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携帯販売ランキング(7月3日~7月9日

2006年07月15日 18時38分53秒 | ケータイ
 「SH902iS」の王座は当分安泰かと思われたドコモの販売ランキング。2006年夏モデルが出そろった7月に入り、状況が変わってきた。

 初登場以来5週連続でトップをキープした「SH902iS」が首位から陥落し、代わりに2006年2月に登場した「N702iD」(写真)が初の首位に輝いた。N702iDは、佐藤可士和氏とNEC、ドコモによるコラボレーション端末。フラット&スクエアの“潔く”、むだをそぎ落としたデザインを大きな特徴とする。

 2月以降の70xシリーズでは、佐藤卓氏とパナソニック モバイル、ドコモによるデザイナーズ端末「P701iD」がトップを獲得するなどの人気を見せた。このN702iDもトップこそは獲得していなかったが、そのデザイン性から長らくトップ10圏内に留まり続け、一定の人気を得ていた。

 今回トップとなったその背景には、おそらく「価格」が影響しているだろう。

 7月4日、ドコモは新たな702ixシリーズ6機種を発表し、NEC製端末も(N702iDとはコンセプトが大きく異なるが)「N702iS」の投入を予定する。7月21日にはこのうちの1機種「SH702iS」が発売になり、ほかの5機種も8月中には発売されるだろうという話だ(ただし、モトローラ製の2機種はやや遅くなるらしいという話もある)。

 これを受け、量販店では7月5日以降、在庫を持つ70xシリーズが値下げされていた。N702iDも、新規契約で9800円とするショップがあった。もともと人気のあったこの機種に、さらなる割安感から人気が再燃し、販売数が伸びたのではないかと考えられる。
 先週、王座に返り咲いた「W41CA」は今回もトップを守り、「ウォークマンケータイ W42S」の猛攻を振り切った。これら2機種は相変わらず激しい争いを演じそうだ。

 ところでトップ2が激しく争う中で、じわじわ人気が出てきているのが東芝製WIN端末の「W44T」と京セラ製1X端末の「A5521K」だ。

 W44Tは、Bluetoothワイヤレスミュージック機能や320万画素カメラ、内蔵1Gバイトメモリ、回転2軸型のディスプレイを搭載するなど“ツウ好み”する機能を搭載するモデルで、先週の7位から3位に大きくランクアップした。A5521Kは、18.2ミリの薄型ボディと“見やすい・使いやすい”が特徴のフレンドリー端末。新規で1万円ほどと安価な価格設定も特徴で、同じく10位から7位に上がった。なお、W44Tに抜かれはしたが、ワンセグ+アナログテレビ機能を備える「W33SA II」も4位に入り、いまだ高い人気がある。

 さて、心配なのは「G'zOne W42CA」だ。先週の初登場時はランキング集計期間が3日分ほどしかなかったためランクインできなかったと考えた。そのために今回はとりあえず10位までには入るのではないかと予想していたが、ランクインは果たせなかった。同端末のテレビCMや鉄道広告が最近、かなり目に付く。それなりの宣伝広告費をかけていると想像できるが、販売ランキングには目に見える順位となって現れてこないのはなぜだろうか。

 ボーダフォンも1位、2位の入れ替わりが激しい。

 「905SH」は、先々週トップだった「705SH SLIMIA」に、また首位を奪い返されてしまった格好だ。3位に2005年10月発売の「803T」、4位に2006年1月発売の「V502T」、5位に2006年6月発売の「705T」と続く。

 激しいつばぜり合いを続けるトップ2機種以外に注目したいのは、705Tだ。液晶を閉じた状態でオーディオプレーヤーの操作が一通り行える「ミュージックコンソール」を搭載する。倖田來未をCMキャラクターに据え、“音楽ケータイ”を名乗る本端末は、スプラッシュピンク、ラッスルグリーンなどのポップで特徴的なカラーリングを揃えるのも特徴である。

 なお、スプラッシュピンクカラーは、若い女性に人気のファッションブランド「サマンサタバサ」とのタイアップモデル。壁紙やメニュー画面、着信アニメなど、同ブランドがプロデュースしたコンテンツがプリインストールされる。

 ピンクがサマンサタバサなら、ブラックは何か、グリーンは何か。勢いが感じられる705Tなだけに、何かほかに仕掛けて来そうである。今後に期待したい。


「GzOne W42CA」が売れないのはなぜか? という件について

 DoCoMoは相変わらず902iと902iSシリーズがベスト10中7機種と好調だが、値下がりした702iDが首位を奪った。FOMAらくらくホンも5位を堅持しており、ベスト10に定着した印象がある。

 auは1位と2位は先週と同じだった。在庫処分に入り値下がりしたW41CAが好調なようだ。W41CAを狙っている人は今のうちに買っておかないとそろそろ在庫がなくなるかもしれない。
 夏モデルも順位をあげたり、高い順位を維持しているようだ。東芝が万全を期してW41CAキラーとして投入したW44Tも3位まで順位をあげ、首位を奪う機会をうかがっている。しばらくはこのベスト3での首位争いが続きそうだ。
 G’zOne復活の時はWIN化が叫ばれていたが、どうもW42CAはそのデザインやカラーリングに問題があるのか、今のところあまり人気が上がっていない。まだ値段が高いこともあるのだろうが、値下げするなどのテコ入れがないと人気に火がつく気配が見られない。個人的には前のG’zOneの方がデザイン的には気に入っている。W42CAはデザイン・カラーともにイマイチの気がする。
 また、WIN端末がベスト10中7機種とダブル定額が人気絶頂のようだ。もはやAシリーズはエントリー機としての役割となっているようだ。

 ツーカーは先月で新規加入は終了してしまったので販売ランキングも終了したのかと思ったが、どうやら機種変更のランキングを継続するようだ。流通台数が減ったためか、ベスト5までの発表となっている。

 ボーダフォンは薄型の705SHが強い。905SHも一部の店では値下げしたりしているが、首位を守れなかった。今回の夏モデルでは完全にシャープが東芝に勝ったようで、しばらく続いた東芝の1-2フィニッシュのお株を奪っている。705Tはやっと5位に上がってきて、いずれ803Tと入れ替わると思われるが、705SHの人気に迫るにはやや魅力不足のようだ。薄型804SSは705SHに人気を奪われた感じでジリジリと順位を下げている。
 いまだにPDCがベスト10中3機種も残っており、PDCの人気は意外と根強いように感じられる。これはボーダフォンがPDCの機種や在庫を極端に絞っているにもかかわらず、PDCが売れているわけで、ボーダフォンの思惑通りに3Gへの移行が進んでいない証拠だろう。PDCユーザーを無理に3Gに誘導しようとすれば、ユーザー離れが進みかねないと思われる。3Gへ誘導するには3Gでのステーションの実現など、先にやるべきことがあると思われる。(個人的にもくーまんのいない東芝3G端末は魅力が半減していると思う。)
 ベスト10中6機種がシャープで、東芝は3機種にとどまっている。秋モデルでの東芝の巻き返しに期待したいところだ。





NTTドコモ au ツーカー ボーダフォン
1N702iDW41CATK51705SH SLIMIA
2SH902iSW42STK41905SH
3P902iW44TTT51(*)803T
4SH902iW33SA IITT41V502T
5F881iESA5517TTT32705T
6SH901iSW43T904SH
7N902iA5521K804SS
8D902iW41SV604SH
9D902iSW42KV403SH
10P702iA5518SA804SH
(*)表記は「プリケ―セット」対応端末


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