ここではないどこかへ -Anywhere But Here-

音楽・本・映画・サッカーなど興味の趣くままに書いていきます。

5/6のランニング

2006-05-07 17:06:19 | ジョギング
庭仕事の筋肉痛などもあり、今日は軽めの調整で回復を待つ。
この連休中思ったように走れていない。
休みに入るとどうしても生活のパターンが変わるので
計画的に走る時間を確保できないというのも大きい。

今日の距離:4キロ
タイム:19分26秒

J1第12節 FC東京対大宮アルディージャ(調布・味の素スタジアム)1-2

2006-05-07 15:59:04 | サッカー
雨。

アウェイ甲府で久しぶりに逆転勝ちしたことで、何か弛緩した空気が選手にもスタッフにもそしてサポーターにも蔓延していなかったか。
なんとなくホームだし今の大宮になら勝てるんじゃないかという気の緩みがなかったか。
胸に手を当ててよく考えてみると「いや」とは言い切れない自分がいる。
なんとなく勝てるんじゃないかという空気がスタジアム全体に蔓延していたような気がする。

監督の去就が取りざたされているような相手であっても、実力が拮抗しているこのリーグでは、相手に対するリスペクトなしに勝てるほど甘くはない。
そんなことは今までの苦い敗戦から当然思い知らされてきたはずなのに。
しかし、我々も含めてチームなんていうものはそういうことを繰り返しながら、クラブとしての伝統を積み上げていくものなのだろう。

それにしても、今年の特徴として後半でこんなにも運動量が落ちてしまうのは単にフィジカルの問題なのか、それともメンタルの問題が作用しているのか。

前半の東京は2連勝の勢いそのままに大宮陣内をかく乱する。
大宮は3バックが東京の高い位置の両サイドに混乱した。
ボールの出所を抑えきれずここのところの低調ぶりを反映するかのよう。
8分という早い時間帯にPKを得た東京はルーカスがこれをきっちりと決めて優位に立つ。
その後も中盤を制して東京が大宮を押し込むが、攻めながらも追加点が奪えない。
増嶋が「攻め疲れた」と評するように前半に追加点を奪えないことが勝負のあやとなる。

後半、大宮の三浦監督は前線の二人を入れ替えて3トップで攻勢をかけてくる。
これが奏功してゲームの主導権は徐々に大宮に振れていく。
東京は前半途中に茂庭が負傷交代したことで選手起用が難しくなる。
本来は攻撃的な選手の枚数を増やしてラッシュをかけたいところだが、微妙にプランが狂ってきたと思われる。
相手の攻撃の芽を早めに摘むために伊野波を投入したのはある程度仕方がないことだったが、
川口との交代というのが間違いなくスタジアムに負のメッセージを送ってしまった。

ガーロ監督は決して1点を守ろうとしたわけではないと思う。
東京のラインがずるずると下がり始めディフェンス・ラインに吸収され始めたところでの伊野波起用は間違ってはいないと思うし、
それが証拠にその直前にはリチェーリを入れている。
惜しむらくは、伊野波は運動量が落ちていた宮沢あたりとの交代のほうが良かったのではないかということだ。
あるいは、リチェーリの完成度を考えると三浦を入れて中盤を落ち着かせたかったところだ。
このあたりのガーロ監督の起用法にもまだ迷いが伺える。

しかしこうした東京の選手交代はたいしたことではなかったと思う。
後半の何とかしなければという大宮の気迫がそれを上回っていたからだ。
トップ下の桜井、小林大を中心に全員が意思統一してパスを廻す。
東京はすっかり引かされて、プレスがまったく効かない。
梶山、宮沢、ルーカスもすっかり足が止まってしまい、右に左に振らされた。

もはや同点は時間の問題。
カウンターも期待薄だとなって、私は何とか引き分けでもやむを得ないと思っていた。
土肥を中心に何とかしのいでいたが76分CKからついに同点に追いつかれる。
「やはりか」と思った。これでいよいよ気持ちの上でも逆転。
何とかしのぎきればと思っていたが、ロスタイムにFKを献上。

あの、ロスタイムで同点に追いつかれた去年のホーム大宮戦が頭をよぎる。
・・・果たしてあの悪夢そのままにロスタイムに試合はひっくり返された。
これだからサッカーは面白いと思う。この逆もまたあるのだから。

とにかく東京は連戦の疲れを言い訳にしているようではだめだ。
バルサはリーグ戦で優勝しながらチャンピオンズリーグにも王手をかけている。
過酷ともいえる日程を消化しながらだ。

去年の石垣島キャンプ・レポートだったか、このキャンプで50キロほどを走りこんで、
今までにないほど走ったというレポートを読んで愕然としたことがある。
プロ・サッカーの練習がどの程度のものかは分からない。
持久力だけでなく、瞬発力も要求されるサッカーでただ走るだけがフィジカルトレーニングではないということは分かる。
それにしても10日あまりのキャンプで50キロはあまりに少なすぎないか?
90分の試合中には10キロ近くは走るというではないか。
私は陸上競技をやってきて今も市民ランナーとして走っているが、1ヶ月で少なくても100キロは走っている。
競技は違うので単純な比較はできないが、練習も仕事のうちのプロの選手が、
キャンプでさえあの程度しか走らないことに驚いたものだ。

思わぬ予断になってしまったが、中断期には1週間や2週間の連戦でも走り負けないフィジカルを今一度立て直してほしい。
そしてどんな時にも慢心しないメンタルを石井アドバイザーあたりから注入してもらいたいものだ。