本日の「電源入りました。」

 ジャンクオーディオを修理しては放置するという非生産的なことをやってます。最近飽きてきた・・・

Sony ICF-9740(その1)

2011年06月03日 00時47分07秒 | ラジオ

 ソニーのお茶の間ラジオ、ICF-9740です。1981年7月21日に発売されたとのことですが、つい2~3年位前まで販売されていたのでロングラン商品ですね。いかにも「ホームラジオ」といった佇まい、昭和の香りがプンプンします。16センチスピーカー搭載の据え置き型です。前々から欲しかった機種なので、ヤフオクで「つい最近まで使っていたが、突然鳴らなくなった」というジャンクをゲットし、先日修理に取り掛かりました。

 ブツが届いて裏ぶたを開けたところ、既に素人(私も素人ですが)の手が入っているらしく、ボリュームへの配線がメチャクチャでした。これでは鳴るはずがありません。「突然鳴らなくなった」とうコメントはなんだったんでしょうか?


 基板はメイン基板とボリューム基板の2つのみで、内部はスカスカです。使われているチューナーICはソニー製のCXA1111Pというやつ。アンプICはサンヨー製のLA4265というものでした。これは3.5Wのモノラルアンプです。ケミコンは台湾のメーカーYEC製が使われていました。

 まず、ボリュームへの配線を正常(と思われる)に戻して電源を入れてみましたが、ウンともスンともいいません。そこでとりあえず2つあるスライドスイッチ(バンド切替とラウドネス)の接点を磨きました。
磨く前
磨いた後

 ・・・やはり鳴りません。ICがやられていると厄介だなあと思いながら、クリスタルイヤホンで信号を探ってみたところ、チューナーICはどうやら生きている様子。そこでアンプICのアウトプットである2ピンを探ったところ、ものすごいノイズが出ています。いやな予感は的中。アンプICがお亡くなりになっていました orz

 このLA4265ってIC、もう既に製造は終わっていて現在は流通在庫のみ。ネットで小口販売しているところを探したところ、唯一「無線ショップ キューエスティー」というショップが引っかかりました。しかし、HPを開いたところ、地震によって店舗が被害を受け現在休業中とのお知らせ(悲)。地震の影響はこんなところにも!キューエスティーさん、一日も早い再開をお祈りしております。頑張ってくださいね。

 さて、新品ICが入手できないとなると、同型機のジャンクを入手してICを移植するしかありません。この日からまたICF-9740を探す日々が始まったのです。


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