KDDIから秋冬モデルとして発表された新端末のうち、新サービスに対応する「W56T」「W54S」「W54SA」の3機種について、一部店舗では年内の発売が難しいと案内されている。ボーナス、クリスマス商戦を目前にひかえ気になるところだが、実態を確認してみた。
「W56T」「W54S」「W54SA」の3機種は、いずれも10月16日の発表時に「12月以降」と発売次期が案内されたが、11月19日時点では、複数の店舗において「12月中の発売は難しく、1月の発売になるのではないか」との案内がなされている。一部で「年内の発売もあり得る」とする店舗があるものの、複数の店舗の情報を合わせると、現時点で1月以降の発売が濃厚になっているものと思われる。
これらの3モデルは、クアルコムの最新チップ「MSM7500」を搭載し、auの最新プラットフォーム「KCP+」を採用するモデル。「au one ガジェット」やBluetoothなどの新たなサービス、機能に対応する。
なおKDDIでは、上記3機種について「鋭意開発中」としており、発売時期の実質的な延期などについて、コメントは得られていない。
auの「KCP 」対応3機種、年内の発売は難しい?
いち早くクアルコムの最新チップMSM7500を搭載し、auの最新プラットフォームのKCP+を採用したモデルの開発には難しい点があるようだ。
結局、これらの機種はこのままでいくと来年モデルになってしまいそうだ。
技術的な事は不明だが、MSM7500を搭載するあたりに困難な問題があったのだろうか?
そして、他メーカーのKCP+機種が春モデルとして発売になるという感じなのだろうか?
こんな状況では、冬モデルに関してはDoCoMoのFOMA905iシリーズに対抗できそうもない感じだ。
昨年のMNP開始時のauの新機種攻勢が実に鮮明に記憶に残っているだけに、この秋冬モデルに関してはさびしいばかりだ。