戦後民主主義教育の実態。
と称して書きます。

誠に酷く醜い話を聞かされ、ただただ真に驚いている状態です。
まず、何がどうしてどんなに
という説明から始めます。

昨年近所の寺より依頼を受け、一年掛けて本尊調査、寺縁起の実地調査をしています。
その関係から親しくなった住職が今朝、血相を変え、憂さ晴らしとして私に聞き手になって呉れ。と言いつつ訪れました。
住職から出る言葉に、私も驚きを隠せなかった為、ここに記しておきます。
箇条書きで、住職の怒り、私の驚き原因を書くとします。
・・・・・・・
1.一年も前に静岡市葵区繁華街のある店舗が焼失し、店主が亡くなられた。
1.亡くなられた店主は男性で独身、子供なし。彼の姉妹3人は首都圏へ皆嫁いでおられた。
1.焼失店舗は少なくとも150年以上も前から創業の店舗で葵区では有名であった。
1.この店舗は代々住職の寺の檀徒であり、古きお位牌が多かった為、15基以上のお位牌を、先代の頃から寺で預かっていた。
1.亡くなった方を含め、この姉妹達皆、法事等の仏事には関心がないようで、寺で拝顔した記憶が住職には余りない。との事。
1.火災で店主が亡くなられた際は、同店舗近くの同じ宗派寺院にも頼み、葬儀を行った。と住職。
1.暫くして聞いたのは、立地条件が良い為土地が売却され、長年続いた大店は暖簾を下ろした。
1.その際、相続人である姉妹3人は高額な資産と保険を受け取った。
・・・
以上が、前段での説明です。以下は住職からの驚きの言葉。
・・・・・・・
1.実は、今朝、今まで法事に来た事もない連中が、寺に連絡もせず、「墓を移す」との理由で石材屋を入れた。
1.住職は驚き声も出なかった。
1.普通、墓地を移す際は、お寺同士で連絡を取り合って揉めないように事を運ぶ。
1.古い家柄程、墓地及び墓石が多いので唱える経も簡単には済まない。
1.という事ですが、今朝来た相続人姉妹3人は、『嫁いだ身であるからもう実家とは縁が切れた。』と言い、いとも簡単に墓地墓石の整理を石材屋さんに催促している。
1.姉妹相続人は、遺骨処分も石材屋さんに任せるような言い方をするし、長年の先祖位牌も受け取らないという。
1.寺と相続人の間で話がついていたと思っていた石材屋さんは困り切っている。
1.住職は、『俺は取り合わんよ、金輪際縁起りだ。坊主失格でも構わない』と私に言う。
・・・・・・・
いやはや、恐ろしい時代になったものだ。
むなしくも、自分の親、兄弟を初めとする先祖を敬う気持ちも・・金の前に失せた女共。
相続金、保険金を得ているなら、何故、厚く弔わないのか??・・もう恐ろしい餓鬼だ。

何でこんな嫌な話が私にまで降りかかるのだろう?? 朝から迷惑な話だよな。
ちなみに、問題の起きた寺宗派は浄土宗であるが、宗派の問題でもなさそうだ。
住職は勉強家で人徳を集める人で評判だ。故に人間関係が影響しているとは思えない。あくまで、相続人達の銭ゲバ、餓鬼の所為だろう。
こんな人間が、こんな日本人が出現するとは・・・
『戦後民主主義教育』が私の前でガラガラ音を立てて崩れているようだ。
それが実態だ。

私の宗派は臨済宗であるが、この正月の『大般若祈祷会』での檀徒の盛り上がり方を見ると、今朝の騒ぎは全く別世界の事のように思える。
団塊の世代はじめ、今後、宗教観は必須になると思うのだが、世間の付き合い方を知らない人も増えている。
現在、社会で起きている問題は皆 『自己中心』 の考えからきているのだろう。
考えても下され。
どんな人間とて、葬儀に来てくれる人は多くても 200~400人。
家族、親しき人間を大切にしたいものです。

今朝聞いた、怒れる住職の話。嘘を言う人ではないので、その場にいなくとも恐ろしく感じた。
明日から2泊3日で我が子供等は彼等だけで旅行。
終生仲良くして欲しいものです。
・
・
2013.02.01.
Yoh-M.
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・

にほんブログ村