◆日米親善高校野球第3戦 米西部選抜6-6日本選抜(2日・南カリフォルニア大デドーフィールド)
【ロサンゼルス(米カリフォルニア州)2日】ハンカチ王子・斎藤が今夏初めてKOされた。日米高校親善野球のため米国遠征中の日本選抜チームが、当地の南カリフォルニア大デドーフィールドで第3戦・米西部選抜戦を行った。先発した日本のエース・斎藤佑樹(早実・3年)は4点を失い4回途中でKO。メジャー予備軍から一発を浴びるなど、米国2戦目にして洗礼を浴びた。試合は9回に日本選抜が3点を追いつき引き分け。通算成績は1勝1敗1分けとなった。
強烈な“メジャーの洗礼”だった。2-2で迎えた4回無死一塁。斎藤は米西部選抜の6番・ヒックスに初球を右中間場外へ運ばれた。来年のメジャードラフト候補に2ランを浴びたところで降板。初戦の4回無失点8奪三振とは打って変わり、3回0/3を5安打4失点で4奪三振。今春センバツ準々決勝・横浜戦以来のKOに「何ひとついいところがなかった。力不足です」と下を向いた。
夏の甲子園で7試合、948球を投げた後は優勝祝賀会などの行事に追われた。休む間もなく日本選抜の合宿。米国入り後も8月31日にダブルヘッダー。1日はバスで4時間移動した後に飛行機で6時間の移動と、ホームステイ先に到着したのは夜遅くになった。「体調は万全」と話していたが、さすがの鉄腕も疲れからか制球が甘くなった。
そして、タオルハンカチはこの日もお目見えしなかった。涼しかった東海岸と違い、ロサンゼルスは35度を超す猛暑。だが斎藤はタオルハンカチをポケットにも入れてない様子。ベンチへ帰ると大きめのタオルで顔をふいた。
注目に応えたかった。この日球場には立ち見が出るなど約2500人の観客が集まった。約8割が日本を応援する在留邦人や日系人。まるでホームの雰囲気だった。「お客さんの応援はうれしかった」と斎藤。さらに米西海岸で休暇中の阪神・星野仙一オーナー付シニアディレクター(SD)が観戦に駆けつけた。「プライベートだからノーコメント」と話した星野SDだが、斎藤の投球に熱い視線を注いでいた。
調子は今ひとつだったが、初戦に続きネット裏のメジャースカウトからは高評価を得た。カージナルス・シンハースカウトは「最初に90マイル(約145キロ)出たのに驚いた。体は小さいがコントロールとスライダーがいい。こっちにはいないタイプ。十分ドラフトの対象になれるよ」。ロイヤルズ・ベイズスカウトも「体が強くなれば、近い将来メジャーでもやれる」と実力に太鼓判を押していた。
チームは9回に3点を奪い引き分けに持ち込んだ。ベンチで一番喜んでいたのは斎藤だった。残り2戦。他の投手の登板なども考慮すると、1日おいて最終戦での登板が濃厚になる。「肩の疲れはない。あした(3日)にでも投げたい」と連投を志願するほど悔しさを見せた右腕。このままでは終われない。
斎藤「力不足」KO…日米親善高校野球
まさか星野までが観戦しているとは・・・。
斉藤にはこれをバネにして、次回頑張って欲しい。
【ロサンゼルス(米カリフォルニア州)2日】ハンカチ王子・斎藤が今夏初めてKOされた。日米高校親善野球のため米国遠征中の日本選抜チームが、当地の南カリフォルニア大デドーフィールドで第3戦・米西部選抜戦を行った。先発した日本のエース・斎藤佑樹(早実・3年)は4点を失い4回途中でKO。メジャー予備軍から一発を浴びるなど、米国2戦目にして洗礼を浴びた。試合は9回に日本選抜が3点を追いつき引き分け。通算成績は1勝1敗1分けとなった。
強烈な“メジャーの洗礼”だった。2-2で迎えた4回無死一塁。斎藤は米西部選抜の6番・ヒックスに初球を右中間場外へ運ばれた。来年のメジャードラフト候補に2ランを浴びたところで降板。初戦の4回無失点8奪三振とは打って変わり、3回0/3を5安打4失点で4奪三振。今春センバツ準々決勝・横浜戦以来のKOに「何ひとついいところがなかった。力不足です」と下を向いた。
夏の甲子園で7試合、948球を投げた後は優勝祝賀会などの行事に追われた。休む間もなく日本選抜の合宿。米国入り後も8月31日にダブルヘッダー。1日はバスで4時間移動した後に飛行機で6時間の移動と、ホームステイ先に到着したのは夜遅くになった。「体調は万全」と話していたが、さすがの鉄腕も疲れからか制球が甘くなった。
そして、タオルハンカチはこの日もお目見えしなかった。涼しかった東海岸と違い、ロサンゼルスは35度を超す猛暑。だが斎藤はタオルハンカチをポケットにも入れてない様子。ベンチへ帰ると大きめのタオルで顔をふいた。
注目に応えたかった。この日球場には立ち見が出るなど約2500人の観客が集まった。約8割が日本を応援する在留邦人や日系人。まるでホームの雰囲気だった。「お客さんの応援はうれしかった」と斎藤。さらに米西海岸で休暇中の阪神・星野仙一オーナー付シニアディレクター(SD)が観戦に駆けつけた。「プライベートだからノーコメント」と話した星野SDだが、斎藤の投球に熱い視線を注いでいた。
調子は今ひとつだったが、初戦に続きネット裏のメジャースカウトからは高評価を得た。カージナルス・シンハースカウトは「最初に90マイル(約145キロ)出たのに驚いた。体は小さいがコントロールとスライダーがいい。こっちにはいないタイプ。十分ドラフトの対象になれるよ」。ロイヤルズ・ベイズスカウトも「体が強くなれば、近い将来メジャーでもやれる」と実力に太鼓判を押していた。
チームは9回に3点を奪い引き分けに持ち込んだ。ベンチで一番喜んでいたのは斎藤だった。残り2戦。他の投手の登板なども考慮すると、1日おいて最終戦での登板が濃厚になる。「肩の疲れはない。あした(3日)にでも投げたい」と連投を志願するほど悔しさを見せた右腕。このままでは終われない。
斎藤「力不足」KO…日米親善高校野球
まさか星野までが観戦しているとは・・・。
斉藤にはこれをバネにして、次回頑張って欲しい。