3月23日
北北西12m 波2m 中潮 月齢
2.7 旧暦2/4
桃の花、春を知らせる花ですが、昨年は機会を逃し、今期はまたグッポジさんの計らいで白魚漁に参加することが出来ました。

元々はイカポットを前回の釣行で探ってたので試し撃ちをしようと休みを取ってたのですが潮の兼ね合いでちょっと無理もあり、丁度、白魚漁のお誘いもあってすぐさまOKの返事。

しかし、これまでの経験した白魚漁は佐々川での伝統漁もありコツを掴まないと結構しんどい漁法、そして潮や風、水流を意識しないと小さい白魚1匹も獲れない事になります。その辺は過去2回、漁に携わったので基本はしっかり覚えてます。
今回は別場所でのカゴの上げ下げがウインチを使った手返しには体力的と小屋付きもあり快適さも備えたお誘いでした。

早朝7時、行った先は江迎町。
河川は上流から滝から流れる清流で水がキレイな場所。
河口はワンドから浅くなり潮加減で水深が変り堰き止められ一箇所に水流を集めた場所に、漁小屋が有るのです。


時間的に上げ4分辺りからスタートしました。
小屋の漁業権を持つ方と挨拶をし、本日の漁はやってくれとお任せ状態なので遠慮なくやらせて頂きました。

漁法は簡単、網に白魚は入れば網を上げ、ネットで掬うだけです。
ただ自然の法則、流れ、潮、水温、汽水域、これらを潮の時間帯と掛けて、見てみると漁法に関する事がしっかり分るのです。
水温でも上げで上がって来る白魚は汽水域と清水と交わる部分で塩分濃度、清水の水温での温度差なのである程度まで上がってくるのですが途中で反転する、その域がその交わる部分です。
基本で大潮などがあまり獲れないと言われる理由がそこにあるのです。
時間的に上げが動く時間帯だと早朝、清水は冷え切った状態。
白魚を狙うシロサギなどが来るらしいのですが、一瞬除きに来たのですがすぐさま飛び去って行きました。
少ないのです。

いつ上がってくるかは分りませんので考えられた仕掛けを見てると、先ず、通り道でのアタリを見つける為に、沈められた白いコンパネで群れを発見し。通過するとカゴの入り口のステンレスの骨組みを見て判断する。
入ったら巻き上げるのです。

止まってた群れから少しづつコンパネを通過しはじめます。カゴに入ったのを確認しウインチを操作。
ちなみに俺は床上式クレーン、ホイストの資格は持ってますので^^

網に溜まった白魚をネットをポンポンと叩き掬います。

白魚と別に最近、多いと言われてたのがシラゴと言われる似たやつ。
画像の真ん中付近に横たわる目がキラっとした小型な白魚に似たヤツです。
直に死んでしまうのですが、本物の白魚には体の中心に丸い玉が透けて見えますがシラゴにはありません。
こうやって7時から13時過ぎまで上げ下げを狙いました。

獲った白魚はカゴに入れ清水で活かしておきます。
時間、めい一杯頑張って3合半程度の取れ高でした。
シーズンピークには潮が良いと一回のネットを上げるだけで1升くらいの量が上がるらしい。

この水温差の違いや潮加減は海でも一緒の事なんですね。
自然の法則をよく見て理解しておかないと知らないとでは潮を釣るではかなりの差が出るはずと俺は思ってます。
大変いい勉強をさせて頂いてお礼を言ってお土産に沢山の白魚を頂きました。

うちの家族は白魚は大好きで2年越しの白魚尽くしには賑わいました。

踊り食いではワーワーです(笑)

炊込みご飯と吸い物には贅沢に沢山の白魚です。
また、来年も沢山の白魚が上がって来るのを楽しみにして。
グッポジさん、小屋の持ち主さま、有難う御座いました。
