マッシーの日本寸評

「日本を少しでもいい国に、住みやすい社会に」との思いから政治、経済、時事問題を感性の赴くまま自由に批評します。

兵庫県知事のパワハラ疑惑証人尋問に思う

2024-09-01 13:40:05 | 社会問題
先日兵庫県議会が県知事のパワハラ疑惑に関する百条委員会を開催し県知事への証人尋問を行っていた。
県知事は席上で「職員が不愉快な思いをしたとすれば反省し、お詫びしたい」と述べていたが「(疑惑を持たれている)行為については業務上の指導の範囲内であってパワハラの認識はない」と従来通りの見解を繰り返していた。
このあたりは見解の相違であって本人が認めない限り合意点を見出すのは難しいものだ。
ただ1つ、知事が激高してして説明者に付箋を投げつけた1件について告発者側は5センチ角の厚さ1センチ弱のモノと証言していたが知事の説明は付箋1枚を2つか3つに折って投げた記憶がある、と証言していた。
この辺りは投げられた付箋の形状を詳細に突き詰めるべきだったと思うがウヤムヤのままに終わったことは残念だ。

さて今週はいわゆる「おねだり疑惑」について2回目の証人尋問が行われる予定だ。
知事は「お土産品はあくまで県として受け取ったもの」との見解を繰り返すだろうがそれならその処理方法はそれにふさわしいものだったかどうか、が焦点になる。
海産物などは担当部局でキチンと賞味・評価しPR活動に役立てたんだろうねぇ。
まさか官舎(自宅)に持ち帰って親族だけで消費しただけ、ってことはないよね。



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巧妙化する特殊詐欺に思う

2024-06-12 10:48:33 | 社会問題

昨今特殊詐欺の手法がますます巧妙化しているように思う。

最近明らかになった「副業紹介」詐欺もその1つだ。

「副業を紹介する」と言って応募してきた女性たちに実際に体験させる。

その副業の一例は「他人の相談に乗る(あるいは愚痴を聞いてやるだけかもしれない)」というものだが相談依頼者が詐欺グループの一員であることが巧妙な仕掛けである。

さぞかし相談依頼者は「相談してよかった」「元気が取り戻せた」とか言ってカウンセラー(のちに被害者になる)を喜ばせるのだろう。

高揚したカウンセラーが所定の報酬を受け取ろうとすると事前に手続きが必要だと言って一定の金銭を要求する。

とまぁこんな図式なのだが、被害総額19億円に上る。

単純に被害者数(8600人)逮捕者数(29人)で割ると被害者から1人当たり約22万円を集め逮捕者1人当たり約7000万円を手に入れたことになる。

全く巧妙というか、悪質というか・・・。

今回のケースで特徴的なことは

①被害者が比較的若く判断能力が衰えた高年齢層ではない

②摘発された犯罪者グループが26名と多人数である、ことだ。

前者については昨今の副業容認ブームで一般の人でも手を出しやすくなった時代背景があるだろう。

後者については劇場型犯罪の特徴である多くの「役者」が必要になっていることがあげられよう。

ともあれ、この手の犯罪は所詮「いたちごっこ」なのだからまずはわれわれが自衛力を高めるしかない。

嫌な世の中になったねぇ。(嘆息)

 

 

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