ポーランドからの報告

政治、経済からテレビのネタまで、詳細現地レポをお届けしています!

冬のヴェルサイユ宮殿

2007年01月08日 | その他のヨーロッパ

ポーランドでは、どの家庭でも、親戚のそのまた親戚の、、と辿っていくと、必ずフランスやアメリカ、カナダなどに亡命・移民した人がいます。私の夫の家も例外ではなく、血はつながってはいませんが、叔父の弟一家(叔母の夫の弟の一家)が、共産主義の時代にフランスに亡命してヴェルサイユ近郊に住んでいます。そんなわけで叔父一家は、大のフランス贔屓。フランス語も堪能です。そんなエピソードを聞いて、なんだか私もヴェルサイユの町に勝手に親近感をいだいていました。

というわけで、パリ旅行4日目は、定番ですがヴェルサイユ宮殿を訪れました。ヴェルサイユ宮殿へは、RER・C線でヴェルサイユ・リヴ・ゴーシュ駅まで。そこから徒歩5分です。

   

入場待ち2時間ということで構えて出かけたのですが、やはり冬のオフシーズンだからか、大して列もなく、5分待っただけで切符を買うことができました。

ヴェルサイユ宮殿は、庭園や宮殿の外観、室内の装飾、そのどれもが、フィレンツェで見学したピッティ宮殿とよく似ているなという印象でした。でもピッティ宮殿裏のボボリ庭園が入場料8ユーロだったのに対し、こちらは無料と好意的でした。でも冬の庭園はやっぱり物寂しいですね。。

   

ただ宮殿ファサードをはじめ、メインの鏡の回廊までもが修復中でした。なんでも老朽化対策のため、2004年から170年ぶり、17年がかり(!)もの修復工事に入ったのだそうです。残念。それにしてもこういう現実を見ると、「パリ症候群」になるのもわかる気がします。

   

ヴェルサイユ宮殿内、鏡の回廊。奥行き75mと聞いていましたが、修復工事のせいで30mくらいしかありませんでしたが?... でもまあ感じはつかめたので文句はいいません!


ポーランドからの報告