マッシーの日本寸評

「日本を少しでもいい国に、住みやすい社会に」との思いから政治、経済、時事問題を感性の赴くまま自由に批評します。

岸田首相の捨て身の行動に思う

2024-02-29 09:29:16 | 政治

岸田首相が昨日自ら政倫審に出席すると聞いて驚いた。

一体政倫審で何を話すのだろうか、ということだ。

まさか安倍派のキックバックにまつわる内情について精通しているわけではないだろうし・・・。

結局安倍派の面々が政倫審出席を渋っていることに対し無言のプレッシャーを与えることを狙ったとしか思えない。

裏返して言えばこんな捨て身の行動でしか自党の議員を動かせない総裁の無力さを白日の下にさらしてしまったのだ。

しかしその結果として安倍派の面々を政倫審の場に引っ張り出せたので総裁として100点満点で50点くらいの採点をしてもいい、のかな?

この後、気になるのは野党がこの政倫審を(政治の信頼回復に向けて)どれだけ生かすことが出来るか、だ。

安倍派の出席者の一人は早速「今まで話してきたことをお話しするだけだ」と予防線を張っている。

新たな事実が出てこなければ国民の失望はむしろ広がることになる、野党に対してもね。

そうそう、かって衛藤征士郎議員が「政倫審に出席してもいい」「(名前の挙がっている)51名全員が出席して弁明したらいい」などと述べていたがこの話はどうなったんだろうねぇ?

折角のご意思は謹んで受け信頼回復に寄与させたらいい。

 

 

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政倫審の開催見送りに思う

2024-02-28 09:37:59 | 政治

先週あるいはそれ以前から28,9日という日程だけは決まっていた衆院の政倫審が直前になって開催見送りとなった。

首相は「(関係者に)最良の方法を取るよう指示した」と述べていたがやっぱり自民党のトップとしての責任は免れられないと思う。

なんだ、この抽象的で普遍的な物言いは・・・。(笑)

かって「信頼回復のため自ら先頭に立って、火の玉になって」というあの威勢はどこに行ってしまったのか。

首相はもう「恥も外聞」も失ってしまったようだ。

恐いものがなければ何でもできる、・・・そんな(アントニオ猪木が言っていたような)鉄則を実践しているようだ。

気になるのはちょっと不穏当だがいわゆる「倒閣運動」の気配がないことだ。

「こんなに指導力のない、言行不一致で自己中心的なトップは放置できない」という声がどうして出てこないのか、不思議である。

内閣のみならず自民党の支持率にも陰りが出始めているというのに。

水面下で何か胎動があるのだろうか、それとも嵐が過ぎ去るのを見計らっているのだろうか、よく分からないねぇ・・・。(笑)

 

 

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国民民主党の衆院補選候補の公認取消しに思う

2024-02-26 12:01:09 | 政治

国民民主党が4月に予定している衆院東京15区補選候補の公認を取り消した。

当該候補はかって生活保護を受けながらラウンジ勤めの経験があるということで公認権をはく奪されたようである。

当人は生活保護受給は認めているものの法律違反の認識はなく、この措置について若干不満の様子だが疑惑がある以上この処置はやむを得ない。

というか、むしろこの候補が結構有力だと思料されているにもかかわら即刻立候補をあきらめた党幹部の潔さに敬服している。

やっぱり国会議員は人1倍も2倍も倫理性が求められると思う。

単に法律をクリアしていればいいというものではないと思うのだ。

そういった点で今の自民党の議員はトップもヒラも本当に情けない。

首相は首相公邸で開かれた親族パーティーは別段悪びれる風もなく是認しているし、地元で開かれた首相就任パーティーは任意団体が主催したものとして例え収益金が事務所に還流されても全く問題なしとしている・・・、やれやれ。

これで政治刷新本部長なんてねぇ・・・・、何かおかしくない?

これじゃぁ、自浄作用なんて働くわけないよ。

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天下の奇祭・はだか祭りの対照に思う

2024-02-24 19:48:18 | 歴史的遺産

この季節、各地で「はだか祭り」がおこなわれている。

はだか祭りといっても決して不健全なものではなくいずれも宗教的行事で長い歴史を有している神聖なものだ。(笑)

その中で今日は対照的な2つを紹介したい。

1つは愛知県稲沢市の国府宮神社で行われているものだ。

年男から選ばれた神男(しんおとこ)に触れれば一年の厄除けになると信じられ数千人の下帯姿の男衆が神男を目がけてもみ合う姿はなかなか勇壮だ。

今年はかねてより希望があった女性陣が初めて参加が許された。

といっても男衆と同じ下帯姿という訳にもいかず(笑)、法被姿で(男衆とは)時間帯を分けて福ササを本殿に奉納するという形に落ち着いた。

それにしても女性陣の威勢のよさには驚いた。

彼女たちの満足度も如何ばかりか・・・、来年はもっと盛り上がるに違いない。

もう1つのはだか祭りは岩手県奥州市、黒石寺の蘇民祭だ。

こちらは福物の木札が入っていた蘇民袋を(やはり下帯姿の)男衆の奪い合う姿が祭りのハイライトだ。

しかしこのハイライトが来年以降はもう見られない。

残念なことに黒石寺の蘇民祭は今年が最後になったのだ。

理由は言うまでもなく関係者の高齢化と担い手不足である

国府宮のはだか祭りは新たに女性も加わり今後も発展していく。

一方で黒石寺のはだか祭りは今年で完全に消滅する。

なんか割り切れないなぁ・・・。

 

 

 

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スタンドプレイの首相に思う

2024-02-23 10:18:42 | 政治

かって首相は子育て支援金の財源(の一部)について「公的医療保険料に上乗せして徴収するが1人当たり月額500円弱と見込まれ賃上げなどを考慮すれば実質的な負担はほとんどない」と説明していたような気がする。

月額500円といえども庶民にとって決して小さい額ではないがそのうえ「賃上げ分までアテにして国民負担の有無を論じるのかねぇ」と呆れてしまった。

首相にとっては企業の賃上げ努力も自分の手柄になるのかねぇ・・・。(笑)

それはそうとして昨日は加藤子育て担当相がこの月額500円相当分について「本人の所得や加入している保険の種別によっては月額1000円を超える場合もあり得る」と述べていた。

まだ(首相の)舌の根も乾かないうちなのにねぇ。

とにかく首相の言動はスタンドプレイが目立つ。

6月に予定されている所得税の減免もそんな気がする。

当初から多くの専門家たちばは「(内容からして)給付金処理の方が合理的」とコメントしていたが首相は何故か「減税」に拘った。

あえて言うが、あまりにも周囲の評価ばかりを気にする言動は政治家にとって一番大事な信用を無くし、人心は離れていく。

 

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