Dr. Mori Without Borders / Mori-san Sans Frontieres

森 一仁が医学・国際政治経済金融・人文教養教育など関心問題を国際的・学際的に考える。

チベット・ラサの暴動 ~政治家ダライ・ラマ師と反捕鯨シーシェパード~

2008-03-15 23:05:22 | 地球社会:国際政治経済金融
ラサ(Lhasa)と聞いて何やらパソコンの解凍ソフトを思い出してしまった程に地理に疎い私であるが、実は都市名であるらしい。さてチベットと言えばチベット亡命政府とそのアイコンであるダライ・ラマ師が有名であるが、実はダライ・ラマといまホットな捕鯨船問題とは無縁ではない。ちょっとダライ・ラマのコメントを見て頂ければと思う。 ダライ・ラマ師は実は知る人ぞ知る、かの環境系テロリスト・シーシェパードの支持者 . . . 本文を読む

古畑警部のロス疑惑・事件簿

2008-02-25 05:13:35 | 地球社会:国際政治経済金融
「ミウラの位置とぉ、カズミサンの位置とが、ドーモ、フゥシゼンデース。」こんな記者会見だっただろうか。現地捜査官のたどたどしい日本語を聞いて私も幼心に在外日系人を焼き付けるに到った。外国人の日本語は幼稚園長が話すのを聞いていたから慣れていた積りだったが、こちらは日系人、同じような顔立ちをしながら海外生活を続けると内国人とは表情がずいぶん違うものだと思った。 ロス疑惑の件では早速「フルハムロード」と . . . 本文を読む

某国のイージス

2008-02-22 02:08:04 | 地球社会:国際政治経済金融
某国とは勿論本邦であるが、防空能力が世界随一との噂の高い艦船であるところのイージス型護衛艦も漁船との衝突を避けられなかった。一説によると対船舶の探索能力はそれこそ漁船並みだと言う。これは言いかえれば高速突撃艇等による海上からの近接攻撃には弱いと言う事ではないだろうか。世界中のメディアがこの問題を取り上げたのも首肯出来る。 コソボ独立とあってコソボのような小国でも比較的安価で小型の高速ミサイル突撃 . . . 本文を読む

オバマVSオバサマ

2008-02-19 02:08:01 | 地球社会:国際政治経済金融
数年前にコンドリーザ・ライスとヒラリー・クリントンとが今回のアメリカ大統領選挙で対決すると予想していた。おそらく「女性対決」となるだろう、そして「黒人」VS「白人」と言う構造を打ち出して来るだろうと思っていたのだが、意外にもヒラリーの対抗馬にはオバマ氏が出現した。変わっていないのは「黒人」VS「白人」と言う構造であるが、こんかいは「黒人」と「女性」と言う構図が出てきた。こうなるとオバマ対オバサマで . . . 本文を読む

米国には実は戦略的に痛いラコタ共和国の独立

2008-01-31 16:30:14 | 地球社会:国際政治経済金融
先日の記事でアメリカ合衆国内で独立を宣言したラコタ共和国について記述した。アメリカと日本の主要メディアは示し合わせたかのように黙殺を決め込んでいたが、現代資本主義社会では利益をめぐって行動する人間が大多数であり、報道機関も営利追求団体である事を考えると、おそらくは何らかの協定があり表沙汰にしないのかも知れない。本来であれば先進超大国の内部で独立国家を宣言するとは大事件の筈だからである。 実際に大 . . . 本文を読む

混合診療の全面解禁か? ~超党派で市場原理医療だけからは本邦を守るべし~

2007-11-12 02:07:01 | 地球社会:国際政治経済金融
「保険医療制度」の根幹を揺るがすような司法判断が出た。「混合診療」の禁止は違法とする判決である。保健医療制度の枠組みの中で医療にアクセス出来る事で、日本では宮内庁病院で天皇陛下や皇族の方々が受けられるのと同じクオリティーの医療を、どんな国民でも受けられるのである。この「誰でも受けられる医療」と言う所が本邦の保険医療の強みであった。これにより先進国でも劇的に低い「新生児死亡率」や「超長寿国」と言う名 . . . 本文を読む

6回忌のツインタワー

2007-09-11 19:36:42 | 地球社会:国際政治経済金融
胸騒ぎと共に起きてテレビを付けると巨大旅客機がビルに激突する瞬間だった・・・。こんな体験はもう二度と無いだろう。なぜテレビカメラが間に合ったのか私には解らない。お天気カメラや防犯カメラが偶然に捕らえた映像とは全く異なっていたからだ。あの911から既に6年が過ぎた。思えば早かった。しかしそれは当事者以外の心境だからかも知れない。6年が経ち、私は日本の土を踏むことが出来た。あの日のアメリカの異様な雰囲 . . . 本文を読む

社会経済システム理論 ~社会資本主義~

2007-09-07 05:33:23 | 地球社会:国際政治経済金融
中学の頃に社会システムについて考えた。資本主義では失業者が常に問題となる。市場原理だけでは公的に重要だが地味な事業がおろそかになる。社会主義では社会保障制度は充実するが、私財の所有も認められない事とほぼ同義であるが自由を享受出来ない。そして個人のニーズを無視しサービスを唯物的にとらえた共産主義体制は崩壊した。官僚主義の横行もまたしかり。両者の良さを何とか生かせないか? そこで考えたのが社会資本主 . . . 本文を読む

シャラポワのナイトゲーム (18禁)  ~ウェブ時代の世論形成~

2007-08-28 00:09:00 | 地球社会:国際政治経済金融
[注]本記事には内容上お子様には不適切な問題が含まれています。 ****************************** ****************************** ****************************** ****************************** ****************************** ************* . . . 本文を読む

日本国イラクにてかく戦えり ~イラク戦争に参戦する航空自衛隊~

2007-08-13 23:48:10 | 地球社会:国際政治経済金融
小泉純一郎前首相の答弁が懐かしい。「自衛隊は戦闘地域には派遣されない。」これはまだ単なるウソで済んだ。しかしこれが転じて「自衛隊の行くところが非戦闘地域なのだ。」となった。詭弁も甚だしい。これについてアメリカ空軍公式ウェブサイトに掲載された航空自衛隊の活動は、小泉前首相の全ての発言を一蹴する結果となっている。少し古いが大切なので見ておこう。 <要点> ①航空自衛隊の戦闘地域への派遣は米国空軍も公 . . . 本文を読む

公職選挙法を使った新手の言論封殺から逃れる3つの方法

2007-07-14 01:25:35 | 地球社会:国際政治経済金融
本記事はブログを書かないすべての人々のために残しておきたい。「公職選挙法」が大切であり、これを守る事は市民の義務である事はわかる。しかしながら選挙を間近に控えたいま、「公職選挙法」に関する注意書きがブログの編集画面に出てきている。これについては文末に付記しておくので、各自で読んで頂きたいのであるが、その内容たるや非常に微妙なものがある。 個々人が市民として政治的関心を持つこと事態は極めて健全であ . . . 本文を読む

「イラクの子供爆弾テロ」の報道はイスラエルの対パレスチナ情報戦と同じか?

2007-03-22 09:08:25 | 地球社会:国際政治経済金融
イラクで子供を乗せた自動車に爆弾を積んで米兵に自爆テロを展開したと言うニュースが伝えられるが、あのストーリーは嘘である公算が高い。 Israel 'fabricated' child-bomber storyによれば、パレスチナ指導者は、イスラエルが14歳のパレスチナ少年が自爆しようとしたとの情報を捏造したとして非難している。イスラエル政府は、パレスチナ人を子供殺しとして描こうと躍起になっている . . . 本文を読む

タイ国王の「足るを知る経済(Sufficiency Economy)」に学ぶ

2007-03-14 00:49:21 | 地球社会:国際政治経済金融
「持続可能な開発(経済活動を主眼とした)には仕掛けがある事について以前記したかも知れない。先進国だけが持続可能なように二酸化炭素排出に制限を加えて、第三世界の農地新規開拓や工業の新規開発を妨げようと言う試みだからだ、と言うのが持論である。ここではそうではなく「足るを知る経済(Sufficiency Economy)」について考えてみたい。 この「足るを知る経済(Sufficiency Econo . . . 本文を読む

911・セプテンバー・イレブン [最新情報・要約]

2007-02-21 02:28:35 | 地球社会:国際政治経済金融
911事件のその後と新たに貴重な映像を入手。Loose Change[日本語版]を見れば、各種の専門家の証言の変遷や現地市民(NY)の驚くべき証言などが明らかになる。ツインタワー崩壊時の謎の連続爆発とは何か?米軍が長年対キューバ作戦として準備してきた「航空機激突テロ」想定訓練とは何か?過去の米軍対テロマニュアルの表紙に描かれた2つの高層ビルとは?放映時間は1時間23分で無料とあっては、下手なハリウ . . . 本文を読む