おさむのブログ

日常考えていることや、感じた事を書いています!!

かわらぶき職人

2011年04月22日 19時15分03秒 | 家づくり
昨日の朝の風景から・・・



一昨日山梨組のNさんとIさんが帰郷し、4人体制で臨んだ土浦市O様邸。今回の地震で瓦が崩落し、お隣のリビングのガラスと瓦を割ってしまい、更に余震でほとんどの棟瓦が崩れてしまっていました。『今回は崩れた瓦を外して、土を取り除いて、雨が漏らないように養生するまでしかできないと思う・・・』とは、リーダーのFさんの弁。

とにかくぼくは、お恥ずかしいほどに瓦工事の造りを知らなかった。無知に等しい。見栄え以外はほとんど瓦屋さん任せ。多分多くの大工さんや工務店がそうだったから今回の屋根瓦崩落という事態を増幅させたんだと思う。

時代が違いますから進歩していて当然かもしれませんが、山梨組の皆さんはこんな工夫をしてくれました。棟木に直接ステンレススクリュウ釘を打ち込み、そこから銅線を引っ張るのです。



で、夕方行ったら、2階が完成してしまったではないですか!!!これにはお客様もびっくり!!とっても喜んでくださいました。



やれるだけのことを精一杯やってくださっているのが伝わってきます。ぼくは今回の震災まで瓦工事をする職人を、『瓦屋さん』って感じで見ていましたが、奈良のひとりひとりも、山梨のひとりひとりも、明らかに違う感じがします。まさに、『かわらぶき職人』 です。

ひと通り決まりをつけ、山梨組の皆さんは帰郷されました。

なんとなく、、、、、、、ちーと、、、、さびしい気持ちのあたくしです。

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本日の風景・・・

昨日ブログでアップした、牛久市H様邸。

あのシロアリに食い尽くされた通し柱。



谷さんの技術とアイデアで、見事に!!!柱を抱き合わせ、ボルトと金物で躯体を緊結し、さらに構造用合板で耐力を保持します。



これで相当安心度は増したと思います。

明日は、ほんとうに久しぶりに新築工事の打ち合わせです!楽しみ~!!!

ではまた。

おさむ