【携帯販売ランキング】4月25日～5月1日

　先月末の値下げの影響で、ツーカーを除いた各社ではランキングに少し変化があった。

　ＤｏＣｏＭｏの1位、2位は先週と変わらず、「P901i」「N901iC」が占めた。P901iはこれで3週連続トップを達成。これから“長期政権”を築けるかが注目だ。その下には、月末に手頃な値段に値下がりした「P700i」が上がってきた。先週6位からのランクアップとなる。
　ドコモのランキングをみわたすと、1位、3位、4位が“P”端末で、パナソニック モバイル製品の好調ぶりが目立つ。“N”端末も2位、7位、10位に入っている。

　auのランキングは、「W31S」が3週連続トップ。ただ、その下にW21CAIIが、初登場で3位にランクインしている。前モデルに当たるW21CAもランキング上位に食い込む人気機種だったが、その後継機も順調な売れ行きのようだ。
　auランキングでは、各メーカーの端末がバランスよくランクインしている印象。ソニー・エリクソン・モバイル製のW31Sと「A1404S」が1位、5位だが、東芝製「A5509T」「W21T」も2位と9位に入っている。三洋製端末が３台、京セラ製端末も２台がランクインしている。

　ツーカーのランキングは、特に変化がないまま。「ツーカーS」が不動の1位、「TT32」「TT31」が2位、3位で、以下9位までが先週と同じ順位だ。
　ツーカーのランキングで強いメーカーといえば、京セラと東芝。ぱっと見でも、機種名に「TK」「TT」と付く端末が非常に多い。ちなみにツーカーSも京セラ製端末だ。

　ボーダフォンランキングは、このところトップが毎週変わる状態。今週は月末にかなり値下がりした「V603SH」が1位になった。先週1位の「V603T」は2位に転落。V603SHと順位を入れ替えた。
　ボーダフォンランキングで、強いメーカーといえばなんといってもシャープ。この構図は2004年からずっと変わっていない。今週を例にとると、1位、3位、4位、5位、6位がシャープ製。ただし東芝製端末も健闘しており、2位と10位にランクインしている。

「W21CAII」がスタートダッシュ――「P700i」が上昇中

　先週はＷ２１ＣＡＩＩだけが新登場で、それ以外には新登場はなく、ランクアップした機種のほとんどが値下げによるお買い得感から順位を上げたと見られる。特に一部の店では、月末はＤｏＣｏＭｏが大幅値下げ、ａｕとボーダフォンがほとんどの機種が新規１円になるなど値下げ合戦が激しかった。しばらく新機種の出る予定がないため、このまま値下げ競争が続くのか？それとも値下げ競争はストップするのか？この土日の動きも見逃せない。

	NTTドコモ		au		ツーカー		ボーダフォン
1	→	P901i	→	W31S	→	ツーカーS	↑	V603SH
2	→	N901iC	↑	A5509T	→	TT32	↓	V603T
3	↑	P700i	new	W21CAII	→	TT31	↑	802SH
4	↓	P506iC	→	A5507SA	→	TT51	↓	V602SH
5	→	F672i	↓	A1404S	→	TS41	↑	902SH
6	↑	SH901iC	↓	W22SA	→	TK40	↑	V402SH
7	↓	N506i	↓	W31K	→	TK41	↓	802N
8	↑	SH700i	↑	W31SA	→	TK40（*）	↓	802SE
9	→	F880iES	↓	W21T	→	TT41（*）	→	702NK
10	↓	N900iS	↓	W21K	↑	TK31	↑	nudio
（*）表記は「プリケ―セット」（**）表記は「プリケーロングセット」対応端末