今日は7月16日。
新盆の地区では送り火を炊き無事見送る日です。
さすがに連日の猛暑も今日だけとは言へ、少し和らぎ風鈴の音も良く聞こえます。
14日は知人で若く美男がお点前のデビューの日。
予定が入っていましたが、仕事は休む事にし、ゆっくり知人のお点前を楽しむ事にしました。
場所は清水船越公園内の茶室。県下でも有数の茶室です。
真夏の船越公園へは子供達が小さい頃来て以来なので、裸になって駆け回った子供等の姿が瞼にチラつきもし、つい感傷的な気分を楽しみながら、緑の中を清心亭まで進みました。
家内は久し振りの和服。
数十年振りに着た筈ですが、若い頃の躾が生きているのでしょう。着こなしは満点でしょうか。
真夏の和装はキチットしすぎても暑さを感じさせるので、若干のゆとりを持たせなければなりません。そんな処が満点なのでしょうか。
知人のお点前を楽しむだけに来たのですが、お師匠さんの90歳を祝う会。と言う事で、大勢の人が来ていました。
少し時間を遅らせ昼近く行った所為で待つ事無く待合に入れた事は、猛暑を避けるには良かったです。更に緑の風が助けて呉れました。
お茶会の良い点は、初見の人でもOKということでしょか。欠点は、主催者の負担が多い。
ま、お点前を楽しむだけの側は楽しい事だらけです。
まず、小学校1年、3年の姉弟が汗かきながら一生懸命に泡立て、薄茶お点前をサービスして呉れました。こんな事は初めてだったので休みを取って良かったと・・気分よく外待合へ・・
和服でいたのは主催者側と我が奥様のみ^^ 参加者に囲まれた家内に汗なく涼しげだったのと対照的に、私の恰好が半ズボンにシャツを外へ出しアロハ帽子で異端だった事もあって、家内の涼しげは、余りにも皆さんの目に良く映ったのでしょう。
正客の席に座ってくれたのは、自身でも教室を持つ70のご婦人。
まあ良く喋り、知識を披露してくれました。 そのお蔭で通常の茶席の雰囲気よりくだけ男一人の私としては助かりました。
肝心な知人のお点前。
デビュウー手前と思えないほど落ち着いて茶筅の立て方も男らしく恰好良かったです。
美男故、女衆の関心は高く質問責めに有っていたのは・・仕方がないですかね。
彼の母上も心配だったのでしょうか、応援に来てお湯沸かしを担当していました。
大勢にお点前を振るう場合、このお湯担当さんは大事ですよね。
茶室点前が終わってから、少々冷房が効いた広間へ移り、お師匠さんの話とお点前、茶道具談義をしました。
正客を担当して呉れたご婦人のヨイショは茶席での一番悪い部分。
教室を持つ人なのだが、茶世界の作法以外はダメ。
まあ、デビューした知人もその内、茶の世界の嫌な面を知るでしょうが大凡、凡作の茶碗を褒め上げなければならないのか、まあ、理解に苦しむのはいつもの事でした。
今回、90歳になるお師匠さんが所有する道具では、高岡香炉と駿河竹細工盆、加賀棗が素晴らしかった。結構な物でした。
そんな久し振りのお点前を頂いて、家に戻りましたが、何せ、アンコだっぷりの饅頭を茶会で3ツも頂いてしまった。蕎麦でもと思っていた昼を結局抜く事にしたのが・・どうもいけなかった。
夕食もアンコが効いていたせいか気乗りがせず、案の定、夜中から胸焼けが激しく冷や汗が・・
お腹をさするのだが硬くいつもと違う。
眠られず悶々としていたが明け方トイレに行ったがどうも儘ならない。
チョットまずいかな? なんて思い始めた頃が6時頃。 酷い一夜だった。
十二指腸に持病を抱える身としては、また再来か?? と疑問を持ったがどうも違う症状。
結局、一日食事抜きを決め、15日は休ませてもらう事にした。
原因が分らないのです。
和菓子3個位で参る胃ではないし、夜飲んだ酒も多くはないし、結局『疲れから来る熱中症』。
という自己診断にしました。
この半年多岐に渡って忙しかったので、『疲れが出たから』との家内の慰めと気遣いで丸一日休めた事で、このブログを書いています。
多分、暑さの影響も有ったと思うのですが、年齢を考えなくてはいけない年になったようです。
楽しみの後には苦有り。 当り ? ですかな。
この猛暑はまだ続くでしょう。
老いも若きも必要以上に気を付けましょう。
暫くは無理しないようオトナシクしています。
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2013.07.16
Yoh-M.
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