生成AIというとついつい ChatGDPを連想してしまうので対話型サービスに限定してしまいそうだ。
勿論それだけでもポテンシャルは無限なのだがそれ以外にも様々なアプリケーションが考えられることに気が付いた。
富士通が理研と共同で開発した(創薬に有効と思われる)たんぱく質の動きを予測する技術もその一つだ。
なんでも従来専門家が人手で行っていた作業を10分の1に短縮できるという。
仮にこんなことが実現するとしたら高度なスキルを持つ人材の確保問題や開発期間の大幅短縮に役立つだろうから製薬メーカーのメリットは計り知れない。
生成AIのポテンシャルを見損なっていたねえ。
企業が改善を積み重ねてより高い成果を得る作業は無数にあるはずだ。
ChatのつかないAI はまだまだ未開拓分野である。
この分野の取り組み次第で企業間格差が大きく広がることは疑いないだろう。
今年のヒット商品といえば先ず頭に浮かぶのが生成AI だ。
概念そのものは随分前から噂されていたがあのchatGPTとやらで一気に爆発した。(笑)
とにかく使ってみると便利なことこの上ない。
回答は百点満点ではないがあのスピードであの内容であれば利用価値は十分とみた。
もしも全く知らない分野のことであればおおよその予備知識が得られるしたとえ専門分野であっても自己チェックする道具として有用だろう。
難しいのは回答内容がどれほど完璧なものなのかがなかなか判定できないことだ。
個人は使用で使うのだったらまだ許されよう(もちろん自己責任の範囲内で)がビジネスの場で使うのは相当注意が必要だろう。
それに知的所有権の問題になればことはもっと複雑になる。
先日も米国の某大手メディアが著作権侵害の疑いで生成AIの開発元を提訴したことがあった。
この類の動きは今後も顕著になってくるかもしれない。
しかしそれでも活用してみる余地は十分残されている。
生成AI活用の巧拙はすべてのビジネスにとって生死を分けるカギだと言ってもいいくらいのものだ。
追伸
これで今年の投稿は最後になります。ご愛読ありがとうございました。皆様、どうぞよいお年を。
マイナンバーカード保険証に別人の情報がひも付けされていたケースが7300件余りも確認されたという。
世の中には同姓同名や誕生日が同じなどという例は数多かろうが明らかに別人だからこんな誤登録は医療保険行政に全く寄与しない。
さらに問題なのは厚労省がマイナンバーカードと保険証の一体化を強硬に推し進めている最中にこれらのミスが露見したことだ。
しかも誤りの発生源が容易に特定できなかったことから対象となった被保険者の困惑と不安はむしろ社会全体に拡散しつつある。
これでは政府の本来の構想であるマーナンバーカード多機能化は大きなブレーキがかかるのではないか。
厚労相は「このようなことが今後起こらないよう十分配慮させていただく」と述べていたが妙に淡々とした物言いに不安が高まるねぇ。
ことは結構重大なのだ。
早急にシステム全体を再点検し全国民が安心して委ねられるマイナンバーカードの多機能化を進めて欲しい。
今、対話型AI「chatGPT」が話題になっている。
確かに対話型アプリにAIが加われば「鬼に金棒」だ。
どんな相談にも即座に無料で知識を授けてくれるからね。
全く便利な世の中になったものだ。
ふと脳裏を過ったのは「電卓」がこの世に登場した時に人々が「九九」を習う、あるいは使いことを忘れてしまったことだ。
恐らく「chatGPT」が浸透するにつれ人々は自ら考えることを止めこのソフトに頼り切ってしまうことになるのではないか。
「人間は考える葦である」といたのは誰だったかな? パスカルだったかな?
人間が考えなくなったらもはや人間ではないのではないと思う。
「便利」は「便利」としても節度ある使い方を忘れてはならない。
それすら失ってしまえばもはや人類は滅亡である。