今日は『東京思風塾』平成23年度の第一回講義です。13時から20時まで、外苑前で行われました。そのエッセンスを筆記しましたので、よろしかったらご覧ください。今回のテーマは 『遷都論』 です。
・・・・・・・・・・・・・・・・・
経済不況ではない 歴史的な時代の大転換の時
いまの不況は経済の問題なんだから、経済の処方を使って対処しようとしている ⇒ うまくいかない。
感性論哲学の歴史観からすると、現在の不況は単なる経済的な不況ではない。政治も混乱(不況)している 社会も、教育も全てが混乱している。全世界的に。
歴史というのは、風土を移し変えることによって新しい時代をつくってきた。大遷都の時が来た。
金を目的とする経済活動の終焉。アメリカ的民主主義経済の終焉。次なる人類の指導者となれる世界のリーダーは日本以外にない。ヨーロッパやアメリカには既に未来をつくる力はない。
未来に向けて日本の活力を創り出すには、近代の中心地であった東京では400年を経ており、すでに力がない。発展が止まった風土。東京は近代日本の発展を完成させ文化たらしめる。
風土に固定されると成長が止まる。風土を変えることによって遺伝子はオンされ、活性化する。
日本民族は『大和心』つまり、大きく和する心を持った民族である。世界平和の原点が広島であることは世界共通。
国土に2回も原子爆弾を被爆したのは世界において日本だけである。今尚被爆に苦しむ人が大勢いる。その意味とは、人智を超えた天の計らい。人類の世界平和の盟主として必要な体験であった。
広島の原爆記念では、平和に対して『祈り』がされているが、実践的な活動がされていない。そのためには、日本の首都を広島に遷都することによって、『平和の国・日本』が人類の盟主としての基盤となる。
ユネスコ憲章(序文)
『戦争は人の心の中で生まれるものであるから、人の心の中に平和のとりでを築かなければならない。』
対立を原理にした現代社会であるからこそ発展してきた実体からすれば、(裁判然り、政治然り、スポーツ然り、企業間競争然り)ユネスコ憲章の言うところの平和のとりでと矛盾するし、それをアメリカ大統領も国連事務総長も誰も公言できないのが現代社会。だからこそ、日本がこの言葉を錦の旗として掲げ、広島を都に。
広島を中心とした中国5県がこれからの日本の中心となる。確かに気候的に困難な地域でもあるが、困難があるからこそ新たな技術が生まれ、成長があるのだ。困難を避けてはならない。問題から逃げてはならない。困難や問題には、現状をよりよくしていく、という意味と価値がある。『日本の未来は、日本海にあり』
日本は 『矛盾を内包した真実に生きる』 ことができる民族である。相対する存在を生かしきることができる民族である。宗教の違い、イデオロギーの違い、人種の違いから起こる対立を乗り越えることのリーダーたりえるのは、大和心を持った日本民族だけである。
人類史上第3の過渡期
近代から新しい時代に変わるとき。いまそれは日本の真上にある。その過渡期の立役者となることこそ日本の使命。
過渡期の時代こそ最も素晴らしい時代であったことが歴史の事実。ギリシャ然り、ルネッサンス然り。
古代と中世の過渡期をになったギリシャ人。石を使った文化が古代の特徴。『石』を使った文化を『質』の部分で最も高め完成させ、終わらせたのがギリシャ人。真理はひとつという価値観。この価値観によってユダヤ教(一神教)が注目され、キリスト教となって世界に広まり古代文化が終わった。
近代の科学技術文明を質において完成させること。新しい時代の原理を創造すること。中国へと人類文明が移動するまでのこの200年間にこの仕事を実現しなければならない。人類は科学によって大きな物質的豊かさを手にしたが、それと同分量の害をもたらした。その科学の罪をどう償うかが日本人の使命。
その罪とは、自然破壊 環境破壊 人間性の破壊 核廃棄物の問題
対立構造が病をつくりる。心の中に対立を持つから癌になる。『癌とは、意識が物質化したもの』宇宙との有機的連関性の中で人類は生きているわけだから、その摂理から逃れることはできない。家族も社会も世界も同じ摂理から逃れることはできない。
生命力とは、命から湧き上がるもの理屈を超えたもの。理性で本能・欲求・感情を抑圧すると、人間の機能が理性によって抑圧されるわけだから、内臓などが炎症を起こし、疾患となる。
人間性とは、理性・感性・肉体をいうのであって、その有機的つながりとバランスが必要なのであって、ある部分だけが強化されるとバランスが崩れ、あるいは歪み、病気になるのは当然である。いま起こっている人類の問題の意味と価値は、全人類の人間性の進化・成長のためにある。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
感性論哲学は実践哲学です。今回のテーマはとても大きなテーマに感じますが、その根本となるのが自分自身のこころの在り方だと思います。次回は4月です。また報告させていただきますね。
ではまた。
おさむ
・・・・・・・・・・・・・・・・・
経済不況ではない 歴史的な時代の大転換の時
いまの不況は経済の問題なんだから、経済の処方を使って対処しようとしている ⇒ うまくいかない。
感性論哲学の歴史観からすると、現在の不況は単なる経済的な不況ではない。政治も混乱(不況)している 社会も、教育も全てが混乱している。全世界的に。
歴史というのは、風土を移し変えることによって新しい時代をつくってきた。大遷都の時が来た。
金を目的とする経済活動の終焉。アメリカ的民主主義経済の終焉。次なる人類の指導者となれる世界のリーダーは日本以外にない。ヨーロッパやアメリカには既に未来をつくる力はない。
未来に向けて日本の活力を創り出すには、近代の中心地であった東京では400年を経ており、すでに力がない。発展が止まった風土。東京は近代日本の発展を完成させ文化たらしめる。
風土に固定されると成長が止まる。風土を変えることによって遺伝子はオンされ、活性化する。
日本民族は『大和心』つまり、大きく和する心を持った民族である。世界平和の原点が広島であることは世界共通。
国土に2回も原子爆弾を被爆したのは世界において日本だけである。今尚被爆に苦しむ人が大勢いる。その意味とは、人智を超えた天の計らい。人類の世界平和の盟主として必要な体験であった。
広島の原爆記念では、平和に対して『祈り』がされているが、実践的な活動がされていない。そのためには、日本の首都を広島に遷都することによって、『平和の国・日本』が人類の盟主としての基盤となる。
ユネスコ憲章(序文)
『戦争は人の心の中で生まれるものであるから、人の心の中に平和のとりでを築かなければならない。』
対立を原理にした現代社会であるからこそ発展してきた実体からすれば、(裁判然り、政治然り、スポーツ然り、企業間競争然り)ユネスコ憲章の言うところの平和のとりでと矛盾するし、それをアメリカ大統領も国連事務総長も誰も公言できないのが現代社会。だからこそ、日本がこの言葉を錦の旗として掲げ、広島を都に。
広島を中心とした中国5県がこれからの日本の中心となる。確かに気候的に困難な地域でもあるが、困難があるからこそ新たな技術が生まれ、成長があるのだ。困難を避けてはならない。問題から逃げてはならない。困難や問題には、現状をよりよくしていく、という意味と価値がある。『日本の未来は、日本海にあり』
日本は 『矛盾を内包した真実に生きる』 ことができる民族である。相対する存在を生かしきることができる民族である。宗教の違い、イデオロギーの違い、人種の違いから起こる対立を乗り越えることのリーダーたりえるのは、大和心を持った日本民族だけである。
人類史上第3の過渡期
近代から新しい時代に変わるとき。いまそれは日本の真上にある。その過渡期の立役者となることこそ日本の使命。
過渡期の時代こそ最も素晴らしい時代であったことが歴史の事実。ギリシャ然り、ルネッサンス然り。
古代と中世の過渡期をになったギリシャ人。石を使った文化が古代の特徴。『石』を使った文化を『質』の部分で最も高め完成させ、終わらせたのがギリシャ人。真理はひとつという価値観。この価値観によってユダヤ教(一神教)が注目され、キリスト教となって世界に広まり古代文化が終わった。
近代の科学技術文明を質において完成させること。新しい時代の原理を創造すること。中国へと人類文明が移動するまでのこの200年間にこの仕事を実現しなければならない。人類は科学によって大きな物質的豊かさを手にしたが、それと同分量の害をもたらした。その科学の罪をどう償うかが日本人の使命。
その罪とは、自然破壊 環境破壊 人間性の破壊 核廃棄物の問題
対立構造が病をつくりる。心の中に対立を持つから癌になる。『癌とは、意識が物質化したもの』宇宙との有機的連関性の中で人類は生きているわけだから、その摂理から逃れることはできない。家族も社会も世界も同じ摂理から逃れることはできない。
生命力とは、命から湧き上がるもの理屈を超えたもの。理性で本能・欲求・感情を抑圧すると、人間の機能が理性によって抑圧されるわけだから、内臓などが炎症を起こし、疾患となる。
人間性とは、理性・感性・肉体をいうのであって、その有機的つながりとバランスが必要なのであって、ある部分だけが強化されるとバランスが崩れ、あるいは歪み、病気になるのは当然である。いま起こっている人類の問題の意味と価値は、全人類の人間性の進化・成長のためにある。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
感性論哲学は実践哲学です。今回のテーマはとても大きなテーマに感じますが、その根本となるのが自分自身のこころの在り方だと思います。次回は4月です。また報告させていただきますね。
ではまた。
おさむ