門柱建立

新築工事でお世話になったＹ様邸の門周り工事をさせていただいてます。

もともとは歴史ある立派な四足門があったのですが、先の震災により倒壊してしまいました。その歴史を引き継ぐ意味からも、安易な構想で門周りをつくるわけにはいきません。（あ、お客様よりもぼくのほうがそう思っているようです・・・）

で昨日、待望の門柱が建立されました。

その門柱が現場に搬入されたところ。



納まりを相談して、細やかな細工をしてもらいました。



これでこの基礎の上に建つ板塀との隙間がなく、きれいに仕上がります。



無事に建ちあがりました！！！！



お客様からは『立派過ぎる立派過ぎる！！！』と何度も言われるのですが、Ｙ様の家系からしたら地味なくらいです。（とぼくは思っている・・・）

今日から谷棟梁による板塀工事も始まりました。今月中には門周りを完成させたいと思います。

ではまた。

おさむ

監督長澤の采配

ぼくら建築屋は、計画をするときに『だいたいこうなるだろう』と、経験からして想像することができるのだが、でもやっぱり出来上がってみないとわからないものだ。

監督長澤が、満面の笑顔というか、満面の自信の表情というか、報告に来た。

『までや、電気入りました。ばっちりっすッ！！！』

５０年前に建てられた納屋（までや）を大規模リフォームの仮住まいに→→→どうせやるなら後々使えるように！とバージョンアップすることになった。当初の状態を知っている人はきっと驚くに違いない。監督長澤、よくやってくれた。



構造材は古色色に、白木は蜜蝋ワックスで仕上げられた。



家づくりの仕事は、たまらなくおもしろいです。

ではまた。

おさむ

お客様との珠玉の時間

昨日の出来事。

昨年５月１６日に９０歳になるご主人を亡くされたO様。息子夫婦や孫、ひ孫に囲まれた暮らしをされている。今週一周忌を迎えるに当たり、気持ちよく法事ができるようにとリフォーム工事を承った。

おじゃますると、O様たいへんな笑顔で迎えてくださって、『しゃちょうさん、甘いの好きだっていったから、あずき煮たんだけど、たべっか？』

それはそれは９０年のいぶし銀、味わい深いあずきだった。『もっとたべっか？』ということで、おかわりまでいただいた（笑）。そして、とつとつとお話しをされた。

『あっというまだよなあ、人生は。。。若い頃、１９歳の息子を交通事故で亡くした時は、ほんとに悲しかった。それと比べたら爺さんが亡くなったのはねえ、仕方ないし。でもねぇ、ひとりで家にいると、いろんなことをおもいだすんだよ。９０にもなって何いってんだって言われるかもしれないけど。。。いろんなことがあったから・・・。』

目にはうっすらと涙が浮かんでいた。そして数々のエピソードをお話ししてくれた。

『でもねぇしゃちょうさん、あたしゃしあわせだよ。息子夫婦がいて、孫がいて、ひ孫までいる。こないだ雨降ったろ、ざーっと。そしたら畑の野菜の葉っぱがぴんぴんしてね。有り難いなぁ、ほんとにありがたい。お天道様があって、雨が降って、風が通って、こうしてしゃちょうさんに話を聞いてもらって、、、、たんぼでは田植えも終わって、カエルがゲぇーこゲぇーこ鳴いてるよ。お金はなくて貧乏だけど、しあわせだよ、しゃちょうさん。ありがたいよ、ほんとに。』

帰り際、『そうだそうだ』といって、ご主人の眠る仏壇の奥にしまってあったものを取り出して持たせてくれた。

『昨日、母の日でもらったんだ。もってけもってけ。』

と、どらやき。ずっしりと重く感じた、（ほんとに重く感じたなぁ）



家づくりの仕事って、ほんとにすばらしい。いい時間でした。

ではまた。

おさむ

２階床の防音等々

新築工事中のＥ様邸。

北澤工務店では、２階床の防音対策として『石膏ボード下地』を行っています。



合板下地＋石膏ボード＋仕上げ材（写真は杉板）の３重床です。

防音対策には種々の工法があります。性能は工事費に比例するのですが、この方法は簡易的なものでありながらそこそこな効果があります。『家族』ですから、『配慮しながら暮らす』ということも大切だと思うんです。上に人がいるかどうかわからないほどの防音効果は、逆に家族の絆を阻害するものではないかと。。。ま、ご希望に応じて対応していますが。

こちらは胴縁施工。



北澤工務店では『セルローズファイバー』による断熱工事を２０年近くやっています。セルローズファイバーの充填工法は、相当な密度で吹き込むので、内張りシートが膨らんでしまうことがある。それを防止して平面な壁を造るために、手間はかかりますがこうして胴縁施工をしています。

痛めた腰も６０パーセントくらい回復してきたかな？？棟梁の秋葉さん、天井を見上げる（笑）



家づくりの仕事は、おもしろい。（笑）

ではまた。

おさむ

恩師のもとへ。

『９時半から稽古しとるから』との言葉をいただき、せっかくだからと次男坊しゅうへい、妻と共に行って参りました。山梨・竜王中学柔道部。

いやー先生、30年前と変わっておりません(^O^)。『なにをしとるんかッ！』『やる気ないなら帰れッ！』等々、激しい叱咤。中学生ながら部員のみなさん礼儀他しっかりしていて気持ちがいい。こういうの、大切だなあと思う。

次男坊しゅうへいも、いい汗かかせていただきました。そして恩師佐々木先生と共に記念撮影。



これってすごいことだ。有難い。うれしい。

ではまた。

おさむ

急きょ山梨へ

明日は急きょ、山梨へ行くことになりました。

ではまた。

おさむ

段取りは難し

昔から職人の世界でよく言われる戒めの言葉、『段取り八部』。

しみじみこの言葉の重さを感じます。

今日は晴れの門柱建立の日。楽しみに現場に行くと、、、、、なんとサイズ違い。指定した大きさのものよりも一回り大きなものが入ってしまっていた。

すぐに連絡をとって引き取りを指示。相手の業者も恐縮してすぐに対応してくれた。

でも、、、、それによって、あとから続く工事がずれていく。そのまま同じだけずれればまだいいが、それぞれに予定があるからそうはいかない。

はぁ、、、、工期が延びる延びる。

『段取り八部』

もっとしっかり確認しておくべきでした。

『段取り八部』肝に銘じます。

ではまた。

おさむ

酸性雨？

トップライトの下端側の水切りは、屋根形状に追従するように『鉛板』が用いられています。



これが酸性雨に負け、雨漏りがしてしまったという事故。ぐっと近づくと、ひび割れをしている個所を数カ所発見！！



こんなこともあるのですね。

あたらしい製品は、鉛板に塗装がされていました。裏面が全面ブチルの強力な接着剤が塗布されていて、これを敷き込み、完了。



家づくりの仕事は、深い。

ではまた。

おさむ

存分な休日

まるで家づくりには関係のないお話しです。

本日北澤工務店定休日。だもので朝３時半に起き出して、愛機FJRを乗り出しました。気温６℃、ちょーさぶい。向かうは伊豆方面。

とにかくとにかく、最高のリフレッシュとなりました。無風快晴のもと、伊豆の山々を駆け巡り、数々のコーナーリングを愛機FJRと共に堪能しました。なにより、富士山が美しかった。



これでもか！！というほどに充電完了。明日からまた『家づくり』という仕事、がんばります。

あー、、、、走りながら考えていたのですが、OB施主様の中にもライダーの方、たくさんいらっしゃる。北澤工務店ツーリングクラブってのもいいなぁ。。。。

ではまた。

おさむ

工務店オヤジ、不発。。。

１７年前に新築させていただいたＨ様から複数の修理依頼をいただきました。

①　トイレから水漏れがしているようだ。

②　クローゼット扉（折り戸）が開きにくい。

③　雨戸の開閉が鈍いところがある。

④　物干しの金具を延長したい。

よろこび勇んで？（笑）工務店オヤジ出動・・・・でしたが、、、。

まず①は、止水テープを巻きなおして完了。

ところが、②も③も④も・・・・いろいろとやってみたものの、工務店オヤジ、手に負えませんでした。どうにもこうにも持ち合わせの道具では何ともならない。残念！！！

特に、②の『折り戸』は手ごわい。故障が多い。可動部分が多いのが難点です。さらに『天井まで収納部分として使いたい』というご要望が多いため、大きな建具であることも難点。場所をとらないという点ではいいのですが。

後日改めて職人を連れて対応させていただくことにしました。

ではまた。

おさむ

創意工夫

監督長澤、またまた何やらやっております。



大工造作でつくった洗面台の収納鏡なのですが、可動式に改造しているのだそうです。ベアリング入りのプレートを介して収納鏡が回転するのだとか。スペースが狭く、既成の収納鏡では窓が開かなくなってしまう。それを回転させることによって窓の開け閉めができるのだそうだ・・・。とはいってもそーカンタンにはいかないようで、ミリ単位で調整、、、四苦八苦しております。

まー、よく考えるもんですわ。

でも、楽しそうにやっているみたい。（笑）

ではまた。

おさむ

富士登山企画 御礼

カタロ通信５月号でＯＢ施主様向けに募集させていただきました『行けるところまで行こう～ゆるゆる富士登山』企画。おかげさまで多くの反響をいただきまして定員となりました。ありがとうございました。

『会長さんも登られるんですよね！！』と問われることが多く、印象的でした。７８歳の父。頂上まで行けなくとも、声を掛け合いながら一緒に日本一の山に登れることがとてもうれしいです。

今年は『世界遺産登録』の決まった記念すべき年ということもあり、例年よりもはるかに混雑するのでしょうね。

安全第一で、ＯＢ施主様との分かち合いを楽しんできたいと思います。

ではまた。

おさむ

漆喰塗り

北澤工務店の現場では、左官職人の吉岡さんが引っ張りだこ。この道半世紀。筋金入りです。



無添加住宅の漆喰は、体感として感じるほど空気感が違う。多くの方が同じようにおっしゃるので間違いない。我が家のリフォームでも納戸の壁天井を漆喰にしたのですが、『この部屋が一番いい感じがする。なんかこう、すーっとする感じ！』とは妻の弁。納戸なんですけど・・・（汗）

で、『古民家のような雰囲気』をアレンジしたこちらのＮ様邸も、当面このお部屋を寝室としてお使いになられるそうなので、きっと心地よい空間になると思います。



完成したらぜひまた写真でご紹介させていただきます。

ではまた。

おさむ

秘蔵写真！？

我が家リフォーム、引っ越し中。

工事始まる前にあれだけ処分したのに、まだまだ出てくる荷物。とっておこうか処分しようか、迷う迷う。（笑）

で、多くの方がそうだと思うのですが、見始まっちゃうんですよねーー。『あ～！！かわいいぃー！！』とか、『わぁ～、なつかしい！！』とか。。。

で、まずはおもしろい賞状発見。



娘のお絵かきも。



そして秘蔵写真発見！！日本縦断徒歩旅行を終えて千歳から飛行機で帰ってくるときの会員証！！『あの時のお父さんが一番かっこよかった』と子供たちに語る妻（笑）



なかなか片付かなかった我が家も、やっと一段落。改めて写真で報告したと思います。

ではまた。

おさむ

Ｅ様邸 外部腰板

新築工事中のＥ様邸。内部も着々と進んでいるのですが、昨日の時点で外部の腰板が完了しました。



玄関ポーチは４畳半の広さがあります。腰板と漆喰、そして勾配天井で梁が現し・・・・。んんんん、、、相当いい感じになりそうです。



腰板には約２０㎜の杉板を用いています。古来から外部に使われてきました。杉材はこのような水が流れ落ちる『たて使い』をした場合、例えば破風板やポーチ柱など、まず腐ることはありません。



軒天井も通常の不燃材＋塗装ではなく、サワラ板を一枚一枚張る予定です。

ゆっくりゆっくりですが、着実に、成長しています。（笑）

ではまた。

おさむ