絵、大好き・Yoh-Mのブログ

ジャズ聴きながら絵を描くYoh-Mが、自身の頭の整理の為に書くブログです。

自然に芸術は勝てない

2009年10月29日 | アート・文化

さる「山」へ行ってきました。

というのは、

この山の名前は昔の地図にはあるはずですが、この20年は消えている山名です。



栗・楠・楓・椛・欅・桜・樺・ブナ等の大木がある素晴らしい自然林で、地元の人たちの手入れも素晴らしく大切に扱っている山なので、荒らされない為に、あえて名を消している山です。
杉の植栽は殆んどなく、広葉樹の壮大さは、それはそれは見事な山です。


標高、大よそ2300。山頂は大ブナで見通しは効きません。更に動物も住む山ですが地元の人たちは、祭るでもなく山菜等も大切にしている大きな山です。


そんななので、あえて山の名前、場所は出しませんが・・

私は約15年振りに行ってきました。

立ち止る場所で、目に飛び込んでくる木々、葉の色、落ち葉に満たされた土壌。

今村紫紅、玉堂、大観、魁夷・・・皆~・吹っ飛んでしまう。

全国に知られた山だけが良いわけではない。

歩けば、どこにもかしこにも・・素敵なポイントがある。

ツアーで行く連中は、単に遠くへ旅したいだけ。

本当の身近に・・・芸術に勝る、素晴らしい風景画あります。

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オバマ大統領・・ノーベル平和賞??

2009年10月10日 | 窓の外

オバマさんに

ノーベル平和賞???

アメリカでも疑問が出ているこの受賞。さぞ、本人が一番ビックリ。

アフガンへの介入を強めようというオバマ氏が受賞したのには様々な憶測がある。

それにしても

これを決定した、ノルウェー・ノーベル平和賞委員会・・・おかしいのでは??

アフガンなら、日本の中村医師が平和賞を受賞して当然だ。

自民党政府、外務省は何にも運動をして来なかった。

中村医師の活動を評価していなかった。という逆説的な受賞結果にもなった。

そもそも、アメリカの言う、テロって何だ。

ジハード。即ち、聖戦。

というタリバンの主張にも耳を傾ける価値はある。と、思うのだが・・・

アメリカ=正義??

ふざけるなよ。

オバマ大統領の演説から・・・さて、アメリカは核軍縮へ走るか??

絶対に有り得ない。

核廃棄への金を寄こせ。って、日本へ言ってくるだろう。

ゴア元副大統領が環境問題で同じくノーベル平和賞。

全く馬鹿げている。

彼は、石油財団から資金を得て活動しているのだ。

今回の受賞で分かったと思うが、ノーベル賞もアメリカが裏で動いて決まっている。

佐藤元首相の受賞については、経緯さへ明らかになっている。

政治に司る連中が『平和賞』とは、本来、有り得ない。

政治は、ネゴシエイションだからである。

弱肉強食のフィールドにいる連中が名誉と金だけをあさる。

まあ、今回のオバマさん。

本人がビックリと同時に、これからの、言動、行動への足かせ。となったのは事実だし、

本人も、ヤバ~イ。とい思っていることでしょうな。

ノーベル平和賞は多くの世界市民に認められた人でなければいけなかった。

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口約束は・・契約。

2009年10月01日 | アート・文化

絵描きに作画を依頼し、キャンセルしたと言う話。

それを元に書きます。

………

絵を絵描きに依頼することは

・・・企業に於ける『発注契約書』と同じである。

あるいは、それ以上の重みのある事です。

つまり、人間と人間の間の尊厳を守るか否か。と言う精神を含めて、重いことです。

『絵を描いてください。』という言葉だけでの約束も又・・

【金銭取引と同様の重みを持った・・約束(契約)です。】

その事は多くの人が理解しているから

好きな絵描きさんの原画を欲しくても、版画、ポスターなどで我慢する。

絵描きも人間、創作能力に、あるいは供給能力に限界があるから・・

人気作家の絵の価格は高くなる。

そんなことから、

絵描きに絵を注文する勇気は・中々出来ないものです。更に、出来上がった絵に対するクレームも難しい。

それもあって、画商の存在意義があるところです。

但し、

直接、画家に絵を依頼するような場合は、絵描きの実力を知った上での事になりますから、

絵を注文する事は・・・まさに人間関係を含めた契約になるわけです。

文面にして書くと上記のようになりますが

我々の普段の生活には、こういう約束事が多々あって、自然に口約束を守る事で社会が成り立っています。

然しながら、一人の創造者から生まれる原画作品は、チョッピリ高値の華。という感覚も又あります。

絵は生活品と違う。という感覚も大きいです。

が、

実は生活品も、趣向品も、芸術品も・・・同じです。

社会は約束(契約)の上で成り立っています。

そんな事柄を重々知りながら・・

絵は別だ!とばかりに、約束違反を犯す人もいます。

絵描きは特別とばかり、心では自身より下に見ているのでしょうか?

絵を注文し、絵描きに苦労させた挙句・今は買えない。と、言い出します。

結局、

素直にキャンセルとは言わずに、「誰か買い手を捜す。」とも言い訳します。

自分が注文した事を忘れているのでしょうか?

少なくとも、作業に入る前の早い時期にキャンセルを言いましょう。

絵描きは、注文主の為に描くのですから・・当然、対価を求めるでしょう。

つまる処、こういう人にはNOを突きつけます。

絵を描く作業がどんな事か・・・自分の身に置き換えられない人です。

作業に掛かった・・時間経費、資料、材料代も考えない・・

余程、甘い環境に育ったのでしょう。

こういった人の為に、画家本人のみならず、周りも迷惑を受けます。

ご家族なり紹介者です。

注文作品を描く時、絵描きの神経は相当敏感になる事を知って欲しいです。

実は、今迄書いたような人にお目に掛かりました。

ヤッ〇ャンの厳しい世界では、生きて行けないような約束破り。

人と社会を甘く見ているのでしょうかね。

以上、

私の尊敬する、レイテ海戦で生き残った戦士、上田毅八郎画伯が、

90歳になる今年に受けたキャンセル話でした。

年とっても頑張る画伯に対して、自分の都合だけを云う人がいる。

都合出来なければ、注文しなければ良いのです。

誠に残念な出来事でした。

                2009.10.01

                                                                 Yoh-M.

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