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★凌霄花★花シリーズ

2012年07月26日 | ★花シリーズ★
ノウゼンカズラ(凌霄花)はノウゼンカズラ科のつる性木本。夏から秋にかけ橙色あるいは赤色の大きな美しい花をつけ、庭などでよく栽培される。

7~8月、枝先に円錐(えんすい)花序をつくり、美しい黄赤色花を開く。花冠は広い漏斗(ろうと)形で径6~7センチメートル、先は5裂して丸い。

中国原産。ノウゼンというのは凌霄の字音によるといわれる(古くはノウセウと読まれた)。夏の暑い時期にハッとするような鮮やかな色の花を付けるところから、この花の名前が来ているともされる。

茎の先に総状花序をつける。花冠はラッパ型で先が5片に裂けて開く。葉は奇数羽状複葉。つるからは気根を出し固着する。幹はフジと同じように太くなる。

樹勢が非常に強く丈夫な花木であり、容易に株分かれして繁殖する。また、花後のこぼれ種が自然発芽して、周囲に広がっていくこともある。園芸品種が複数存在し、ピンクや黄色などの花色もある。

ノウゼンカズラ属はノウゼンカズラと、アメリカ合衆国南東部原産のアメリカノウゼンカズラ、およびこれらの雑種からなる。アメリカノウゼンカズラの花はノウゼンカズラより細長く、赤橙色。

花の形がラッパに似ていることから英語では「トランペット・フラワー」と呼ばれる。