ここではないどこかへ -Anywhere But Here-

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J1第4節 川崎フロンターレ対FC東京(川崎・等々力陸上競技場)2-2

2006-03-22 23:42:21 | サッカー
等々力でのアウェイ戦。

清水戦でのふがいない戦いぶりから中2日でどれだけ修正できるかがかなり不安ではあったが、短い時間でよくあれだけ修正できたと思う。
戦術云々というよりも、気持ちが前に出ていた。気迫が伝わってきた。それがきちんと観戦者に伝わってきただけで十分だった。

前節からササ、梶山、阿部がはずれ代わりにリチェーリ、宮沢、馬場が先発した。
正直なところ、まだ何をやりたいのかがはっき分からないような前半だった。
セットプレーでの1点献上はともかく、よく1点で収まったというような前半。
それでも、今日はふがいない姿は見せられないというような気迫が選手を走らせたし、果敢にボール奪取へと駆り立てていた。

宮沢、馬場が中盤でしっかりキープできたので、徳永、ノリオの両サイドバックが前線に顔を出せるようになってきた。
そして、後半馬場に代わって怪我明けの栗澤が投入された。これで流れが変わった。
スペースを見つけては走りこんでボールをもらって、意図的なパスを繰り出す。
ジャーンのヘディング・シュートに結びついたFKを得たのも、川口へのラストパスの供給も栗澤。

やはり逆転というのが最もサッカーとしては盛り上がるし、東京のサッカーはあのがむしゃらさである。
前へ前へと走り、前へ前へとボールを蹴りこんで行くサッカー。
何が東京のファンにウケるのかということをガーロも分かったのではないだろうか。
去年までの速攻の形とはいえ、川口のゴールシーンは東京のゴール裏が最も盛り上がったシーンだった。
やはり、あれである。

あのサッカーとガーロの理想が高い次元で結びついてくると面白いことになると思う。
まだまだ試行錯誤が続くだろうが、選手起用も含めて解決の糸口は提示できたのではないだろうか。


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