江戸の妖怪、怪奇、怪談、奇談

江戸時代を中心とした、面白い話を、探して、紹介します。

反哺の孝・・・烏の雛は親の顔を忘れる  慈元抄

2024-05-10 18:25:36 | キツネ、タヌキ、ムジナ、その他動物、霊獣

反哺の孝・・・烏の雛は親の顔を忘れる

                 2024.5

烏の子は、大人になって巣立つと、親の顔を忘れてしまう。
しかし、親の恩を忘れず、養い返そうとおもうが、どれが親ともわからない。
深山などに、老い極まった烏が飛べなくなっているのを、
もしかして我が親かもしれないと、若い烏たちは、老いた烏を養うのだ、と言う。
これを、反哺(はんぽ)の孝と言う。

「慈元抄」広文庫より



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