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マッシーの日本寸評

「日本を少しでもいい国に、住みやすい社会に」との思いから政治、経済、時事問題を感性の赴くまま自由に批評します。

プーチン大統領の対ウクライナ直接交渉の提案に思う

2025-05-11 14:06:49 | ウクライナ紛争
ロシアのプーチン大統領がウクライナに対し直接交渉を提案したとのことだがこれはどんな腹案が秘められているのだろうか?
心境の変化をもたらしたものは何だろう?
1つはバチカンでのトランプ・ゼレンスキ―の通訳も介さないサシの協議後にトランプがいきなりウクライナ寄りの姿勢を見せたことだ。
仮に筆者がもしプーチンであればこれはちょっと慌てる。
さらに先日英・仏・独の首脳がキーウを訪問しゼレンスキ―と意見交換をしていた。
この場では例の30日間停戦とその後の対ロ追加制裁について確認した模様だがこれもトランプ氏の動きを受けたものだ。
さて今1つは先般行われたロシアの対独戦勝記念パレードでプーチンが中国の習氏から何らかのサジェスチョンあるいは言質を得た可能性があるということだ。
この相反する2つの動きがプーチンの心境にどう作用したか、興味深いねぇ。
過去のプーチンの行動を鑑みるにウクライナに対し簡単に譲歩するとは思えないが局面打開のためにゼレンスキ―には交渉に応じることを勧めたい。
ロシアだってそう継戦能力が残っているわけではない。
北朝鮮の兵力がなければクルツク州の奪還さえ覚束なかったのだから。



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本物の弔問外交は結実するか?

2025-04-27 21:52:29 | ウクライナ紛争
先日トランプ米大統領とゼレンスキ―宇大統領が文字通りヒザ詰めで会談を行っていた。
陪席者もなく、通訳もいなくてねぇ・・・。
二人ともローマ教皇の葬儀に参列の合間に15分ほど話をしただけなのだがこれが本物の弔問外交と言っていいだろう。
というのもいわゆる弔問外交は普段のご無沙汰を詫びる程度の軽いモノだろうから。

さてこの両氏は先般ホワイトハウスでの会談でケンカ別れした間柄なので今回のサシの会談はひときわ意義がある。
会談内容は明らかにされていないがゼレンスキ―大統領によれば「歴史的な会談になる可能性がある」と評しその意義について自信をのぞかせていた。
一方のトランプ大統領と言えばその後ロシア・プーチン大統領について辛辣な物言いしていたのでもしかしたら従来のロシア寄りの姿勢からウクライナ寄りに変身したのかもしれない。
それにしても15分程度の2人だけの会談が3年間の戦争の転換点になるとしたら生前ウクライナの平和を切望していた故フランシスコ教皇の祈りが通じたのかもしれない。
最期の最後に大きな仕事を成し得たものだ。


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ウクライナ戦後処理はこれでいいのか?

2025-03-25 08:11:49 | ウクライナ紛争
ロシアがウクライナに侵攻してから3年・・・、当初から双方とも下りられない、収束方法が難しい案件になりそうだと思っていた。
案の定、両国は決め手を欠き戦火は一進一退、ロシアにとっては屈辱的ともいえる自国の一部侵略も許した。
しかし3年も経てば流石に体力の消耗と厭戦気分は抗いがたく双方ともに停戦の糸口を模索するようになってきた。
そんな時に登場したのが米国のトランプ大統領だ。
米国はもう「世界の警察官」の地位を降りたはずなのに「アメリカ・ファースト」を掲げるトランプ氏は都合よく「人道主義」を振りかざして躊躇なく介入する。
そしてウクライナの意向に耳を傾けることなく収束シナリオを認めレアアースという自国の権益だけはちゃっかり手に入れる。

本来この種の問題はウクライナ、ロシアの両当事者が仲介者と同じテーブルについて着地点を見出すべきだが今の進め方ではウクライナは「蚊帳の外」に置かれたままだ。
そして「領土の線引き」にしても「NATO 加盟可否」にしても一方的にことが進められようとしている。
こんなことが認められるようでは小国は堪ったものではない。
国際社会はこの悪しき前例となる「弱肉強食」をなんとしても排除すべきではないかと思うのである。



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ゼレンスキ―大統領のNATOに対する「理解」再要請に思う

2024-08-21 08:08:48 | ウクライナ紛争
先日ウクライナのゼレンスキ―大統領がNATO加盟国に対し供与武器をロシア越境攻撃に使用することの理解と容認をあらためて要請していた。

やっぱりゼレンスキ―にとってロシア越境攻撃は大きな決断だったんだねぇ。

もしも東部4州の奪還に供されるのであればこのように特別の許諾を得る必要もなかったからね。

しかし現時点で見ればウクライナの越境攻撃は正しい判断だった。

戦線の伸びきったロシア軍は大慌てで対応に苦慮していることは目に見えるようである。

2年半前に発生したロシアの「ウクライナ侵攻」は大きな転換点を迎えている。

この際日本もウクライナ支援を強化したらどうだろう。

日本は「武器輸出3原則」とかで殺傷力を持つ武器の輸出は禁じられているがヘルメットや情報端末の類いならセーフだろう。

わざわざ広島G7に大統領を呼んだくらいだからそれくらいの器量はあっていい。(たとえ国際戦争犯罪人プーチンの反発はあるとしてもね)

そうそう、ウクライナは米国から供与されたF16はいつどんな使うのかねぇ?

きっと大きな戦力になると思うのだが・・・、いつまでも温存しているのは腑に落ちない。



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ようやくウクライナに戦闘機が届いた

2024-08-06 09:03:12 | ウクライナ紛争

昨日テレビのニュースを見ていたらウクライナのゼレンスキ―大統領が茶色のネットを被せた2機の戦闘機をバックにウクライナ軍に戦闘機が配備されたことを伝えていた。

かって筆者は1年も2年も前にこのブログで「これからの戦争は戦車やりゅう弾砲の時代ではなく戦闘機や防空システムの時代である」と述べたことがあるがようやくNATO 加盟国から戦闘機の引き渡しを受けたのかねぇ。

繰返しになるがもっと以前から戦闘機を参加させていれば戦況はもっとウクライナに有利に進められたのではないかと思うと残念でならない。

しかし今からでも決して遅くはない。

戦闘機を駆使してロシアの地上部隊を蹴散らしたらどうか、ヒット アンド アウェーでね。

それともう1つ、軍備や戦術はもっと秘密裡に行われるべきではないか。

冒頭の2機の戦闘機は所在地は明かされなかったがこれは当然だし、そもそも引き渡しそのものも秘匿すべきだと思う。

手の内を晒せば敵は間違いなく迎撃態勢を整える。

つまり戦果はその分限定的になるということだからね。

今回ウクライナは10機の戦闘機を手に入れたという。

この際、事前アナウンスは省略し即座に前線に投入したらいい。

これらの戦闘機が一日も早いウクライナの逆転勝利に寄与することを願うものだ。

 

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