おさむのブログ

日常考えていることや、感じた事を書いています!!

つくばの現場より ④

2006年04月30日 03時55分09秒 | Weblog
昨日は、数日前まで 『雨』 の予報だったお天気も、日ごろの行いがよいのか?? 『晴れ』 となり、風も穏やかで無事に 『建て方』 をはじめることができました。

建て方・上棟は、これまで 『線』 でしかなかった家づくりが始めてこの世に姿を現す 『誕生』 のときです。

レッカーのオペレーターと棟梁・鳶の巧みな連携で、少しずつその姿を現していきます。

全て国産材、オール4寸、真壁づくりによる大胆な架構現しの家づくりは、この 『建て方』 で仕上がってしまう部分が多々あります。

それだけに、関わる職人は汚れ、キズなどに神経を尖らさなければならず、穏やかな中にも緊張感が漂います。

着々と組まれていく姿は、一日見ていても飽きが来ません。わずか10cm少々の梁の上を正に飛んではねるように動き回る 『鳶』。 堅くなく、ゆるくなく、絶妙なテンションで吊り下げるレッカー。家づくりの全てを把握して指示をする棟梁・・・。

気がつくとあっという間にその姿を世に現してくれました。

『かっこいいなあ!!』 私の率直な感想です。

『自分の娘に振り袖を着せたような家づくり』 という視点に照らし合わせるならば、外見をいくら見栄えよく化粧しても、中からにじみ出るような気立ての良さ、品のある魅力がなければ、ほんものとはいえません。

その魅力の骨格がこの構造といえるでしょう。

是非多くの方にごらんいただきたいです。ご関心のある方は、是非北澤までご連絡をください。

子供が誕生したも同然です。この子供が立派に成人していくまでには、いろいろなドラマもあることでしょう。施主様とともに手を取り合いながらこれから工事を進めていきます。

ではまた。

おさむ

引渡し式

2006年04月30日 03時21分20秒 | Weblog
昨日朝9時半より、かねてより建築工事を進めてまいりましたM様邸のお引渡し式を執り行いました。

『自分の娘に振り袖を着せたような家づくり』 という視点に立ちますと、正に手塩にかけてはぐくんできた娘が晴れ着を着て嫁に出る瞬間のときでありまして、その姿が実によく青空に映えわたっておりました。

M様とのご縁は、2年半前の 『第7回 森で遊ぼう』 に始まります。

毎年開催している森林公園での行事 『森で遊ぼう』 のメインイベントは、なんといってもキャンプファイヤーです。

そのキャンプファイヤーの中でもメインイベントとなるのが 『火の神による着火』 です。毎回思考を凝らすのですが、その時は6メートルほどの高さに設置した 『ファイヤーボール』 を20mほど離れたところから 『ドカーーン』 とファーやーストームに着火するというものでした。

その白装束に身をまとう火の神役を、100人ものお父さん方の中から 『お願いします』 とたまたま私が声をかけさせていただいたのがM様だったのです。

縁というのは、本当に不思議なものです。

そのM様邸。グリーンの屋根にベージュのそとん壁、シルバーのアルミサッシにこげ茶色の杉の腰壁・・・。その色合い・素材感が、すばらしいのです。外観を見ているだけでもわくわくしてきます。

中も、まさに 『北澤工務店』 という感じのつくりです。そのすばらしさを短い文面だけで表現するのは困難なほどです。

お世話になった職人が集まり、ひとりひとりがお礼の言葉を述べさせていただきました。

そして、施主様のお言葉。長い月日をかけて、土地探しから始まり今日まで。その思いの詰まった言葉には心を揺さぶられるものがあります。

家づくりの仕事に就くものの醍醐味を感じる瞬間でした。

昨日はお日柄が良く、結婚式なども多かったようです。

弊社でも、お引渡し式、上棟式、現場見学会と目白押しの一日でもありました。

ではまた。

おさむ