「植草甚一スクラップブック」。このシリーズが復刻されていたとは知らなかった。
しかもこのシリーズを見かけたのが吉祥寺のヴィレッジヴァンガードだったというのがこれまたいかにもベタな感じだが・・・。
古本屋をめぐって探す好事家がいるほどの有名なシリーズだが、全部を読んだことはなかったのでこの復刻は嬉しい。
本書ではいわゆる中間小説の魅力について語っている。
「オール読物」、「小説現代」、「小説新潮」などといった中間小説雑誌を切り取って
ホッチキスで留めて片っ端から読んでいくといういかにも氏がやりそうなことである。
そこには文学に対する深い愛情とこぼれ落ちそうなほどの造詣が古今東西の小説を自在に結びつけていく。
登場する作家、作品に多少の古さを感じさせないではないけれどもこの中から読んでみたいと思う作品も多い。
ジャズを聴きながら映画を観ながら、こんなにたくさんの本を読みこなす植草氏のあくなきパワーがすごい。
しかもこのシリーズを見かけたのが吉祥寺のヴィレッジヴァンガードだったというのがこれまたいかにもベタな感じだが・・・。
古本屋をめぐって探す好事家がいるほどの有名なシリーズだが、全部を読んだことはなかったのでこの復刻は嬉しい。
本書ではいわゆる中間小説の魅力について語っている。
「オール読物」、「小説現代」、「小説新潮」などといった中間小説雑誌を切り取って
ホッチキスで留めて片っ端から読んでいくといういかにも氏がやりそうなことである。
そこには文学に対する深い愛情とこぼれ落ちそうなほどの造詣が古今東西の小説を自在に結びつけていく。
登場する作家、作品に多少の古さを感じさせないではないけれどもこの中から読んでみたいと思う作品も多い。
ジャズを聴きながら映画を観ながら、こんなにたくさんの本を読みこなす植草氏のあくなきパワーがすごい。