マッシーの日本寸評

「日本を少しでもいい国に、住みやすい社会に」との思いから政治、経済、時事問題を感性の赴くまま自由に批評します。

SBI、楽天の日本株手数料無料化に思う

2023-08-31 10:56:53 | 経済

ネット証券の大手であるSBI証券、楽天証券が相次いで日本株の売買手数料を無料化する。

来年に実施される新NISA制度を睨んだ個人マーケット戦略と思われるがいろんな思いが頭を巡る。

売買手数料が無料ということは今後このマーケットがどれだけ伸びようと収益源にはならないということだ。

付随して伸びると思われる外国株取引に期待しているのか、それとも個人マーケットの拡大を通じて同様に拡大するであろう法人マーケットから収益を得ようとしているのか?

いずれにせよネット証券大手のこれら動きは当面目が離せない。

併せて大手総合証券がどう影響を受けるのかも注目だ。

大手総合証券はネット証券会社ほど身軽に動けない。

かといって指をくわえてみているだけでは能がない。

何らかの対策を講じるだろうねぇ。

個人的なアイディアだが売買手数料のポーションは極力減らし資産残高に対し管理手数料を徴収する案はどうだろう。

無論資産残高には累進性を適用し一定以下の資産残高は管理手数料を無料にしたらいい。

証券業界もフロー・ビジネスからストック・ビジネスに軸足を移す時だ。

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そごう・西武労組のスト予告通知に思う

2023-08-29 09:46:58 | 経済

そごう・西武労組が親会社側のセブン&アイに対し31日のストライキ実施を予告通知したとのことだ。

ストライ実施なんてしばらく聞いてないねぇ。(笑)

昔は鉄道なんて年中行事のようにストをやっていた。

筆者が属していた電機製造産業も例外ではなかった。

しかし今回のスト実施はセブン&アイ個有の理由で計画されたものでちょっと根が深い。

労使ともなかなか譲れない。

万が一、一時的に決着したとしても尾を引きそうだ。

しかも業種は消費者、消費生活に直結するデパートだからねぇ・・・。

そうそう、この紛争は行政(豊島区)や地元商店街まで巻き込んでしまっているので話はややこしい。

大袈裟に言えば資本の論理が世論や人権を突破できるか、どうかが問われているのだ。

結果は昔のストライキと違ってどちらにとっても厳しいものになるだろう。

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中日の1回10失点に思う

2023-08-27 21:27:16 | プロ野球

いささか旧聞だが25日の中日ドラゴンズの戦い方は疑問を禁じ得なかった。

もともと試合は2-8と配色ムードの濃いものだったが最終回マウンドを任された経験の浅いピッチャーは8安打5四死球と酷い有様で何と10失点を失った。

通常これだけの失点を重ねれば投手交替になるところだが代わりが居なかったのか? 1人で投げ続けた。

かわいそうだったのはこの間コーチも近くの野手もこの投手に声を懸けなかったことだ。

これではまるで見せしめではないか。

よく「獅子の谷落とし」とか言って、敢えて厳しい目に遭わせて厳しさを理解させるという方法もあるがこれは度が過ぎる。

出来の悪い社員を職場の同僚たちがいじめているようにも見えるがそんなブラックな企業風土すら連想してしまう。

全く唖然としてしまうねぇ。

昨今中日の戦意欠如は目を覆いたくなる。

ここまで来るともう選手個人やコーチ、監督の責任の域を超えている。

球団経営者は何をしているんだ、ということだ。

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BRICSの変質・変化に思う

2023-08-25 09:49:58 | 国際問題

南アフリカ共和国で開催されていたBRICS 首脳会議が新の6か国加盟することを発表した。

このBRICS というのは元々アメリカだか、英国だかの金融ジャーナリストが命名した造語だと記憶しているがいつの間にか独り歩きするようになった。

「瓢箪からコマ」ってことか。(笑)

新規の加入することになったのはアルゼンチン、エジプト、エチオピア、イラン、サウジアラビア、UAE だそうだが元来チャーターメンバーなど居ない組織だからこの拡大BRICSもよって立つ柱がない。

全ての参加国が「民主主義と法の支配」を謳えるわけでもないし「脱米国」を標榜しているわけでもない。

中國の習主席は「新興国・途上国の連帯、協力」を呼びかけたが求心力はイマイチである。

奇に思ったの習主席が南アを訪問したにもかかわらずBRICS 首脳会議は欠席したことだ。

察するに同じく主要メンバーのロシア・プーチン大統領がオンライン参加を余儀なくされたので彼に一定の配慮をしたのではないか。

あまり自分だけが目立ってはいけない。

しかし習主席も例の一路一帯構想のその後の評判が芳しくない。

結局新生BRICSは従来と同様に柱のない、結びつきの弱い組織を脱することはないだろう。

 

 

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ロシア・プリゴジン氏の事故死に思う

2023-08-24 16:12:14 | ロシア

本日ロシアの民間軍事会社ワグネルの創設者であるプリゴジン氏の死亡が報じられた。

なんでも氏のプライベートジェット機の墜落によるものということらしいが純然たる事故というのも腑に落ちない。

氏は6月にワグネルを引き連れ武装蜂起、モスクワに迫ったがベラルーシ大統領のとりなしで進軍を中断した。

どんな国でもこの種の首謀者は断罪に処せらるのが通例なのに氏の場合はプーチン大統領と懇意だったためか、その後もアフリカ等で活動を続けていた。

しかし氏はロシアの正規軍幹部とは極度の不仲でありプーチン大統領もその処遇に苦慮していたのではないか。

とにかくプーチン大統領の出身母体KBGは暗殺行為などお手のものだ。

ことの真相は知る由もないが「ああ、やっぱりね」という気がしてしまうのは無理ないことだ。

もしかして氏はプーチン大統領との盟友関係を信じて「まさかこんなことはなかろう」と考えていたかもしれないがちょっと甘かったねぇ。

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