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アドエス実質0円+手数料0円キャンペーンを期間延長

2008年01月07日 17時00分21秒 | WILLCOM
 ウィルコムは、2007年12月に開始した年末キャンペーンの期間を延長した。新春特別企画として、1月31日まで実施する。内容に違いはなく、新規契約時の事務手数料2835円を無料にするほか、シャープ製スマートフォン「Advanced/W-ZERO3[es]」を実質0円で購入できる。キャンペーンは、全国の販売店のほか直販サイト「ウィルコムストア」で行われる。

(中略)

 キャンペーン中はAdvanced/W-ZERO3[es]のW-VALUE SELECT販売価格を2万7600円に設定するため、24回払いの月支払額は1150円となり、月額1150円のW-VALUE割引の適用により実質0円で購入できる。


ウィルコム、「アドエス」実質0円+手数料0円キャンペーンを期間延長 - ITmedia D モバイル

 やはり予想通り、年末キャンペーンを延期して、アドエスの実質無料と新規手数料無料キャンペーンは1ヵ月延期された。

 そうでもしないと、純減を食い止められないのだろう。

 2月の延期はないかもしれないが、春に新機種発売とかがない場合は、再びカンフル剤として3月と4月に同様のキャンペーンをやりそうな気配だ。

 とにかく、アドエスの実質無料販売がウィルコムの最後の手段という感じで、もう他には何も策がないという印象だ。その場凌ぎ的な一番安易な方法をとっているようにしか見えない。「新春特別企画」ではなく、「新春(純減防止)緊急企画」というのが正しいところだろう。

 こうなると、11月から始まったアドエスのアカデミックパックは何だったのか?という感じだ。ウィルコムは後先何も考えずに、苦し紛れに値引き販売しているようにしか見えない。

 アドエスの実質0円は確かに安いが、ユーザーからすれば今のウィルコムを2年間を使う勇気というのは、なかなか難しいところがある。

 そんな事よりも、ソフトバンクの「ホワイトプラン」に対抗する料金プランを用意するとか、家族割引を大幅に強化するなどの根本的な改革を3月までにしないと、1年で最も需要のあるシーズンにライバル会社にユーザーをごっそりともっていかれそうだ。

 今の携帯電話市場はまさに弱肉強食という感じだ。まずは一番弱小のウィルコムが3番手のソフトバンクや新規参入のイー・モバイルにシェアを食われているという構図だ。

 そういう意味では今年の前半のウィルコムの動向次第で、今後のウィルコムが純減に転落していくのか、純減を食い止めるのかの正念場のような気がする。


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