本日の「電源入りました。」

 ジャンクオーディオを修理しては放置するという非生産的なことをやってます。最近飽きてきた・・・

Aurex PC-X60AD(その3)

2011年09月24日 22時04分07秒 | カセットデッキ
 今日も起きたのは昼頃。夕方にはもみじを動物病院に連れていかなければならないので、昼飯もそこそこに着手。


 分解同様、組み立ても大変でした。カウンターベルトの取り付けだけでも小一時間かかっちゃった。アドレスのシンボルカラーである緑のランプが綺麗です。で、再生テスト。


 ・・・・あれっ、左チャンネルから音が出ない orz


 左チャンネル、音が出ないどころかメーターも微動だにしません。組み立ててからのこの不具合発覚はショック。

 録音は問題ありません。きちんと録音できるし、メーターも振れます。んー、原因は何だろ?ハンダクラックもなさそうですし。


 ネットでサービスマニュアルを拾ったので、とりあえずこいつとにらめっこしてみます。長期戦になりそうな悪寒。 

Aurex PC-X60AD(その2)

2011年09月23日 23時04分54秒 | カセットデッキ
 PC-X60ADの二日目。まず、メカのメンテから。


 2ヘッド・2モーターのありふれたメカです。


 AS(オールセンダスト)ヘッド。表面はちょっと錆びてザラザラ。


 溶解しているゴムベルトを無水アルコールで根気よく清掃していきます。代替ベルトは直径70ミリのものを使用しました。


 さらに分解してアイドラを清掃。アメリカンレコーダーのS-721Hで処置するとゴムに弾力が戻ります。このクリーナー、デッキ整備の必需品でこれで3本目なんですが、最近118ml入りのお徳用が発売されたんですね。ストック買っておいて失敗した。


 ヘッドを外して研磨しようとしたところ、ヘッド右側のネジの頭がナメていてどうしても外れません。どうやら前オーナーの手が入っているようです。仕方ないので外さずに研磨。雑な仕上がりですが、ザラザラよりは良いかと・・・


 メカのメンテが終わったのでスイッチやボリュームなどの接点系の分解清掃。


 真っ黒です。あの手この手で清掃。


 超音波洗浄器も使用したので、エアブロワーで水分を飛ばしてから乾燥させます。今日はここまで。
 


Aurex PC-X60AD(その1)

2011年09月22日 20時14分52秒 | カセットデッキ

 今日も朝からぐうたらして過ごす。で、夕方になってやっと手を付けたのが、軽くてメンテに時間がかからなそうだったオーレックスのPC-X60AD。1979年に72,800円でリリースされたアドレス搭載モデルです。


 天板を開けたとこ。かなり汚いです。ゴムベルトは溶解。メンテは簡単そうに見えました。


 ところがギッチョン。メカがなかなか摘出できません。試行錯誤しているうちにこんなにバラバラになってしまいました。


 溶けたゴムで服を汚したり、ネジを失くしたりで、気持ちが萎えてしまいました。今日はもう終わりっ!

A&D DP-9000 (その2)

2011年09月20日 21時09分38秒 | CDプレイヤー
 昨日の続きです。

 電解コンデンサを交換してもハム音しか出ないのは変わりませんでした。ピックアップはきちんとCDをトレースしているので、アナログ回路に問題があるようです。で、上段の基板を確認してみたところ、はんだクラックがあることが判明。


 このトランジスタがグラグラしていました。はんだ修正するときちんと音が出るようになりました。パチパチパチ。


 せっかくなのでヘッドフォンボリュームも分解清掃。軍手をしていますが、これははんだ吸取線を使うときに手が熱いからです。


 改めて内部観察。底板と側板は一体型でやはりゴツイ。しかも底板部分はハニカム構造。


 電源トランスはアナログ・デジタル別。アナログトランスはトロイダルですね。また、アナログ基板は銅メッキされた箱に入っています。ネジも銅メッキ。徹底してる。
 

 インシュレーターはセラミックを使った豪華なもの。125グラムもありました。


 組み上げて再生テスト。トレイもアルミダイキャスト製です。クローズするとCDをクランパーが挟みます。徹底した共振対策。


 ヘッドフォンでしか確認してませんけど、音は低音が力強く、ベースがリアリティを持って響きます。満足。


 夏休み4日目ですが、もう腰が悲鳴をあげてます。座り続けるのはツライです。あと何台修理できるやら・・・