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【オシム監督】日本再建へ5つの方針

2006年07月20日 04時06分11秒 | スポーツ
 日本代表の次期監督に内定しているイビチャ・オシム監督(65)は18日、川淵三郎キャプテン(69)と千葉県内のホテルで監督問題が表面化してから初めての会談を行った。川淵氏の失言問題に終止符を打つとともに、代表強化のためにキャプテンと“タッグ”を組む意向を示すなど5つの施政方針を表明。改革への意欲を見せた。オシムジャパンは21日の調印式で正式に誕生し、8月6日に代表を発表、同9日に初試合を迎える。

 約1時間の会談後、オシムジャパン誕生を告げる記念すべき握手が交わされた。笑顔を浮かべた2人の右手に力がこもった。「条件面に問題はなく、契約となる。本当にいい意見交換ができた」。川淵キャプテンの表情には満足感が漂った。

 午後6時すぎに始まった会談は、田嶋技術委員長、加藤代表チーム部長、通訳を交えた5人で行われた。川淵キャプテンはまず、6月24日の会見でオシム監督の名を口にした失言を謝罪したが、オシム監督は「サッカー協会の会長とはそういうもの。気にしないで」と応じた。この言葉で、千葉を巻き込んだ騒動に終止符が打たれた。

 以後は、百戦錬磨の老将がペースを握った。予定を30分超えた会談は、日本強化のための「5つの施政方針」が次々と口を突いた。

 ▼会長とタッグ=「会長が要望、疑問をぶつけてくれた方が双方にプラスになる」

 川淵キャプテンからは「ジーコジャパンでは深く入り込みすぎた反省から、全面的にバックアップはするが、側面からにしたい」と提案を受けたが、「それはおかしい」とやんわり否定。協会、現場の一体化こそが日本のためになることを強調した。

 ▼カレンダー=「シーズンをヨーロッパに合わせるのがベストだ」

 北日本では雪が降ることを考慮して現行のJリーグは3~12月。それを欧州に合わせて8~5月にすることで移籍、監督の招へい、マッチメークなどがスムーズになる。

 ▼緩やかな世代交代=「古い井戸に水が残っているのに、新しい井戸を掘るのはどうか。古い方も使いながらやっていきたい」

 若返りは必要だが経験から得ることもある。一気にメンバーを代えては積み重ねもない。

 ▼欧州至上主義に警鐘=「ただ、外国に行けば良いってもんじゃない。日本にマッチした強化を考えるべきだ」

 ドイツ大会ではほとんどの海外組が控えで、コンディションとゲーム勘に不安があった。海外移籍しても試合に出ないなら国内の方が成長できる。

 ▼一貫性=「U―17、U―20とも歩調を合わせてやりたい」

 一貫したコンセプトで選手の抜てきも円滑になる。さらに各クラブの監督とも育成などについて意見交換するとし、日本全体で同じスタイルを模索する。

 川淵キャプテンは「日本の将来を一緒に考えていける」と振り返った。予定時間を超過した頂上会談は、形式的なものではなかった。日本の前途を託すにふさわしい指揮官の決意表明の場だった。


日本再建へ オシム監督5つの方針

 名将と言われているオシム監督だけに日本中の期待がかかっているだろう。


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