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絵、大好き・Yoh-Mのブログ

ジャズ聴きながら絵を描くYoh-Mが、自身の頭の整理の為に書くブログです。

富士山 登録記念

2013年06月23日 | 絵と額縁

富士山と周辺を含めた文化が

          ・・・・ 世界遺産として登録されましたね。  

      三保の松原も波消しブロックが砂浜を戻している文化として認められました

さて、お祝いとして、富士山よりず~~っと可愛い牡丹が描かれた

    厚さ 32.5cm径  5cmの深皿を額に入れ飾ってみました。

Ezera002

お問い合わせは  http://www.honeypainting.com/ までお願いします。

文化と名が付いた富士山。

日本の経済に良い影響を落として呉れると良いですね。

三保の松原は『羽衣の松』だけではなく、松林の中の散歩道は大変心地良い所です。

富士山の写真を撮影しながら、エスパルスの練習風景を横に見ながら、是非ゆっくりした観光をお楽しみください。

清水港乗合観光船も楽しいと思います。隠れた観光スポットです

今日のブログは日本平からでした。

                 2013.06.23.

                       Yoh-M.

     


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社会基盤の崩壊。

2010年10月15日 | 絵と額縁

難しい時代に突入した。

私の関係する業界に、建築・建材業界がある。

この業界は衣食住の『住』の部分を担う重要な産業である。

この業界を通して近い将来、「目の当たりにする驚くべき現実」が、皆さんの前に展開される事を、ここにお伝えしておきます。

まず、私が30年近くも前に決断した仕事に関係します。

独立して現在は絵画並びに額縁販売の商売を始めた私ですが、父親は板ガラス工事・販売業を営んでおりました。

この仕事によって育てられましたから、私も父の衰えを見るに至り、双方の仕事を経営する立場になりました。が、自身が起こし現在も続ける仕事と、二つを両立させるのは大変な作業でしたので、番頭さんに独立を促し役員として参加する立場で、今日まで送って来ました。

この板ガラス工事・販売業界に大激震です。

ご存知の如く、板ガラスを生産する設備は容易な規模ではなく、いわゆる、国策企業として「旭硝子」「日本板硝子」がガラス生産を担っており、現在も世界的な技術で海外でも圧倒的なシェアーを誇っています。

膨大な設備投資と技術力を必要とするため、新規参入がない産業と思われて良いでしょう。

その為、日本においての板ガラス商品販売ルートは、

メーカー →問屋→小売店 と実にクリアーになっています。それも旭ガラス系列、日本板硝子系列。と、はっきり色分けされて来ました。

サッシ業界という建築に欠かせない業界へのガラス提供も、板ガラス小売店から納入。というほど厳しく系列化は保たれて来ました。

更に昔に遡るほど、ガラスデザインは豊富で和風建築の雪見障子などにも洒落たガラスが使われていましたが、最近は、デザインは僅かで透明ガラスに擦りガラス。そして型ガラスのみになっています。

プレハブメーカー商品が家屋新築の主流をなしてきた今日。

価格競争は激烈さをおび、小人数ガラス小売店は次第に消えて行き、マンション等の大規模建築ガラス工事は、問屋が工事部を持つことで代行し、建築界は成り立っています。

ここで、ショッキングな話です。

大手問屋は、各県において大よそ、旭ガラス系列x2社、日本板硝子系列x1社。

こんな割合で決まっていましたが、これらの問屋工事部が県を越えて、大手建築業者、プレハブ会社に価格の叩かれ通しで悲鳴を上げていました。

旭硝子、日本板硝子からのガラス価格は1円も変動がありません。扱い量で若干の価格差が出る、いわば独占価格です。

この部分は社会基盤上、公正取引委員会も立ち入り出来ない重要産業な訳です。

が、

下の方では激烈なる値引き競争。

硝子問屋と言えば、地方の名士の代名詞。その位、格のあった会社が自由競争の名の下に、値引き競争から倒産が目立つようになりました。

私が役員する工事店は旭硝子系列。

静岡では、と言うより、全国でも有名な「村上開明堂」。

会長も社長も懇意なこの会社は今は豊田系列で、車関係のミラー製作で東京・名古屋でも上場している会社。

この実力ある会社が、本業であった筈の板ガラス部門での赤字に到々我慢がならず、『撤退』。

さてさて、どう云う事が皆さんに待ち受けているかと言うと;

今後、硝子修理をする店なり会社がなくなった。と言うことです。

村上開明堂さん以外にも問屋さんはありますが、こちらは、マンション等の大きな仕事で手一杯。一般家庭、会社のガラス修理まで手が廻りません。

・旭硝子、日本板硝子共に、日本建築向けガラス生産の縮小。

2mmガラスは長めのサイズと太目のサイズ2種類を生産していました。が、本年より、長めの4尺x2尺というガラス生産は中止しました。つまり、洒落た木造建築でのガラス修理、額縁へ使用する長めのガラスが・・我々の手に入らなくなった。

と言うことです。

私が役員する、建材及びガラス工事会社では、既に若い人を問屋さんへ職を依頼し、残っているのはこの数年で全員が60の定年を迎えます。

私自身の店の方の片付けも願いつつ、将来の消滅に向かいます。

マンション用のガラスに、現在、強化ガラスあるいは併せガラスと呼ばれるガラスが流行していますが、これらは・・・困ったことに、再利用できず、産業廃棄物として埋めるのみです。

役所も、業者も簡単には引き取らない難物です。

高層建築が増えている→技術力が必要な完全フラットなガラスが必要(耐風の為)→再利用不可のガラスが増大→将来に向かって解決の見通し0

消費者優先が余りにも取りざたされた為、建築物が将来の負担になります。

又、これらのガラスが破損した場合の修理業者は・・・いません。

皆さんの知りえないところで、社会基盤は崩壊しています。

2mmの板ガラスを持っている処は現在非常に少なくなっています。又、厚いガラスより薄いガラスの切断の方が技術的に難しいです。

最近、額縁を扱っている私のところへ、ガラス修理依頼件数が増えています。現状を知らないから無理もありませんが、好意で出張したとしても、一度目は寸法計りと状況。2回目に修理工事。

要するに手間取る仕事です。が、他の仕事と同じように考えて手間暇の手数を価格に換算して頂けない事がが多くなるばかりです。

まあ、そんな人に付き合うこともありませんが、

現状がどんな時代なのか・・・知るべきです。

私は問屋さんの工事部の連中にも技術を教えます。が、もう限界の状況になっています。

これは、まさしく『社会基盤の崩壊』です。

床の間も仏壇もさらに鏡台もないプレハブ建築が、値段で闊歩している。

優秀な大工さんはいなくなった。皆、タタキ大工だらけ。

建具屋しかり、表具屋しかり、皆消滅です。

単に職人が消えるだけではありません、商品が消える恐ろしさは・・社会の崩壊です。

板硝子産業について書きましたが、建築一般からすれば『木材の不足』→『林業荒廃』という当然の図式です。

林業の荒廃→動物へ影響→里山農業の衰退→食の崩壊。

という時代です。

社会基盤を考える上で、価格主義を止めない限り・・全てに影響し、基盤は崩壊へ向かいます。

            2010.10.15

                     Yoh-M

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Kita801


上田毅八郎・夏季 原画作品展

2009年07月10日 | 絵と額縁

上田毅八郎・夏季、原画作品展を開催中!!

軍艦・帆船・クラシックカー・機関車

いずれも秀逸作品です。

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A・ワイエスの死

2009年01月17日 | 絵と額縁
15日、ワイエスの画集を見直したばかり。
16日に亡くなられたようですね。


家族にも知られず密かに描き続けた『ヘルガ』シリーズの水彩をこの目で見たのは30年も前でしょうか。ショックでした。

清水にはワイエスのスポンサー、デュポンと三井の合弁会社工場があるので、毎年、ワイエスカレンダーを頂いていました。
彼の油彩技術は私の師である、市川正三先生と似ており、私自身避けていた方法です。
彼等が壁になっている為か、私は市川先生の師、須田国太郎の影響の方を強く引いています。
隔世遺伝ではないが面白い事です。

ワイエス、市川正三。お二人とも水彩に関しては天才でした。
水彩画に本当の実力が表れます。



*市川正三。

油彩画協会、三軌会創立者。
須田国太郎に師事し、安井賞2席。
この安井賞選考委員会で、1席になったのは東京芸大卒の藤田吉香氏。
裏で政治家の力が大きく動いた。と、新聞でも報道され日本画壇の東京芸大主義封建制度が大きく取り上げられ騒がれた時の主役が・・市川正三。

案の定、当時の藤田吉香氏の作品価格はF6号で約800万。
信じられない馬鹿騒ぎでした。
それ以来、市川正三は中央画壇、画商、評論家を全く信用せず静岡にて活躍しました。
鴨居玲氏とは特別な仲で、彼等の考え方、酒の飲み方はYoh-Mにも影響を与えました。
64歳ごろ亡くなられてから早10数年経ちます。



*鴨居玲。

洋画家。二紀会主要会員。
宮本三郎に師事。安井賞、昭和会賞等受賞。
下着デザイナー・鴨井洋子の弟。
明るく楽しく非常にダンディな男の代名詞。海外女性に一番モテタ男であるが、作風は非常に内面追求型で最終的に総てが自画像となった絵描きさんです。
玲さんは56又は57歳の若さで自ら現世をオサラバしました。


*須田国太郎、宮本三郎。
共に美術教科書に名前が出ています。

宮本三郎の孫は私と同姓同名。よく間違われています。



ワイエスの死から飛んだ文章になってしまいました(m_m)



以上  Yoh-M。でした。

Artista

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物事・知らない人

2008年09月11日 | 絵と額縁

本日、失礼と言うより知らない人が来ました。

「富士山の絵を見たい。」と何回も電話を呉れたので、当方の画廊担当者は所有作品を新しい額縁に入れ替え丁寧に対応準備していました。

絵と云うのは、万民に受ける作品は無い。と考えるのが常識なのですが、本日来た人は、何でも自分のイメージ作品が揃う。と思っている総務畑の会社人間でして、「買う立場」が強いと思っている人でした。

更に、富士山の絵は難しいのです。

容姿抜群のモデルを描くより難しい題材なのです。勿論、ここの処は描く立場でなければ分かりずらいと思います。が、「富士に名画なし」の謂われ通り、絵描きの嫌う題材が富士山なのです。

そんな作品を集める大変さは・・まあ知らないから許しましょう。

当方気分を害したのは彼の態度です。電話、来店当初は『会社から任されて来た』と言っていたのが、イメージ(本人自身が分からない)が湧かないから『上司』に判断を委ねる。写真を撮らせてください。と、こちらが許可しないうちパチパチと・・

彼の予算内で紹介できる作品は限られており、且つ『20号』位の作品希望・・額縁だけで予算オーバー。

彼の会社は地方ではかなり知られた会社。偶然にも友人が役員をしている会社でした。

世の中、分からないものです。彼は、買う立場だけを強調して来たようですが、こちらは売る事より買う方が大変な仕事。更に、彼の上司とは簡単に話が着く立場。

知らない事は・・我が身に戻ります。本日の話・・友人に貸しが出来ました。

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