マッシーの日本寸評

「日本を少しでもいい国に、住みやすい社会に」との思いから政治、経済、時事問題を感性の赴くまま自由に批評します。

マラソンのペースメーカーって?

2022-01-30 15:17:51 | スポーツ
今日大阪女子国際女子マラソン大会が行われ松田選手が終盤ほぼ独走状態で快勝した。
それはそれで結構なのだがレースを見ていて気になったのがぺースメーカーの存在だった。
筆者の乏しい知識ではペースメーカーとはレースの中盤まで2名程度がレースのトップを務めある地点で静かにレースを離脱するものだった。
ところが今日は違っていた。
何と5人(少なくとも)がトップグループと2位グループに交じって選手たちと並走しているではないか。
しかも各ペースメーカーのゼッケンには「川内」だの「神野」だの聞き慣れたランナーの氏名が入っている。
さらに驚くべきはレース後半には3人のペースメーカーが松田選手を囲んだままゴールのスタジアム直前まで並走し続けたのだ、まるで松田選手が3人のボディガードに見守られるように・・・。
これは一体何?
ここまできてようやくペースメーカーは選手が少しでもいい記録が出せるようにする仕掛けのように思えてきたのである。
ただレースの主催者は話題作りの前にもっと公平性に留意すべきではないのか。
ペースメーカーを駆使していい記録を出そうと考えるのならこれはやり過ぎというものだ。
またペースメーカーは所詮黒子なのだから氏名入りのゼッケンなど使用すべきではない。
いつの間にかペースメーカーの役割が変質してしまったように思えてならないのである。
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自宅療養者26万人に思う

2022-01-29 10:49:09 | コロナ禍
厚生省によればコロナ感染者で自宅療養者は26万人(入院患者数は約1.8万人)に上るとのことだ。
この26万人のほかにも無自覚、無症状の感染者もいるわけだしさらにその周辺には濃厚接触者もいるのだ。
そうなるともうどこに感染者がいても不思議ではないねぇ。
政府は最近になってコロナ感染者療養体制の方針を変更したようだがこれは治験が進んだからというよりも医療体制が追っつかないのでやむに已まれず、ということだろう。
それでもまだ心配な点があるが「ない袖は振れない」ということだ。
26万人の療養支援だって本当に覚束ない。
昨日の某紙は全国のシッター不足を報じていたが全てカネで解決できるかといえば必ずしもそうとは言えない。
生活用品の補給は? 経過観察の適時実施は? 薬剤の確保、手配は?・・・心配してもキリがない。
まずは未感染者は感染防止に細心の注意を図ることだし無症状・軽症感染者は待期期間を恙無くクリアすることだ。
ここはあまり他人まかせにはせず自らの立ち振る舞いをレビューし徹底することが肝要である。
それに政府は今回の措置は決して望ましいことではないがやむに已まれず、ということを明確に意思表示すべきだと思う。
自らの失政を認めるようで言いにくいかもしれないが国民の理解と協力を得るために不可欠なプロセスではなかろうか。



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濃厚接触者の自宅待機期間7日間に思う

2022-01-28 10:39:01 | 社会問題
政府はコロナ感染者の濃厚接触者について自宅等での待期期間を従来の10日間から7日間に短縮すべく調整しているという。
感覚だけでものをいうのはどうかと思うが7日間でもまだ長いような気がする。
国立感染研によれば待期期間が10日間から7日間に短縮されることにより待機明け発症確率は0.8%から5.5%に高まるということだが接種や検査の励行によりもう少し待期期間を短縮させる道はないのだろうか。
現に急増するコロナ感染者数に伴い社会活動は影響が出てきている。
感染防止と経済活動の両立は難しい問題だが7日間の待期期間はまだまだ異論が出てきそうである。
発症確率5.5%というのは発症しない確率が94.5%ということだからねぇ。
余りの完璧性を求めるのもどうだろう。
今こそ政治が総合的な判断を下すタイミングだと思うのだが今回は専門家の提言を丸呑みである。
いつもはあれだけ「総合的に」という表現を多用するのにねぇ・・・。
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13年ぶりのガソリン価格高騰に思う

2022-01-27 21:34:11 | 経済
ガソリン価格が13年ぶりの高騰で市民生活を圧迫している。
リッター170円を超えたというのはたしかにあまり記憶にないなぁ。
放置しておけば昨今の円安基調もあってさらなる高騰の恐れ十分である。
堪らず経産相は補助金リッターあたり3.4円の補助金支給に踏み切った。
やっぱり相当な危機感を有しているのだねぇ。
しかし不思議なのは末端価格の低下にはつながらない可能性を多くの有識者が唱えていることだ。
この補助金は元売りに支給されるのだが流通段階で費消されてしまい最終消費者は恩恵にあずかることはないかもしれないということらしい。
結局この補助金は関連業界向けであって消費者は「蚊帳の外」ということかねぇ。
コロナ禍支援金もそうだがこのところ支援金の争奪合戦が当たり前になってしまった気がする。
モラルハザードが進まなければいいのだが残念ながら一部では相当浸食されている。
行政はスピードも大事だが制度設計にも十分配慮して欲しいものだ。
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主役交代が目まぐるしい角界に思う

2022-01-26 10:59:54 | スポーツ
大相撲・関脇御嶽海が3度目の幕内優勝を経て大関昇進を叶えた。
長野県出身の大関は江戸時代の雷電為右衛門以来というのが何とも興味深い。
久しぶりに雷電の名前を聞いたからねぇ・・・。
それはそうとしてこの初場所、照ノ富士、御嶽海の踏ん張りはともかくその他の役力士5人が早々に優勝戦線から脱落し結局負け越してしまったことはどういうことか。
特に2大関は来場所カド番を迎えることになるのだが是非とも体調を整えカムバックを期してほしいものだ。
ところで先場所大関正代の千秋楽の取り組み相手は(横綱・照ノ富士ではなく)既に負け越しが決まっていた平幕力士だった。
いくら成績が振るわないからといって横綱・大関といった番付上位者同士の取り組みが見られないのは残念だ。
正代だってそこまで温情をかけられるのは望むところではないだろう。
優勝者の決定を千秋楽まで取っておきたい気持ちは分からないでもないが興行上の問題よりも番付の重みも考えてほしい。
この際個々の力士の星勘定や優勝者の決定日など考慮しなくていいと思う。
全ての力士が思い残すことなく全力でその場所を務めることが明日の角界を隆盛につながるものと確信している。
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