本日の「電源入りました。」

 ジャンクオーディオを修理しては放置するという非生産的なことをやってます。最近飽きてきた・・・

A&D DP-9000 (その1)

2011年09月19日 20時59分56秒 | CDプレイヤー
 今日はNHK-FMのヤマタツ特集を聴きながらA&DのDP-9000を修理しました。

 A&Dってえメーカーは、ご存知とは思いますがAKAIとDIATONEがひっついてできたブランドです。で、このDP-9000はそのA&DがリリースしたCDプレーヤーの最高峰でございます。時は1987年、定価158,000円。まさにバブル期を象徴するような物量投入機です。なんてたって重量13.6キロですよ、旦那。

 ヤフオクで「電源コードが切断されているので動作未確認」というジャンクを落札しました。このコメントが付いているのを落札するのは博打です。というのも、本当にコードが切断されていて動作確認できないのか、それとも手を入れてぶっ壊したブツであることをボカすためにわざとコードを切断したものか不明だからです。後者の場合最悪です。前者でも博打ですけど。所詮ジャンクですから。

 修理前の写真を撮るのを忘れました。とりあえず電源コードがなければ動作確認できません。で、昨日、秋葉原の九州電線で2mのコードを買ってきました。

410円也。

 電源コードを取り付けるために天板を外します。これが六角穴付ボルトでがっちり固定されていて、しかも天板自体も肉厚で重い。

 厚さ3ミリ。こんなん初めて。
 

 コードを取り付ける前に内部観察。案の定、トレイ駆動用のゴムベルトが溶けてベトベト。


 電源コードと作り置きのバンコードベルトを装着。

 一応これで動くようになりました。ピックアップも生きており、きちんとトレースします。が、なぜかハム音しか出ません。よーく観察してみると、


 この電解コンデンサ、お肌がしわくちゃです。とりあえず取り替えてみます。


 手持ちの関係でMUSEのKZ(オーディオ用)。でかいです。


 寝かさないと入りません。なんか上九一色村にあったガリバー像みたいです。


 コンデンサ交換してもハム音は止まりません。やはり原因は他にあるようです。続きは明日にします。果たして復活なるか?


WM-2のワウフラ測定

2011年09月19日 19時24分46秒 | ウォークマン
 オルガン男さんからWM-2のワウフラについてコメントいただいたので、試しに簡単な測定器で測ってみました。

 簡単な測定器とはこいつです↓

恭しく登場

 東芝製のカセット簡易チェッカーAVC-100S。東芝系の電気屋さんがラジカセ等の修理に使っていたものみたいです。これもヤフオクで入手。3kHzのサイン波が入ったテストテープを用意すれば、テープスピードやアジマスの調整、ワウフラ測定ができるという優れものです。使ったことが一度もありません。まさにこの日のために落札したブツと言っていいでしょう。

 まず、3kHzのテストテープを用意しなければなりません。しかし生憎、手持ちのテストテープに3kHzのものがありません。ということで自作です。信号はefu様が作成した有名なソフト「Wave Gene」で生成し、マクセルCD's1のバージンテープにナカミチのCR-40で録音しました。

 まず、CR-40そのもののワウフラを測ってみます。


 ちょっと見えづらいですが、針は0.025辺りを指しています。CR-40の公表ワウフラが0.024%(WRMS)以下なので、良好な数値と言えるでしょう。このCR-40もジャンクから蘇生させたものなのに。

 では、本題。WM-2のワウフラを測ってみましょう。

 電池を新品に取替え、コードをつなぎ替え、テストテープをセットして・・・スイッチオン!・・・・





Σ(゜Д゜)


・・・えー見間違えですね。設定が間違っているのかもしれません。プラグを抜き差しして、設定を確認。で、も一度。







ドーン!

( ゜д゜)

(つд⊂)ゴシゴシ・・・

(;゜д゜)

(つд⊂)ゴシゴシゴシゴシゴシゴシゴシゴシ


・・・全力で振り切っておりまつ。振り切ったが最後、微動だにいたしません orz


 まさかの0.3%(WRMS)以上のハイスコア・・・ということで結論。WM-2のワウフラは「気にしない」というのが解決策(悲)。他の個体ではもっといい数値がでるかも知れませんが・・・


 驚愕の結果が出たWM-2ですが、走行系の改善を謳ったWM-DDが公表0.08%ですので、こんなもんなのかも知れませんね。