断した仕事に関係します。

独立して現在は絵画並びに額縁販売の商売を始めた私ですが、父親は板ガラス工事・販売業を営んでおりました。

この仕事によって育てられましたから、私も父の衰えを見るに至り、双方の仕事を経営する立場になりました。が、自身が起こし現在も続ける仕事と、二つを両立させるのは大変な作業でしたので、番頭さんに独立を促し役員として参加する立場で、今日まで送って来ました。

この板ガラス工事・販売業界に大激震です。

ご存知の如く、板ガラスを生産する設備は容易な規模ではなく、いわゆる、国策企業として「旭硝子」「日本板硝子」がガラス生産を担っており、現在も世界的な技術で海外でも圧倒的なシェアーを誇っています。

膨大な設備投資と技術力を必要とするため、新規参入がない産業と思われて良いでしょう。

その為、日本においての板ガラス商品販売ルートは、

メーカー →問屋→小売店 と実にクリアーになっています。それも旭ガラス系列、日本板硝子系列。と、はっきり色分けされて来ました。

サッシ業界という建築に欠かせない業界へのガラス提供も、板ガラス小売店から納入。というほど厳しく系列化は保たれて来ました。

更に昔に遡るほど、ガラスデザインは豊富で和風建築の雪見障子などにも洒落たガラスが使われていましたが、最近は、デザインは僅かで透明ガラスに擦りガラス。そして型ガラスのみになっています。

プレハブメーカー商品が家屋新築の主流をなしてきた今日。

価格競争は激烈さをおび、小人数ガラス小売店は次第に消えて行き、マンション等の大規模建築ガラス工事は、問屋が工事部を持つことで代行し、建築界は成り立っています。

ここで、ショッキングな話です。

大手問屋は、各県において大よそ、旭ガラス系列x2社、日本板硝子系列x1社。

こんな割合で決まっていましたが、これらの問屋工事部が県を越えて、大手建築業者、プレハブ会社に価格の叩かれ通しで悲鳴を上げていました。

旭硝子、日本板硝子からのガラス価格は1円も変動がありません。扱い量で若干の価格差が出る、いわば独占価格です。

この部分は社会基盤上、公正取引委員会も立ち入り出来ない重要産業な訳です。

が、

下の方では激烈なる値引き競争。

硝子問屋と言えば、地方の名士の代名詞。その位、格のあった会社が自由競争の名の下に、値引き競争から倒産が目立つようになりました。

私が役員する工事店は旭硝子系列。

静岡では、と言うより、全国でも有名な「村上開明堂」傘下のガラス建材店です。会長も社長も懇意なこの会社は今は豊田系列で、車関係のミラー製作で東京・名古屋でも上場している会社。

この実力ある会社が、本業であった筈の板ガラス部門での赤字に到々我慢がならず、『撤退』。

さてさて、どう云う事が皆さんに待ち受けているかと言うと;

今後、硝子修理をする店なり会社がなくなった。と言うことです。

村上開明堂さん以外にも問屋さんはありますが、こちらは、マンション等の大きな仕事で手一杯。一般家庭、会社のガラス修理まで手が廻りません。

・旭硝子、日本板硝子共に、日本建築向けガラスについては生産の縮小。

2mm厚ガラスは長めのサイズと太目のサイズ2種類を生産していました。が、本年より、長めの4尺x2尺というガラス生産は中止しました。つまり、洒落た木造建築でのガラス修理、額縁へ使用する長めのガラスが・・我々の手に入らなくなった。

と言うことです。

私が役員する、建材及びガラス工事会社では、既に若い人を問屋さんへ職を依頼し、残っているのはこの数年で全員が60の定年を迎えます。

私自身の店の方の片付けも願いつつ、将来の消滅に向かいます。

マンション用のガラスに、現在、強化ガラスあるいは併せガラスと呼ばれるガラスが流行していますが、これらは・・・困ったことに、再利用できず、産業廃棄物として埋めるのみです。

役所も、業者も簡単には引き取らない難物です。

高層建築が増えている→技術力が必要な完全フラットなガラスが必要(耐風の為)→再利用不可のガラスが増大→将来に向かって解決の見通し0

消費者優先が余りにも取りざたされた為、建築物が将来の負担になります。

又、これらのガラスが破損した場合の修理業者は・・・いません。

皆さんの知りえないところで、社会基盤は崩壊しています。

2mm厚の板ガラスを持っている店は現在非常に少なくなっています。又、厚いガラスより薄いガラスの切断の方が技術的に難しいのです。

最近、額縁を扱っている私のところへ、ガラス修理依頼件数が増えています。現状を知らないから無理もありませんが、好意で出張したとしても、一度目は寸法計りと見積もり。2回目に修理工事。

要するに手間取る仕事です。が、他の仕事と同じように考えて手間暇の手数を価格に換算して頂けない事がが多くなるばかりです。

仕事内容について無理解の人が増えた為、あるいは、現在の世の中何でもある。と考える人の多いことに呆れるばかりです。

現状がどんな時代なのか・・・このブログで是非知って欲しく思います。

私は問屋さんの工事部の連中にも技術を教えます。が、もう限界の状況になっています。

これは、まさしく『社会基盤の崩壊』です。

床の間も仏壇もさらに鏡台もないプレハブ建築が、値段だけが優先して闊歩している。

優秀な大工さんはいなくなった。建具屋しかり、表具屋しかり、ガラス屋しかり、工芸職人皆年取り消滅です。

単に職人が消えるだけではありません、色々な商品が消える恐ろしさは・・社会の崩壊です。

板硝子産業について書きましたが、建築一般からすれば『木材の不足』=『林業荒廃』という当然の図式です。

林業の荒廃→動物へ影響→里山農業の衰退→食の崩壊。

という時代です。

社会基盤を考える上で、価格主義を止めない限り・・全てに影響し、基盤は崩壊へ向かいます。

            2010.10.15

                     Yoh-M

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一抹の寂しさ

2010年11月23日 | from 清水港

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知性と美貌を兼ね備えへ、日本舞踊と琴の名手であった叔母が亡くなった。


時の流れとはいへ寂しいものだ。




私の家も古い方だが、室町時代からの系譜を引く家に嫁いだ叔母には

それなりの苦労もあったと思う。

現在住む家も江戸時代からの古き家であり、現代とは大分かけ離れた生活であった。

叔母の新婚当時の写真を見ると、それは、それは豪華な様子が伺える。

その叔母も93歳。やはり時は流れた。

従兄弟達は皆が皆、現社会で名を成している人たちばかり。

安心して逝かれたことを思うと、残された者達も安心だ。


厳しくも素晴らしい人生を送った叔母の為にも、これからもっと頑張り楽しもう。と家内と話したところです。





写真は、葬儀の後
叔母の家が天保14年から10年掛けて再建した寺の楼門を見上げるYoh-Mです。



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ハチャメチャ・民主政権

2010年11月16日 | 怒りを表現しよう

菅政権・・政策、予算、人事の総てが亡国へ向かう。

11月16日の記事にこんなものが

………

西岡参院議長「仙谷官房長官の責任重い」

 民主党出身の西岡武夫参院議長は16日の記者会見で、中国漁船衝突事件への政府対応をめぐり

「仙谷由人官房長官の責任が重い。責任が問われてしかるべきではないか」

との認識を示した。

その理由として「中国人船長が釈放された際に菅直人首相は外遊中で、仙谷氏は首相臨時代理だった」と述べた。

 同時に釈放の地検判断について

「時がたてば、なし崩しでいいという生易しい問題ではない。どういうことだったのか聞く必要がある」として、今国会中に検察関係者の招致を実現させるべきだとの考えを示した。

 行政刷新会議の「再仕分け」についても

「自民党の概算要求ならともかく、自分で概算要求をつくっておきながら仕分け対象にしているのは言葉もない。論外だ」と酷評した。(共同)

………

西岡という男もお化けそのものだけれど・・

民主政権、もう、ハチャメチャ。

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