【歴史は繰り返す】と題して、久し振りに書きます。
ボストン美術館展を上野で見て以来、チョット地元の歴史に興味を持ち始めまして、少しずつ資料を集め、悪戦苦闘しながら、地元に関係ある単語を探しています。
お寺を調べると早いのですが、お寺の変遷もかなり有り、更に焼失、廃寺とかも重なって思うような地元資料が中々見つかりません。おまけに、明治政府の大失策『廃仏毀釈』
そんな中、
私の住む江尻宿が、寛政時代に大火に見舞われた記録を見つけました。
江尻の宿も寺も焼失した大火災だったらしいので、どれほどの火災だったのか知りたくなり、まず、寛政時代を年表で追い、前後の時代の幕府と庶民の関係を追って見ました。ところ、
驚く事に、今日に繫がる歴史を発見した感じです。
まず、松平定信の『寛政の改革』という項目がありました。
これを何冊かの資料から斜め読みすると、実に今日の日本政治テイタラク、民主党野田政権の『いったい何改革』と同じ事に気がつきました。
この寛政時代の10年程前には天明の大飢饉があり、貧困にあえぐ農民は苦しみから一揆を盛んに起こすようになり、あげく町民による『打ちこわし』も頻発しています。
江戸と京都の大火災、大阪の打ち壊しは連続して起きているし、激しさまでが年表に掲載されています。地方に於いても余りに頻繁で、各地郷土史を賑やかしていると思います。
チャンバラ映画と全く異なる、徳川幕府強圧政策の凄かった歴史を見る思いです。
それもその筈、『寛政の改革』とは;
平穏な時代にノホホンと育った、役立たたずの武士・旗本連中がオタマジャクシのように増えてしまったので、この連中を養育する為の資金を、過酷なまでに農民から、町民から毟り取ろうとした、馬鹿政策なのです。
庶民階級は大変過酷な被害に遭ったものです。生きるのにようやっと。という時代だったのです。
処で、今日の政治を、日本を見ると、全く同様に見えます。
福島復興を真剣に考えず、根拠もないのに原子力発電再開。役人の癒着、天下り、議員どもの無能。外国にモノ言えぬ政府。そして、台風、大雨による激甚災害。
政治家と言われている奴等皆、手前の将来生活だけを考え、役人様の天下り先から年金保証まで特別扱いを・・法律に定めている。
平成24年6月末には・・タイミングも考えず、消費税アップ国会。
江戸時代の寛政の改革とは・・武士天国の為に取り立て強奪。
平成時代のいったい何改革とは・・役人天国の為に消費税アップ。
この科学の発達した現在、何も江戸時代の悪例を真似しなくとも良さそうに思うが、権力を握った連中だけが潤う。との感情は何も変わっていませんね~
が、江戸時代の庶民は・・怒った。一揆を起こした。打ち壊しで怒りを表現した。
平成時代は? 庶民はオトナシイから、間抜けツラ議員と役人の思うツボ。
右翼も左翼もオトナシイ。優しい。平和なんだな~~
江戸時代と違って、自給率25%位しか無い事も承知で・・おとなしい
地元の歴史をかじりたいと思っているが、まさか、江戸封建時代と今日の政治能力が同じとは・・・
笑うしかない
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2012.06.22.
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