今回の東日本大震災による屋根瓦崩落現場の復旧にあたり、これまでの災害の時にもあったことなのだそうですが、どうにも納得がいかないことが起こっています。
それは、職人の手間代です。
いま近隣、というか、被災周辺全域で起こっていることです。職人の手間代が、普段の1.5倍から2倍になっているのです。それも交通費や宿泊費、食事代などの経費は別で!!!!そしてそれが公の組織が率先してそのような動きをしているのです。それなのにその行為が『被災地支援』ということになっているのです。屋根瓦が落ちてしまった現場、そして家主さんと毎日毎日接しているぼくには、どうにも納得がいかない。『被災地支援』どころか、『被災地食い潰し』ではないかと。
いまの職人の手間があまりにも低く見られているのはよくわかる。でもそれとこれとは次元の違う話だ。こんな時こそ、必要な経費はきちんといただくにしても、全国から瓦職人が集まってさっとキレイに直して、『あぁ、やっぱり屋根は瓦に限る。なにかあっても全国から職人さんが集まってくれてすぐに直してくれる。安心だ。』そう思ってもらってこそ、『被災地支援』なんじゃないのか。これからの瓦業界のためにも、建築業界全般のためにも。
あぁ~、アタマに血が上ってくる・・・。
・・・・・・・・・・・・・・・・
その件からすると、いま北澤工務店に来てくれている奈良の職人さんは、ほんものの職人だと思います。別のルートから行けば、手間代が1.5倍から2倍になることは知っているんです。でも北澤工務店に来てくれている。なぜ来てくれているのか、その答えが今日わかりました。それは、竹田さんが職人さんにこう言ったというのです。
『君ら、きたざわさんの現場のために行くんじゃない。これからの日本の瓦のために行くんだ』 と。
ゼニ・カネの我利我利亡者となる職人。誇りをかけて信じる道を歩む職人。。。。。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
昨日の晩、9時過ぎまで山梨の瓦職人のFさんにおじゃましました。ものすごく熱い方でした。県の組織の役員もされている忙しい合間を縫って、明後日水曜日から北澤工務店の現場に入ってくれることになりました。3つ目の現場が始まります。ほんとうにうれしい。お若いですが、とっても楽しみです。
その後夜通し走って走って(いやいや車が走ったんですよ・・・)奈良に着いたのが午前2時過ぎ。車の中で仮眠をとって、念願の(株)タケダさん訪問となりました。
山と積まれた瓦は、全て嫁入先が決まっています。漆喰などの資材不足は深刻だそうです。
今回、全般にわたってお世話になっている竹田さん。120年続く瓦会社の4代目です。記念写真をパチリ。(パチリしてくださったのは、先日コメントをくださった事務員2号さんです。。。)
その後、この縁を結んでくださった蔵心寺のご住職にお会いさせていただきました。あの『あめちゃん』のお父様です。
蔵心寺は、吉野の山奥にあります。ほんとに山奥なんですよ!!!!!でもすばらしく手入れの行き届いた、檀家の皆様のこころが伝わってくるようなお寺でした。
あめちゃんもいつかはこの地で?????
吉野の山は、奥深いです。
通り道でスギの『磨き丸太』の製造が行われていました。この地ならでは、ですね。
今回のこのすばらしいご縁を報告したい対象があります。いつもの『弥勒菩薩さま』です。吉野から京都はえらく離れているのですが、せっかくここまで来たのですから、行ってまいりました。
弥勒菩薩さまの前に座り、『有り難うございます。がんばります。』 と内なる魂に向けてつぶやきました。
・・・・・・・・・・・・・・
実はまだ家にたどり着いていないのです。東名高速道路の富士川SAのスターバックスで書き込んでいます。あ、もう閉店の時間だ・・・・。
また明日から、ばんばります。
ではまた。
おさむ
それは、職人の手間代です。
いま近隣、というか、被災周辺全域で起こっていることです。職人の手間代が、普段の1.5倍から2倍になっているのです。それも交通費や宿泊費、食事代などの経費は別で!!!!そしてそれが公の組織が率先してそのような動きをしているのです。それなのにその行為が『被災地支援』ということになっているのです。屋根瓦が落ちてしまった現場、そして家主さんと毎日毎日接しているぼくには、どうにも納得がいかない。『被災地支援』どころか、『被災地食い潰し』ではないかと。
いまの職人の手間があまりにも低く見られているのはよくわかる。でもそれとこれとは次元の違う話だ。こんな時こそ、必要な経費はきちんといただくにしても、全国から瓦職人が集まってさっとキレイに直して、『あぁ、やっぱり屋根は瓦に限る。なにかあっても全国から職人さんが集まってくれてすぐに直してくれる。安心だ。』そう思ってもらってこそ、『被災地支援』なんじゃないのか。これからの瓦業界のためにも、建築業界全般のためにも。
あぁ~、アタマに血が上ってくる・・・。
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その件からすると、いま北澤工務店に来てくれている奈良の職人さんは、ほんものの職人だと思います。別のルートから行けば、手間代が1.5倍から2倍になることは知っているんです。でも北澤工務店に来てくれている。なぜ来てくれているのか、その答えが今日わかりました。それは、竹田さんが職人さんにこう言ったというのです。
『君ら、きたざわさんの現場のために行くんじゃない。これからの日本の瓦のために行くんだ』 と。
ゼニ・カネの我利我利亡者となる職人。誇りをかけて信じる道を歩む職人。。。。。
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昨日の晩、9時過ぎまで山梨の瓦職人のFさんにおじゃましました。ものすごく熱い方でした。県の組織の役員もされている忙しい合間を縫って、明後日水曜日から北澤工務店の現場に入ってくれることになりました。3つ目の現場が始まります。ほんとうにうれしい。お若いですが、とっても楽しみです。
その後夜通し走って走って(いやいや車が走ったんですよ・・・)奈良に着いたのが午前2時過ぎ。車の中で仮眠をとって、念願の(株)タケダさん訪問となりました。
山と積まれた瓦は、全て嫁入先が決まっています。漆喰などの資材不足は深刻だそうです。
今回、全般にわたってお世話になっている竹田さん。120年続く瓦会社の4代目です。記念写真をパチリ。(パチリしてくださったのは、先日コメントをくださった事務員2号さんです。。。)
その後、この縁を結んでくださった蔵心寺のご住職にお会いさせていただきました。あの『あめちゃん』のお父様です。
蔵心寺は、吉野の山奥にあります。ほんとに山奥なんですよ!!!!!でもすばらしく手入れの行き届いた、檀家の皆様のこころが伝わってくるようなお寺でした。
あめちゃんもいつかはこの地で?????
吉野の山は、奥深いです。
通り道でスギの『磨き丸太』の製造が行われていました。この地ならでは、ですね。
今回のこのすばらしいご縁を報告したい対象があります。いつもの『弥勒菩薩さま』です。吉野から京都はえらく離れているのですが、せっかくここまで来たのですから、行ってまいりました。
弥勒菩薩さまの前に座り、『有り難うございます。がんばります。』 と内なる魂に向けてつぶやきました。
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実はまだ家にたどり着いていないのです。東名高速道路の富士川SAのスターバックスで書き込んでいます。あ、もう閉店の時間だ・・・・。
また明日から、ばんばります。
ではまた。
おさむ