北国の春を散歩して・・・・・

今年は北国も桜が早かったらしい

先日福島県を歩いてきた、桜が散りかけながら小雪が舞って薄っすらと雪化粧したりして、南東北の春の風情を感じながら１０年前の大震災の時に触れることができた。

東日本大震災は、小生が定年退職する二十日前の出来事だったので今でも忘れられない。
大きな被害がない地域でもパニック状態だったから、被災地はどんなにか大変な思いだったろうかと今も思っている。

駅舎は何事もなかったように歓迎してくれる


観光で秘湯を目指したけど、あの震災の影響が気になりながらの旅だった。

満開は過ぎたとはいえ、並木はまだまだ咲き誇っている


菜の花も華やか、北国は色んな花が皆一緒に咲き開く


途中、汚染土を運搬するトラックと何回かすれ違った。地元の人が教えてくれたけど、観光客には分からない出来事が今も続いている。

山間の秘湯旅館は建て替えてから震災に会ったらしく、建物は無事だったらしい。

浴場への橋も無事だった


白河のシンボル小峰城も震災で崩壊した石垣をやっと復元できたらしい。

お城はそこに暮らす人の誇り・歴史・シンボルである


破壊された石垣を江戸時代の工法に基づいて修復する作業は、粘り強く大変な労力だったろう。
新しい歴史資料館も新築されて、力強い復旧が行われている。

桜が見事な石垣を引き立てている


桜前線は北に向かって一日２０Kmほど進むらしい、福島県辺りだと神奈川県からは二週間後の満開だったろう。

修復作業はこれからも続く


帰宅したら東京都にまん延防止措置が発出された。

山間の秘湯旅館は満室だったが、マスク着用、露天風呂でも大声で話さない、手指消毒の徹底、食卓にはアクリル板を設置、送迎バスの換気など感染予防は徹底している。

帰りの新幹線も首都圏に向かう多くのサラリーマンが乗ってくるが、皆マスクをして静かに仕事をしている。

人の移動だけでコロナ感染が拡大するとは思えない。
しかし、旅行で気持ちが開放的になり、人間はつい油断することが多くなる生き物だから、不要不急の外出は控えなければいけないということなのでしょう。

自分だけは大丈夫などと思うことはできないから、臆病なくらい感染予防を身に付けて出かけているつもりです。

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