日大アメフト部の薬物汚染拡大が明るみに出ている。
一連の不祥事対応に疑問を感じた林理事長はスポーツ担当の副学長に辞任を迫ったようだが当の副学長は「第三者調査やその提言を待たずに解任するのか」と居直っているようだ。
筆者が当事者であれば自ら辞任を申し出るところだが検察出身の副学長はそうではなかった。
これには林理事長も困惑したんだろうなぁ。
筆者が関心を持ったのは理事長と副学長の間に立つ学長はどう考えているか、ということだ。
学長が副学長の肩を持っているようであれば林理事長は孤立無援、理事長職は全くのお飾りでしかないということだ。
日大のガバナンスは相変わらず不在のままだ。
もしも理事長と同様に副学長の責任を問うのであればもっと早く、もっと穏便に理事長と協力して副学長辞任を実現すべきだった。
残念ながら内紛が表沙汰になってしまった今何をやっても遅過ぎる。
とにかく日大全体の失態を世間に晒してしまった。
理事長も、学長も、そして日大全体も大きく傷ついた。
一般の企業であればこんな無様なことはないだろう。
さてさて明日はどんな会見になるのだろう。