関経連会長で万博協会の副会長を兼務する松本会長の「建設業界はけしからん。万博を成功させようという気がない」との発言が波紋を呼んでいる。
そうはいっても建設業界はすでに去年秋辺りから政府、参加国の準備が遅れていることに警鐘を鳴らしていた、「今のままでは開会に間に合わないこともある」と。
その後も準備状況が大きく進んでいるとも聞かないうえに逆に能登半島大地震が発生するというネガティブ要素が現出したのでますます心配の度合いは高まっている。
そんな最中に協会の内部分裂とも受け取れる発言が飛び出したので上部団体である経団連の会長は困惑しただろうねぇ・・・。(笑)
建設業界だって何も(関西万博が)成功しなくてもいいなんて考えているわけではないと思う。
ただ責任感から「早くしないと間に合わない」といったのだろうからそれを非難するのは筋違いというものだ。
関経連会長は建設業界に対する非難の前にパビリオンの設計や発注状況など準備状況をあらためてレビューしクリチカルパスがどこにあるかを考えるべきではなかったか。
とにかく今は内輪揉めしている場合ではない。
開催できるか否かの瀬戸際に立っているのだからね。