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マッシーの日本寸評

「日本を少しでもいい国に、住みやすい社会に」との思いから政治、経済、時事問題を感性の赴くまま自由に批評します。

英議会の安楽死法案可決に思う

2024-12-01 08:56:26 | 高齢者社会
英国議会が終末期患者の安楽死を承認する法案を可決した。
法案は余命半年以内と診断された患者が自らの選択で死ぬことが出来るというものだ。
英国では9年前にもやはり安楽死を認める法案が提出されているがこの時はアッサリと否決された。
この9年間に一体何があって国民の意識をどう変わったのだろうか。

翻って日本は未だ安楽死は認められていない。
いつだったか、難病患者が医師を探して自らの死を選んだケースもあった(当該医師は当然罪に問われた)。
筆者には以前植物人間状態で長く眠り続ける高齢者を見て慄然とした記憶がある。
そろそろ我が国も考えられる条件(例えば本人及び家族の明確な意思表示など)を付したうえで安楽死容認に舵を切ったらどうだろう。
生命の尊厳さと本人や家族の意思、様々な環境とのバランスを取っていく必要があるのではないかと思う。
諸外国なども大きく動いている。
オランダでは元首相夫婦が手を握り合って静かに死途に赴いた。
そういう人生が許容されてもいいのではないか、と思うのである。
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高齢者ドライバーの事故増加に思う

2024-03-19 19:48:20 | 高齢者社会

このところ高齢者ドライバーの事故増加が気になっている。

アクセルとブレーキの踏み間違いや逆走などが主なものだがとにかく交通事故は死傷に結びつきやすいので当該高齢者のみならず道路交通者全員も注意が必要だ。

先だって我が家近くでびっくりするような光景に出くわした。

時々バスでご一緒するご近所さんだがいつもバスを降りてからゆっくりと歩を進める姿が目に焼き付いている。

ところが、ところが、先日この方の家の前を通りかかったとき停車した車の運転席から降りてきたのはなんとその人だったのだ。

あんなに不自由な下半身で車を運転するなんて信じられない。

と同時に「もしも事故に巻き込まれたら・・・」と思うとゾっとしてしまう。

高齢者ドライバーは夫々ハンドルを握らざるを得ない理由があるのかもしれないがその危険性を知ればとてもそんな気にならないだろう、と思っていたが見事に裏切られたのだ。

世の中、相当危ないと思っていても運転を継続している高齢者たちは多いんだねぇ。

一方自動車メーカー側ではフェイルセーフ・システムの開発、装備が進んでいるようだが高齢者スピードに追い付いているのか?

そもそもこのシステムが有効なものなのか、・・・いろいろ考えさせられる。

やっぱり自動運転システムの完成まで待たなければいけないのか?

それまではただ「自衛」あるのみ、かもしれないねぇ。(笑)

 

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オランダ元首相夫妻の安楽死報道に思う

2024-02-17 12:03:42 | 高齢者社会

昨日どこかのニュースがオランダ元首相夫妻の安楽死を伝えていた。

夫妻はともに93歳で手を握りながら最後を迎えたということだ。

二人は最愛の伴侶を(この世に遺すことなく)互いに手を携えて旅立ったということだからさぞかし思い残すことはなかったんだろう。

翻って我が国ではいろいろ議論はあるものの安楽死は合法化されていない。

しかし人間は生きる権利とともに死ぬ権利もあってはいいのではないか、と思う。

かって筆者は薄暗い病室で静かに休み続ける高齢者を目にしたときの衝撃を忘れられない。

当該患者は全く生気はなく、おそらく二度と目覚めることはないだろうことは素人目にも明白だった。

もしも本人が生前に安楽死を望みそれを実現されればどんなに幸福であったろう、と思った時何かやりきれない気がした。

昨日別のニュースで「少子化対策予算」の財源が話題になっていた。

その中で高齢者の医療費負担に現役世代の保険料が転用されている現実を幾度となく知らされた。

仮にも高齢者の延命のために若者が出産・子育てを諦めるようなことがあってはならないと思う。

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AI花盛り時代に思う

2024-02-04 14:47:14 | 高齢者社会

最近新聞を読んでいて気が付いたのはAI関連記事が増えてきたことだ。

AIの利活用がいろんな現場で本格化してきたんだねぇ。

製造業でいえば製品開発から製造システム、販売マーケティング、物流ネットワーク、アフターサービス(コールセンター)まであるゆる段階で利活用が進んでいるのだ。

無論役所や福祉、個人の分野でも同様だ。

意外と進んでいないのが学界かな。(笑)

IT(AI)の世界はtとにかくやってみて効果が見えなければ方針転換、トライ&エラーを繰り返せばいいと思う。

失敗コストはさほどでもないのだ。

それはそうとして最近はAIの負の部分がよく議論されるようになった。

例えばAI デバイド・・・、かってデジタルデバイドとか言ってICTを使いこなせる人々とそうでない人々の間に生まれたさまざまな格差をこう呼んでいたが・・・今度はそのAI版が大きな社会的格差を生むということだ。

デジタルデバイドは昨今その格差が詰まってきた(当時の年寄りが居なくなっただけ?)がAIデバイドはこれから始まるのである。

(AIが駆使されているという)フェイクニュースの増大も心配される。

いつだったか、ウクライナのゼレンスキー大統領のフェイクニュースがあって慄然としたことがあった。

AIの活用により今後ますます「偽りコンテンツ」が巧妙になってくるようだ。

これらもAIの負の側面ではないだろうか。

何事もいいこともあれば悪いこともある。

明るいこともあれば暗いこともある。

これがこの世の中なのだ。

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「敬老の日」に働く高齢者を考える

2023-09-18 10:31:45 | 高齢者社会

今日9月18日は「敬老の日」ということだが端的に言ってあまりピンとこない。

もっとも「敬老の日」が国民の祝日として制定されたのが1966年だから当時と現在では随分環境が違う。

高齢者とは一般に65歳以上を指すようだが日本では総人口の29%強を占める。

そしてその高齢者の多くがリタイアしているかと言えばそうではない。

総務省の統計によれば65~69歳の就業率は50.8%、70~74歳のそれは33.5%とこの10年で大きく変化した。

悠々自適の高齢者であれば「敬老」という言葉もしっくりくるが果たして勤労高齢者は周囲からどの程度尊敬されているのだろうか。

勤労高齢者が増加している背景には産業界全体の人手不足や勤労者自身の生計費確保などもあるようだからなかなか昔のような敬老精神を享受していないのではないか、という気もする。

むしろ社会の片隅では「嫌老」ムードすら懸念せざるを得ない今日この頃ではないだろうか、決してこんなことがあってはいけないのだが・・・。

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