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マッシーの日本寸評

「日本を少しでもいい国に、住みやすい社会に」との思いから政治、経済、時事問題を感性の赴くまま自由に批評します。

開幕直後の関西万博を勝手に評価する

2025-05-05 10:57:33 | 関西万博
本日テレビ番組が大阪・関西万博の累計入場者数が210万人を記録した、と報じていた。
たしか4月13日開会だったから3週間で210万人、週当たり70万人、一日あたり10万人の来場者があったということだ。
会期は約半年間だからこのままのペースで行けば総入場数1800万人、計画入場者数は2800万人には遠く及ばない。
まだ始まったばかりだから今の時点で結論めいた話は出来ないし、またすべきではないと思うが厳しい状況にあることは間違いない。
今回の万博はいろいろ不運に見舞われた。
先ず第一に建設コストの高騰だ。
見直す都度建設費の試算が上方にブレて関係者、世間の不安をあおった。
最期はさすがに予算を固定したが今度は運営費が膨れ上がるようになった。
第二に能登半島地震というアクシデントだ。
予期せぬ自然災害に建設工数のいくらかはそちらに割かれた。
お陰でいくつかのパビリオンが開会時に間に合わなかった、・・・こんな失態はめったに遭遇することはない。
第三に目玉となる展示物「空飛ぶタクシー」のトーンダウンだ。
規模はともかく当初は客を載せて会場まで運ぶ計画があったがいつの間にか沙汰止みになってしまった。
運営面では「並ばない入場」やスマホに依存した入場者サービスが裏目に出てしまって軌道修正を余儀なくされた。

問題は「これからどう挽回するか」だが妙案なんかはない。
要は改善ポイントをいかに正しく把握しいかに速やかに実行できるか、にかかっている。
この際「水増し入場者数の積み上げ」などの愚策は止めて、ね。

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関西万博の喧騒の中でひっそりと・・・。

2025-04-29 12:14:33 | 関西万博
関西万博が開会しメディアは連日入場者数を気にしつつ現地の状況報道に余念がない。
雨が降ったら降ったで、スマホのバッテリーが切れたら切れたで、人気館の入場制限があったらあったで、・・・いやはやご苦労さんです。(笑)
そんな喧騒の中先日小さなニュースを新聞紙面の片隅に見つけた。
それは大阪IR関連の工事が着工されたというものだ。
大阪IRの開場は万博からしばらく間をおいて、と理解していたがもう工事を開始するんだねぇ。
残念ながら開催万博はすべてのパビリオンが開会までに間に合わず今も最終工事がなされていると聞くがその裏でもうポスト万博の工事かよぉ。
随分準備のいいことだねぇ・・・。(笑)
こちらの方は関西万博の工事遅れとは直接関係はないのかもしれないがどこか遠慮して報道は控えめである。
話はいささか飛躍するがオンラインカジノの規制問題がクローズアップしている。
お笑い芸人や有名プロ野球選手の多くが手を染めていた、とかで今海外からのお誘いに対し全面ブロックの法的措置案も俎上に上っている。
そんなことを意識して大阪IRの動向や報道も若干セーブ気味になっているのかねぇ?
ただ万博・IRの両プロジェクトに関係している人たちがいるとしたら当面関西万博の方に全力投球してほしい。

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暗雲立ち込める「大阪万博」に思う

2024-02-03 08:28:46 | 関西万博

先日テレビを視ていたら石川県の馳知事が能登半島地震の復旧状況についてインタビューを受けていた。

その中で地震被害からの復旧と同時並行で建設が進められている大阪万博の開催について質問があった。

インタビュアーの意図は「大規模工事のバッティングで復旧の妨げになることはないか」と理解したが知事はそんなことには一顧だにせず大阪万博の建設工事も全面的に支持、開催時には能登半島のことも紹介していただきたいと応じていた。

しかし本当にインタビュアーの抱いたような危惧はないのだろうか。

地震被害の復旧はとにかく最優先で「経費に制限はつけない」との首相の言質を取っているから知事の方は安心だが他方で大阪万博の方は経費がすでに予算オーバー気味だからもしも両者がリソースの点でバッティングするとしたら後者の旗色は悪いぜ。

その心配はないのかねぇ・・・ただでさえ工期は詰まっているのにねぇ。

そういえば大阪万博のサポーターとなるべき松本人志も博覧会アンバサダーの座を降りそうだ。

「前売りチケットを大量購入した」と笑顔でPRしていた西村前経産相もその座を降りた。

閣僚の1員である高市経済安保相が大阪万博の延期を首相に進言したとも聞く。

大阪万博の見通しは今一つである。

350億円の経費をかける木造リングが巨大な墓標にならなければいいが・・・。

 

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政府は関西万博の再チェックを急げ

2023-11-29 11:43:23 | 関西万博

今日は入ったニュースによれば2025年に開催予定の関西万博にロシアは不参加を決めたということだ。

ロシアの不参加については建設費の高騰以外にほかの要因もありそうだがいずれにしても我が国の大会関係者にとってはショックではなかろうか。

仮にこんなことが五月雨式に起きようものならただでさえ開会が危ぶまれる関西万博にとって致命的である。

大会関係者は現況を真摯に受け止めあらためて大会の経済効果と運営総コストの精査を行うべきだ。

その際重要なことは「開催ありき」で物事を考えるのではなく白紙の状態でまずは「ありのまま」を再整理することだ。

それが今求められているレビューなのだ。

今度こそ失敗は許されない。

そしてその結果を胸を張って説明して欲しい。

結果はどうなるか不明だがそうすることが国民の信頼を得る唯一無二の方策である。

「開催」だけが最良の道ではない、「縮小案」だって十分ありうるありうる。

要は雑念にとらわれず淡々と、粛々とレビューすることだ。

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黄信号が灯る関西万博に思う

2023-11-21 10:25:10 | 関西万博

関西万博の開催が微妙である。

建設費の高騰が出展各国の判断に影を落としているのだ。

その遠因にはロシアのウクライナ侵攻やイスラエル・パレスチナ間の紛争があるのではないか。

先行きどんな動きが起きるかもしれない。

こんなときにはついつい守りの姿勢が優先し行動基準が委縮しがちなのだ。

ともあれ政府や維新の会はそんなことは言っておれない。

やみくもに突進していかなくてはいけないのだ。

肝心の国内世論の盛り上がりもイマイチなのが気にかかる。

どこかの調査だったか、国民の中に関西万博の開催を期待する向きが30%程度だというから関係者の心配は尽きないだろう。

350億円とも言われる総延長2キロの会場シンボル・リングだ。

ただその再利用方策の例として清水寺を提示した橋下徹氏の説には思わず違和感を抱いた。

どう考えてもあのリングはどこに持って行っても歴史的遺産にはならないだろう。

橋下氏の言動には共鳴することが多いがこの説に限っては疑問視せざるを得ない。

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