本日の「電源入りました。」

 ジャンクオーディオを修理しては放置するという非生産的なことをやってます。最近飽きてきた・・・

ニューミュージック白書

2012年09月08日 00時32分38秒 | 音楽
 今日(正確には昨日)は研修最終日でした。で、やっぱり帰りに寄り道。神田の古書店街に逝ってまいりました。

 古書店街は何年ぶりだろう? 誰でも経験あると思いますが、自分も高校時代に「にわかブンガク少年」になってしまいまして(恥)、当時は月に1~2回の頻度で通っておりました。で、今日逝って気づいたんだけれども、やはり当時に比べると書店の数がかなり減りましたね。コンビニや牛丼屋も出店してて、そこらへんの繁華街とあまり変わらない風情となってしまいました。

 古書店を数件、中古レコード屋を数件ハシゴしたけれども、あまり出物はなく、そのうちにお腹が痛くなってまいりました。これ、昔からの持病(?)で、古本屋のあの独特の匂いを嗅ぐと何故か便意を催してしまうのです。

 便意と闘いながら、せっかく来たのだからととりあえず買ったのがこれ。


 オカタイ文学作品ではありません。1977年発行の「ニューミュージック白書」(エイプリル出版)。1000円でした。

 これがけっこう面白い。1958年のロカビリーブームから、この本が出版された1977年までの日本のミュージック・シーンがふんだんな写真とともに解説されています。その他に当時の第一線のミュージシャンのインタビューやら名盤105枚(100枚でない)つー企画やらで読み応えありなのです。ちょっと内容を紹介してみましょう。


 松任谷由美。「NOWなセンスにあふれている」人なのだそうだ。


 山小屋の管理人・・・ではなくて矢沢の永ちゃん。


 御存知、はっぴいえんど。


 泉谷しげるもトンガってました。


 イルカは・・・・今も昔も変わらない。


 当時の熱気が伝わってくるようです。


 ナイアガラ御大が寄稿してます。ネピアに注目。


 「ぴあ」の表紙で有名な及川正通が昔組んでたカントリーバンド「Oh Man Go」のリリース広告。しかし、なんというバンド名・・・


 ニューミュージック王国「東芝エキスプレス」のリリース広告。


 バンドメンバーの変遷なんかもあります。見開き3ページにも及びます。


 CMに使われている曲の作者は誰?って企画。ユーミン、鈴木茂、加藤和彦、大瀧詠一、細野晴臣等々、有名どこがズラリ。バレンタインデーに母親からよくもらってた「不二家ハートチョコレート」は作曲:山下達郎、歌:アイ高野ですって。意外。

 とまあこんな感じです。最近のJ-POPに馴染めないおっさんはこの頃の音楽のほうが好きです。図らずもいい買い物ができたと一人ほくそ笑んでおります。おわり。