「日本人だけがどうして英語が話せないのか?」という問いに答えるのは簡単だ。
それは明治時代から延々と続いてきた「五文型理論」を柱とする英文読解教育にある。英語のしくみは信じられないほどシンプルで合理的なものだ。英語はファンクションフレーズと補語・動詞フレーズとの順列・組み合わせで成り立っている。
これを元にした「英語を話すための学習法」がファンクションメソッドだ。
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[今日の学習]
コミニカ英語教材(基礎編) １年 第16級 その6
① This[That・It] is ~.の文 肯定文 [学習] ‥‥ 3 ～ 4
CD ② <～は ナニだ文> 主語がThis[That・It] １ [語順] ‥‥ 5 ～ 6
CD ③ <～は ナニだ文> 主語がThis[That・It] ２ [語順] ‥‥ 7 ～ 8
CD ④ <～は ナニだ文> 主語がThis[That・It] ３ [語順] ‥‥ 9 ～ 10
CD ⑤ <～は ナニだ文> 主語がThis[That・It] ４ [語順] ‥‥ 11 ～ 12
⑥ This[That・It] is ~.の文 否定文 [学習] ‥‥ 13 ～ 14
CD ⑦ <～は ナニだ文> 主語がThis[That・It] １ [語順] ‥‥ 15 ～ 16
CD ⑧ <～は ナニだ文> 主語がThis[That・It] ２ [語順] ‥‥ 17 ～ 18
CD ⑨ 対になる単語を使った否定文と肯定文 [英作] ‥‥ 19 ～ 20
⑩ This[That・It] is ~.の文 疑問文 [学習] ‥‥ 21 ～ 22
CD ⑪ <～は ナニだ文> 主語がThis[That・It] １ [語順] ‥‥ 23 ～ 24
CD ⑫ <～は ナニだ文> 主語がThis[That・It] ２ [語順] ‥‥ 25 ～ 26
CD ⑬ 応答文の練習 １ [応答] ‥‥ 27 ～ 28
CD ⑭ 応答文の練習 ２ [応答] ‥‥ 29 ～ 30
CD ⑮ 肯定文から否定文・疑問文への書きかえ [文法] ‥‥ 31 ～ 32
常々述べていますが、「コミニカ中学英語基礎編」は中学英語の範囲の学習です．
しかし最近、「中学英語やり直し教材」として社会人の方で「コミニカ中学英語基礎編」やそれをHTML版に改訂した「英語の九九 英会話発想トレーニング」を購入され、取り組んでいる方が増加しています．
確かに、中学英語に出てくる簡単な動詞を使った「コミニカ中学英語基礎編」などは「英語脳構築」とか「英語発想を身につける」ために、はかなりの効果があることは言うまでもありません．
ところが逆に中学英語範囲ということで２つの大きな弱点があります。
その一つは、文科省の指導要綱に沿った限定した学習項目の進め方となっていること。もう一つは学習事項に関連する「社会人向けの文例」がほとんど登場しないことです．
前者については、原則として「コミニカ中学英語基礎編」に準じて進めますが、このブログでは、教材には登場しない「日常会話表現」をあげていくことにします。
【今日の学習】
まず、以下のテーブルをご覧ください．
今回はShort Answerと付加疑問表現について述べます．
○英語の九九 ファンクションフレーズテーブル This is /These are
(1) Is this a very dangerous lift? 補語が名詞
これはとても危険なエレベータですか?
(2) Is this lift very dangerous? 補語が形容詞
このエレベータはとても危険ですか?
以下の(3)から(9)までの(単数主語)の文を疑問表現にすれば、そのShort Answerはすべて以下のようにitを使ったものとなります．itを使って「お聞きのそれは」といったことです。
Yes, it is. / No, it isn't.
(1) Are these very dangerous lifts? 補語が名詞
これはとても危険なエレベータですか?
(2) Are these lifts very dangerous? 補語が形容詞
このエレベータはとても危険ですか?
以下の(3)から(9)までの(複数主語)の文を疑問表現にすれば、そのShort Answerはすべて以下のようにtheyを使ったものとなります．theyを使って「お聞きのそれらは」といったことです。
Yes, they are. / No, they aren't.
さて、進行形でも受身形でも英語のしくみはとても簡単ですが、「これは～ですか?」に対して「はい、これは～です」とはならないことに注意してください．
そして今回は付加疑問表現について述べます．これは「これって～ですね」とか「このエレペータって、～ですね」など、念を押したり、相手の同意を得る表現です．
ここでも単数主語に対しては、it、複数主語に対してはtheyを使います．
(単数主語)
(1) This is a very dangerous lift, isn't it? 補語が名詞
これはとても危険なエレベータですね、でしょう?
(2) This lift is very dangerous, isn't it? 補語が形容詞
このエレベータはとても危険ですね、でしょう?
(3) This lift is out of use, isn't it? 補語が方位副詞
このエレベータは使われていませんね、でしょう?
(4) This lift is out of order, isn't it?
このエレベータは故障中ですね、でしょう?
(5) This lift is out of control, isn't it?
このエレベータは操縦不能ですね、でしょう?
(5) This lift is under repair, isn't it? 補語が前置詞+名詞
このエレベータは操縦不能ですね、でしょう?
(7) This lift is not working well, isn't it? 補語がing形動詞フレーズ 進行形
このエレベータは正常に動作していませんね、でしょう?
(8) This lift is broken, isn't it? 補語がed形動詞フレーズ 受身形
このエレベータは壊れていますね、でしょう?
(9) This lift is made in Switzerland , isn't it?
このエレベータはスイス製ですね、でしょう?
(複数主語)
(1) These are very dangerous lifts, aren't they? 補語が名詞
これらのエレベータはとても危険なエレベータですね、でしょう?
(2) These lifts are very dangerous, aren't they? 補語が形容詞
これらのエレベータはとても危険ですね、でしょう?
(3) These lifts are out of use, aren't they? 補語が方位副詞
これらのエレベータは使われていませんね、でしょう?
(4) These lifts are out of order, aren't they?
これらのエレベータは故障中ですね、でしょう?
(5) These lifts are out of control, aren't they?
これらのエレベータは操縦不能ですね、でしょう?
(5) These lifts are under repair, aren't they? 補語が前置詞+名詞
これらのエレベータは操縦不能ですね、でしょう?
(7) These lifts are not working well, aren't they? 補語がing形動詞フレーズ 進行形
これらのエレベータは正常に動作していませんね、でしょう?
(8) These lifts are broken, aren't they? 補語がed形動詞フレーズ 受身形
これらのエレベータは壊れていますね、でしょう?
(9) These lifts are made in Switzerland , aren't they?
これらのエレベータはスイス製ですね、でしょう?
ところで、付加疑問表現には以上にあげた前文が肯定形のもので、付加されるファンクションフレーズが否定形となるものと、以下のように前文が否定形で、付加されるファンクションフレーズが肯定形になるものがあります。
(単数主語)
(1) This isn't a very dangerous lift, is it? 補語が名詞
これはとても危険なエレベータではないのでしょう?
(複数主語)
(1) These aren't very dangerous lifts, are they? 補語が名詞
これらのエレベータはとても危険なエレベータではないのでしょう?
以下「当ブログオンライン通信講座受講者用ページ」にとりあげる予定の文例を参考にあげておきました．
[コミニカ英作法]
(1) このメガネはあなたのものなのなのでしょう?
<～は ナニだ文>
① このメガネはあなたのものだ → These are your glasses
② そうではないですか? → aren't they?
(完成文) → These are your glasses, aren't they?
(2) このメガネはあなたのものではないのでしょう?
<～は ナニだ文>
① このメガネはあなたのものではない → These aren't your glasses
② そうですか? → are they?
(完成文) → These aren't your glasses, are they?
[教材購入の皆さんへ]
「コミニカ英語教材<基礎編>」は、一貫してファンクションフレーズと動詞フレーズを別個にとらえる学習法を展開しています。 ファンクションメソッドは、このようにとらえて学習を進めるから実際に使える語彙が確実に定着・蓄積していくことになります。
「しくみがわかる」ということと、実際の具体的な文の生産は別次元のことです。「英語の九九 英会話発想トレーニング」では、約3,400の英文の生産が、「コミニカ英語教材<基礎編>」ではそれ以上となっています。
これら2つの教材は「世界水準」で製作されています。
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【お知らせ】
※右の項目は「DL-MARKETによる販売」によるものです。
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