日本語は難しい。
と、タイトルをつけたが、今回は【弊社】について。
この【弊社】という言葉を使い出したのはいつ頃からか?
以前は【当社】【当店】という言葉が社会通念になっていたが・・・
最近の若い連中は皆【弊社】【ヘイシャ】と臆面もなく使う。
アナウンサーも平気で使う。
おかしいと思うのは私だけか?
で、弊社とは使うが、小売業では【弊店】とは言わない。
何故か?辞書を引いてみた。
【幣-ヘイ】の意味には余り良い意味合いがない。
へりくだる意味が僅かにあるだけ。
さてさて、英語では【My Company】【My Office】【My Corporation】
いずれも規模こそ違え同じ意味です。
が、日本では【我が社】【弊社】【当社】、大小関わらず、少しずつ含むものが違うようです。
日本の会社員の多くは、最近【弊社】を使うようです。
それを、私のような古き者が聞くと・・・
「ああ、そう?、オタクハ疲れ切った会社なのね」っと、判断します。
それで・・・正解!ですよね・・^^
で、
売り込み若きセールスマンが、ニコニコしながら【弊社】は・・って来ました。から
「やばい会社とは話す気もない。」と、カラカイマシタ。更に、
「あんたの会社は【幣社】って会社なの?どういう字を書くの?」ってカラカイマシタ。
さてさて、若きセールスマン・・ちんぷんかんぷん。
当方は、彼にちんぷんかんぷん。
弊社の幣の字も書けないのでは・・『出て行け!』っと怒鳴ってチョン!
年甲斐もないが・おかしいことにはオカシイ判断をしないと可笑しくない。
皆さん
日本人は、自分の会社を誇りに思っている筈ですが、他者に話す時、【幣】を使い、そこまでヘリクダル必要があるでしょうか?
文字とは別に言葉にしてみて下さい。
幣社→ヘイシャ→兵舎。を連想。
弊店→ヘイテン→閉店。を連想。
大企業は中国へヘリクダッテ【弊社】。社員は字が分からず「ヘイシャ」。
文書で書くには良いだろうが、言葉では《当社》を使うべきだろう・・・
と、思う次第である。
2009.08.01
Yoh-M.