本日の「電源入りました。」

 ジャンクオーディオを修理しては放置するという非生産的なことをやってます。最近飽きてきた・・・

Bob James Quintet @ BLUE NOTE TOKYO

2012年09月05日 23時58分54秒 | ライブレビュー
 もみじの具合もいいので、今日は研修帰りにボブ・ジェームス・クインテットを聴きにいきました。久しぶりのブルーノートです。


 
 今日の昼の電話予約であっさり席がとれたので、てっきり客の入りが悪いものと思っていたのですが、いざ会場に着いてみると超満員。開演40分前だというのに、レジ前のスツール席になってしまいました。ここテーブルがないのでツライんですよねえ・・・。開演までのしばしの間、隣に座った女性と小粋な(?)トーク。スティーブ・ガッドのファンだそうで、自身もドラムをやっているそうな。ブルーノートは初めて来たとのこと。

 かくいう自分も今日はガッドとベースのウィル・リー目当て。メンバーは以下のとおり。

 Bob James (pf,Fender Rhodes)
 Steve Gadd (ds)
 Will Lee (b)
 Dave McMurray(ts,fl)
 Perry Hughes (g)

 ガッドを聴くのは吉田ミカのとき以来約一年ぶり、ウィル・リーは2009年12月のDean Brownのトリオ(DB3)以来となります。

 今回の公演は「CTI years」と銘打っており、70年台に「売れ線ジャズ=フュージョン」を次々にリリースしたレーベル「CTI」ゆかりの曲を演りましょうっていう企画モノです。んで演奏曲目はってーと・・・

 1 Mister Magic(Grover Washington Jr.のアルバムタイトル曲)
 2 Feel Like Making Love
 3 Red Clay (Freddie Hubbardのアルバムタイトル曲)
 4 Don't Mess with Mr.T (元曲はMarvin Gaye。Stanley Turrentineのアルバムタイトル曲)
 5 Angela
 6 Farandole
 7 Westchester Lady

 ということで、嬉しいことに(?)ボブの曲は4曲のみ。とは言え、Mister MagicとDon't Mess with Mr.Tはボブ自身が参加したアルバムの曲です。あんまり思い入れがないんですよねえ、ボブ・ジェームス。自分の中でボブはアール・クルーとセットなのであります。

 で、肝心のプレイのほうは・・・やっぱりガッドとリーの真っ黒リズムが気持ちいいのです。とても白人同士とは思えません。このコンビは最高ですねえ。吉田ミカのときのガッド-ゴメス、ディーン・ブラウンのときのリー-デニ・チェンも良かったのですが、70年台フュージョンの洗礼を受けた自分としては、やはりガッド-リーのコンビが最高っ!となります。洗礼を受けたといってもリアルタイムじゃないけど。

 サックスのマクマレイとギターのヒューズは不勉強なものであまりよく知りません。ヒューズはいかにもCTI的なオクターブ奏法とか演ってました。二人ともいいプレイヤーです。

 大満足なライブでしたが、これでキーボードがRichard Teeだったら・・・とつい思ってしまう自分がいました。主役のボブに失礼ですね。思い入れないんですよねえ、ボブ・ジェームス(しつこい)。


 ※ サックスとギターの名前を取り違えて記載しておりました。マクマレイがサックスでヒューズがギターね。失敬。