本日の「電源入りました。」

 ジャンクオーディオを修理しては放置するという非生産的なことをやってます。最近飽きてきた・・・

Sonny Rollins @ 東京国際フォーラム

2010年10月08日 00時15分41秒 | ライブレビュー
 今日(昨日)はSonny Rollins(ts)の80歳記念コンサートに行ってきました。東京国際フォーラムホールAです。

 ロリンズを生で聴くのは今回で二回目。前回は2005年11月6日、今回と同じ会場でした。この時は「ソニー・ロリンズ ラストコンサート」と銘打って、大規模なツアーはこれで最後!という話でしたが、その後、前言撤回とばかりに、今回を含めて二度来日してます。

 今回の編成はQuintetでした。そのメンバーは

Sonny Rollins (ts)
Bob Cranshaw (eb)
Russell Malone (g)
Kobie Watkins (ds)
Sammy Figueroa (per)

 今回はロリンズの甥っ子Clifton Anderson(tb)は帯同していませんでした。個人的には、サミー・フィゲロアが参加していたことが嬉しいです。また、ロリンズバンドになくてはならぬBobおじさんも一緒だったので、長年のファンとしては嬉しい限りです。

 19時ちょっと過ぎに開演。ロリンズはお気に入りの赤いシャツを羽織って、上半身を左右に揺らしながら登場。その歩き方はやはり「お年寄り」です。ちょっと心配。

 演奏に入っても、パート交換ではフレーズがルーズに聞こえます。やっぱ、80歳のお年寄りに往年の演奏を期待するのは無理ですね・・・そのお姿を拝めただけでもヨシとしなければ・・・

 と思っていたのも束の間、ロリンズ御大、徐々に調子を上げてきます。曲のエンディングには循環奏法も披露したりして。ロリンズお得意の、アドリブに童謡を織り込んで見せたり・・・(今回は「おにーのパンツはいいパンツ」)。なかなか聴かせます(ってジャズジャイアントに失礼ですが)。

 バックの面々もいい感じ。Bobおじさんはソロは万人受けしないけどバッキングは非常にうまいです。同じくベテラン、フィゲロアもエキサイティングな叩きっぷり。マローンとワトキンスは今回初めて聴いたんだけど、マローンはソロ・バッキングともソツのない演奏。正統派。うまいです。ワトキンスは非常にリズムがデジタルな感じがしましたが、ロリンズがルーズなので相性はピッタリですね。この人のソロも聴きごたえありました。

 アンコールはみんな大好きSt.Thomas。観客はノリノリで手拍子。公演終了後はほとんどの人がSt.Thomasを口ずさみながら会場を後にしました。


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