熟年ドラキチ  さぁ人生はこれからだぁ^^ 

ドラキチ歴50年、 熟年・「オレ竜」の今日の”脳ミソの中身”

消費税アップだけは確実に行なわれそうな事でいいのかぁ~

2008-11-03 | 亀君の”怒っているぞぉ~”
麻生総理が就任し、日本経済は全治3年と”勝手に診断”したり、
最近の世界金融危機、世界同時株安、世界同時不況、そして円高進行という
「急に冷え込んだ日本経済」に対する緊急経済対策なるものを、
最近まとめあげた。

そして、麻生総理は3年後には「消費税率引き上げ」を言明した。

「首相は立派」「後に請求書」=3年後の消費税上げで議論-与野党(時事通信) - goo ニュース 
(記事引用-時事通信)
与野党の政策責任者は2日、NHKの討論番組に出演し、麻生太郎首相が追加の経済対策の発表に併せて3年後の消費税増税を打ち出したことについて議論を展開した。

 自民党園田博之政調会長代理は「将来、消費税を引き上げないと社会保障は維持できないと、衆院選前に言ったのはきわめて立派だ」と評価。公明党の山口那津男政調会長も「3年以内に景気を回復させ、国民の生活の痛みを止めるということに重点がある」と一定の理解を示した。

 これに対し、民主党の直嶋正行政調会長は「天丼をごちそうになり、後から1万円の請求書が来た(ような話)。対策の効果は全く損なわれた」と述べ、容認できないとの立場を強調。共産党の小池晃政策委員長は「(給付金などの)ばらまきは一瞬、増税は一生ということになる」と、首相を痛烈に批判した。 


【熟年ドラキチ】
総理に就任して1ヶ月、私は国民の一人として見ていて、なんか腑に落ちない点
を感じる。

テレビや新聞メディアが麻生総理を「経済通」とか「経営通」という枕詞を、麻生総理
につけて報道してきたが、 本当に麻生総理って経済通? 経営通?と
疑問を感じる。
今回まとめた経済対策を見ていると、明らかにもう1年以内に確実に行なわれる
衆議院総選挙対策がアリアリ。 枕言葉にされている経済通、経営通という人の
特色は残念ながらあまり感じられない。

それで麻生総理について、色々とネットで調べて見たのだが、要は麻生総理は
麻生グループの御曹司として生まれて、親の会社の社長を一時的にしただけで
「経営通」とか「経済通」とマスコミが麻生総理に冠しているのである。

では、麻生総理が社長時代に、いかに麻生グループの会社の舵取りを
周囲の経済状況の中に巧くやったかという事は、なかなかエピソードも
今までのところ私には見つけることが出来なかった。
むしろ、無所属の衆議院議員の江田憲司氏のHPの中の「今週の直言」の
9月29日号
には、今の私の疑問に答えてくれるような記事があった。

(江田憲司氏の「今週の直言」9月29日号 から 引用)  
麻生氏は、よくメディアでも「経済通」と言われる。麻生セメントを一時率いたことから「経営通」とも言われる。とんでもないことだ。

(中略)

当時、麻生経企庁長官の下で働いていた大来洋一氏の証言だった。テレビ東京のワールドビジネスサテライトに出演して、麻生氏のことを「万事、よきにはからえ」だったと述懐していた。私も当時の総理秘書官として証言するが、あれだけ経済や金融のことが大問題になっていた橋本政権で、麻生経企庁長官の存在感は「ゼロ」だった。

 また、私は20年前、通産省でセメント産業の構造改善を担当する課の総括補佐だった。そこでは、当然、セメント会社の首脳ともよく付き合った(秩父セメントの諸井虔氏とその後親交を深めたのもこの時がきっかけ)が、中堅セメントの雄、麻生セメント社長の麻生泰氏(麻生氏の弟)ともよく仕事をしたものだ。

 その麻生セメントを建て直し、ハーバード大学医学部と提携して麻生病院を再生したのは、その弟、泰氏の功績で、何も兄の太郎氏ではない。この点は、いみじくも、お父上の太賀吉氏が、太郎氏が衆院選出馬で会社を辞した時、「太郎が早く会社をやめてくれてよかった」という趣旨の発言をしたという話が新聞報道されていたことからも平仄があう。兄、太郎氏が新規事業に手を出しすぎ、会社がうまくいっていなかったのである。

 ここ日本では、ポストを歴任しただけで、何をしたかではなく、「経済通」とか「経営通」とメディアでは言われる。本人も何を勘違いしているのか、総裁選で自分と他候補との違いを「経験と実績」と自賛していた。そうなら、具体的にこれまで何をしたかが厳しく問われるべきであろう。


【熟年ドラキチ】
この江田憲司という人は、テレビの討論番組でもよく出てくるが、
発言の内容は、元官僚出身ということもあり、よく勉強もして調べてあるので
他の政治家より内容も説得力もある。 そして今の官僚制度の悪いところも
よく知っている。 そして総理秘書官も勤めた人なので、政治の現場も無所属ながら
よく知っている人ではないかと私はテレビを見てても感じる。

そして何よりいいのは、この人は無所属で立候補して議員になっている。
今は衆議院議員であるが、先回の選挙では落選の憂き目も見ている。
やはり世襲2世議員とは違って、自分の力で当選を勝ち取らなければいけないという状況は、他の世襲2世議員とは明らかに違う実力が養われていると感じる。

で、この江田憲司氏が言うように、私が感じた疑問は正解だったのかぁ~。
単に親の会社の社長を世襲でやっただけで、それもあまり実績も出していなかった
んだぁ。 麻生総理は。
江田憲司氏も言うように、マスコミもこんな表面上の経歴だけで、経済通とか
経営通とか枕詞を麻生総理につけて、報道するのは止めてほしい。
国民を惑わすだけである。
まぁ、それ以上に他の国会議員は経済にも経営にも疎いから、結果的に
麻生さんをそのように報道するのであれば、それはもっと日本の国民にとって
不幸であるが。

そもそも麻生総理が、「日本経済は全治3年」と言ったときも、私は
違和感を感じたのだが。
つい、去年の夏くらいまでの政府発表は「好景気」であった。
とすると、この1年弱の間に「全治3年も要する」不況に日本はなったということなのか。
輸出産業を中心とする大企業は好景気を実感していたと思うが、
恐らく私が思うに、日本の半数以上の人たちはこの5年くらいの間に
好景気だと実感もできていなかったのではないかなぁ~。

今回の経済対策にしても、選挙対策でバラマキ的に予算を使っちゃうので、
その後には、足らない予算を消費税で賄うよという、企業経営では
まずあり得ない発想。
対策の発表と同時に、行政改革を実行すると付け加えていたが、
もう行政改革を実行する気なんて本気でないと言うことは、
ここ10年の政府自民党の実績が雄弁に物語っている。

消費税アップの実行とか、後期高齢者医療の実施はやったのだが、
いつまでたっても無くならない官僚の天下り。 そして次から次へと出てくる
官庁の天下り先への随意契約での無駄な発注。

本当に経営感覚があるのであれば、この官僚制度が作った高コスト体制を
直ぐに改めなくちゃいけないというのが、当たり前だと思うのだが。
世間の会社では、売り上げが伸びなければ経費・コストを見直すのは常識。

政府と官僚さんたちは、税収が足らなくなれば、税率を上げるしかない。

何かおかしくないですか?


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