Dionne Warwickシリーズの第三弾は、彼女の5枚目のアルバム『Here I Am』。
Burt Bacharach-Hal Davidコンビの落ち着いたプロダクションが堪能できるいいアルバムだと思う。
このアルバムから大ヒット曲は生まれていないがタイトル曲の「Here I Am」や「Looking With My Eyes」のような、
バカラックらしい凝った作品もあって聴き所は多い。
彼女の歌い手としての特徴や力量をきちんと把握していたBacharach-Davidコンビは彼女への楽曲提供を通して、
さまざまな音楽的な冒険や創意を重ねてきたのではないか。
歌いこなすことのできる才能にめぐり合えたことがこの作曲家チームにとっても幸運だったと思う。
ともすると作家の個性に埋没してシンガーとしてのキャラクターが際立ってこないところが、
今までDionne Warwickをあまり聴いてこなかったことのひとつの理由だったような気がするが、
リズムの変化や不思議な転調、詞の展開など、
彼女でなければここまでスムースに歌いこなすことができなかったであろう楽曲が多いことに気がつかされる。
そういう意味でも非常に興味深く聴くことのできる一枚だと思うのだ。
Burt Bacharach-Hal Davidコンビの落ち着いたプロダクションが堪能できるいいアルバムだと思う。
このアルバムから大ヒット曲は生まれていないがタイトル曲の「Here I Am」や「Looking With My Eyes」のような、
バカラックらしい凝った作品もあって聴き所は多い。
彼女の歌い手としての特徴や力量をきちんと把握していたBacharach-Davidコンビは彼女への楽曲提供を通して、
さまざまな音楽的な冒険や創意を重ねてきたのではないか。
歌いこなすことのできる才能にめぐり合えたことがこの作曲家チームにとっても幸運だったと思う。
ともすると作家の個性に埋没してシンガーとしてのキャラクターが際立ってこないところが、
今までDionne Warwickをあまり聴いてこなかったことのひとつの理由だったような気がするが、
リズムの変化や不思議な転調、詞の展開など、
彼女でなければここまでスムースに歌いこなすことができなかったであろう楽曲が多いことに気がつかされる。
そういう意味でも非常に興味深く聴くことのできる一枚だと思うのだ。