———全世界の同志が胸に刻んでいる「心こそ大切」の「心」とは、「師弟不二の心」であるということです。
池田先生
「私(ひそ)かにこれを人よりうけて淑(よし)とするなり」(孟子)――教えを直接受けたわけではないが、その人を慕い、自ら師と捉え、模範にして学ぶ。「私淑」(ししゅく)という言葉の語源である。
物理的な距離は遠くても、たとえ会ったことがなくても、師と弟子の関係において、それは本質的な問題ではない。名作が時を超えるように、自分が決めた瞬間、偉大な心を継ぎゆく師弟の歴史は始まる。
名字の言
同志への指針
仏法を誰から学ぶのか。難を恐れず、民衆救済のために戦い続ける人からこそ学ぶのだ。そこに、魔を打ち破る生命力が涌現する。一生成仏の大直道が開かれるのだ。
創価学会は「御書根本」「如説修行」の教団である。今、世界でも「仏法入門」に挑戦する会友の方々がいる。生命哲学の真髄を究める大教学運動は、人類を結び、平和の連帯を広げゆく源泉である。
池田先生
「創価の師弟」の素晴らしさは、弟子を思う師匠の慈愛と、師匠に応えようとする弟子の挑戦にあると思います。
私たちも、池田先生のことをもっと学び、伝え続けていく使命があります。弟子である私たちの振る舞いでしか、これからの未来、先生の素晴らしさを宣揚することはできないと思います。
オーストラリアSGIメンバー
―― 仏道修行には師弟という人間関係のなかで得られる 「生命的感化」 が不可欠だからと思います。 日々の勤行・唱題で御本尊を拝すること、御書を学ぶことはもちろん重要ですが、御本尊も御書も物質ですから、当たり前ですが何か言葉をかけてくれるわけではありません。 だからこそ、池田会長という生身の師の言葉を通した 「生命的感化」 が、死活的に重要なのです。
作家 佐藤 優