北澤工務店の家づくりでは、職人の技術が欠かせません。技術のみならず、そこに 『思い』 を注入するのです。
河崎建具さんは、そんな職人の代表格の一人です。北澤工務店の室内の顔とも言うべき木製建具は、河崎さんが一本一本手づくりをしています。いまほど打ち合わせをしていたときのことです。
『しゃちょう、もう少し早めに打ち合わせさせてくれないかなぁ。わたしの場合、打ち合わせをしてから製作するまでの間に、たっぷり時間が欲しいんですよ。あぁしたらどうだろう、こぉしたらどうだろうと、考える時間が欲しいんだ。』
監督長澤やぼくから指示されたままにやるのではなく、自分なりのいろいろな工夫を建具に注ぎ込む。たとえば、将来に向かって無垢材が反らないように、あの手この手で工夫を凝らす。
『でも河崎さん、そんなに考えてたら、手間がなくなっちゃうじゃん。』
というと、ニコニコとただ笑うのでした。
本来あるべき職人の姿を見ているかのようです。
・・・・・・・・・・
そう思うと。先日書き込んだ基礎工事の現場が脳裏をかすめます。許せないほど堕落している工務店の姿です。昨日前を通ったら、何事もなかったように上棟していました。
見た目の仕上りではわからない、月とすっぽんの違いです。
ではまた。
おさむ
河崎建具さんは、そんな職人の代表格の一人です。北澤工務店の室内の顔とも言うべき木製建具は、河崎さんが一本一本手づくりをしています。いまほど打ち合わせをしていたときのことです。
『しゃちょう、もう少し早めに打ち合わせさせてくれないかなぁ。わたしの場合、打ち合わせをしてから製作するまでの間に、たっぷり時間が欲しいんですよ。あぁしたらどうだろう、こぉしたらどうだろうと、考える時間が欲しいんだ。』
監督長澤やぼくから指示されたままにやるのではなく、自分なりのいろいろな工夫を建具に注ぎ込む。たとえば、将来に向かって無垢材が反らないように、あの手この手で工夫を凝らす。
『でも河崎さん、そんなに考えてたら、手間がなくなっちゃうじゃん。』
というと、ニコニコとただ笑うのでした。
本来あるべき職人の姿を見ているかのようです。
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そう思うと。先日書き込んだ基礎工事の現場が脳裏をかすめます。許せないほど堕落している工務店の姿です。昨日前を通ったら、何事もなかったように上棟していました。
見た目の仕上りではわからない、月とすっぽんの違いです。
ではまた。
おさむ