ユニークなお電話。

昨日、ユニークなお電話を頂戴した。

その方は恐らくホームページで調べたのだろう、『セルローズファイバー』にとても関心を持っていらっしゃる。そして何がユニークかというと、その情報量のすごさだ。相当学んだらしくとても詳しい。専門の本も熟読されたようだ。さらに、ご自身が建てたいお家の間取りが明確で、すでに自分で図面化されたという。

ただしかし、ご年齢的に現金で建てたいとのこと。そのご予算は床面積からして北澤工務店として造りたいお家の標準的な金額からは残念ながら程遠い。

『できません』というのはカンタンだ。

『ご相談に応じます』というのもよくある手口だ。

いろんなことを、それこそ専門的なことから一般的なことまで、設計の松葉君とぼく合わせて３０分くらいお話ししただろうか。そして、こんなふうにお応えした。

『ぼくはこの家づくりという仕事が大好きで２０年以上やっている。セルローズファイバーも１８年施工している。本では書かれていないちょっとした工夫や失敗の経験が数多くある。ご予算からして北澤工務店でお役にたつことはできないけれど、「お家を建てたい」という方への情報の提供は惜しみなくしたい。それでもよろしければぜひ気楽に遊びにいらっしゃいませんか。』

その方の熱意が伝わってきたものだからこんな曖昧な応えになったしまった。業界への不信感も強く伝わってきた。このブログもたぶんお読みいただいているに違いない。はてさて、どんな方向になっていくのだろうか。。。

ではまた。

おさむ