ロシアのプーチン大統領がウクライナに対し直接交渉を提案したとのことだがこれはどんな腹案が秘められているのだろうか?
心境の変化をもたらしたものは何だろう?
1つはバチカンでのトランプ・ゼレンスキ―の通訳も介さないサシの協議後にトランプがいきなりウクライナ寄りの姿勢を見せたことだ。
仮に筆者がもしプーチンであればこれはちょっと慌てる。
さらに先日英・仏・独の首脳がキーウを訪問しゼレンスキ―と意見交換をしていた。
この場では例の30日間停戦とその後の対ロ追加制裁について確認した模様だがこれもトランプ氏の動きを受けたものだ。
さて今1つは先般行われたロシアの対独戦勝記念パレードでプーチンが中国の習氏から何らかのサジェスチョンあるいは言質を得た可能性があるということだ。
この相反する2つの動きがプーチンの心境にどう作用したか、興味深いねぇ。
過去のプーチンの行動を鑑みるにウクライナに対し簡単に譲歩するとは思えないが局面打開のためにゼレンスキ―には交渉に応じることを勧めたい。
ロシアだってそう継戦能力が残っているわけではない。
北朝鮮の兵力がなければクルツク州の奪還さえ覚束なかったのだから。